「理解できるところと受入れられないところ」波紋 てつさんの映画レビュー(感想・評価)
理解できるところと受入れられないところ
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夫が実の親の介護その他から逃げ出した妻の恨みは理解できるし、気にかけてくれた職場の友人への好意、そして結末の踊りの潔さは良いけれど、息子の気持ちとともに、悪徳商法を伴う集団への依存の肯定的態度や、婚約者への態度はいただけない。山田洋次監督作品『息子』とは真反対の姿勢でもあった。初めは外国人かと思ったが、難聴当事者俳優を抜擢していたところは評価できる。夫の逃げ出しと力尽きるところでのホースでの水の流しっ放しが対照的であった。ムロツヨシ氏の出演場面も確認できた。
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