「宗教も邪悪な人間の前には無力」波紋 ガゾーサさんの映画レビュー(感想・評価)
宗教も邪悪な人間の前には無力
2023年劇場鑑賞119本目。
ある日突然夫に失踪された主人公。夫が数年ぶりに戻ってくると妻は新興宗教にハマっていて・・・という話。この前に観た映画がなんの変化もないただただ退屈な映画だったのもあって多分5割増しで面白く感じた気もします。
この宗教、心の弱みにつけこんでお金を巻き上げるような悪徳宗教ではあるのですが、教えとしては穏やかに生きろと真っ当なことを言っています。しかしこの筒井真理子演じる主人公の生来の底意地の悪さが宗教の教えを上回ってしまっているのが面白かったですね。
ラストシーンの狂気っぷりもなかなか。ターで見たかったのこういうことなんだよなぁ。
(追記)思い返すとじわじわと面白さが蘇ってくるので満点に変えました。
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