「波紋は色々なところにおこる」波紋 ニョロさんの映画レビュー(感想・評価)
波紋は色々なところにおこる
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平凡な主婦だった。震災で日常が崩れてしまった。
この出来事から、日常は崩れ始めた。
水道水が危ない、夫が自分と息子を捨てて出ていく。息子は遠くの大学に行ってしまう。
気がつくと、1人、宗教によっで心の平穏を保っていた。
そこに夫が癌になって戻ってきた。
波紋は広がる。
息子は軽い障害のある年上の女性を突然連れてきた。
全ての波紋が広がってどうなったかは映画では具体的には語られない。これはこの映画の特徴だった。
そして、全てはクライマックスにつながる。
彼女はこれからどう生きていくのか。最後に波紋の象徴のようだった枯山水を踏み荒らしながら踊る姿は力強さがあり、救われる気持ちだった。
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