「キーワードは「水」。」波紋 SAKURAIさんの映画レビュー(感想・評価)
キーワードは「水」。
旦那の修が突然失踪した後に新興宗教にハマリ、騙される妻、依子の話。
失踪したはずの旦那が十数年後にガンを患って戻ってくるが宗教ドハマリ中の依子、息子、息子の彼女を交えた家族のストーリー。
息子役に磯村勇斗君が出演してたのでとりあえず最優先で鑑賞。
依子からしたら十数年たって戻ってきた旦那が鬱陶しい!(笑)
依子には依子の生活がありルーティンが決まってる、ルーティン崩す、宗教から買った大量の「緑名水」を勝手に飲む、隠してある酒を見つけては旦那が飲むんだけど、何か事ある事に依子の顔が「オマエ勝手に飲みやがって」みたいな顔で睨みつけるんだけどこの顔、目が面白い!
あとガン治療に使用する点滴が1本150万するんだけど1滴1滴落ちる度、イヤミのように金額をカウントするんだけど笑えた!(笑)
パート先の仲間から旦那に復讐しちゃえの言葉で旦那が使用する歯ブラシを排水溝掃除に使用し、それを使って歯を磨く旦那の姿を見て笑みを浮かべるんだけど依子の顔がいいのよね!あと緑命会の集まりで必ず歌う宗教の歌が何曲かあるんだけど曲ごとに振りが違うんだけどその振り付けも笑える!
水を出しっぱで失踪するからで始まり、水出しっぱで倒れる旦那、宗教で売られる水を大量購入、最後は大雨に打たれてフラメンコの依子、水で始まり、水で終わる作品って個人的には思いました。
あと最後に私の住んでる所から車で5~10分位の場所がロケ地になってたから驚いた!(笑)
私、周りいた方からも笑いの声がでちゃうくらい笑える作品でした!面白かった!
監督さんの狙いとは違ったかもしれませんが、ホントに面白かったですね。平日のレイトショー・6人でしたが、回りに誰もいなくて、後半は声出して笑ってしまいました。最後の和装フラメンコは美しかったです。
今晩は。
岸田露伴はNHKのドラマを見ていなくても、脳内補完機能で行けると思います。但し、私は序盤は何が何だか分からずも、2時間の今作を突っ込み処満載ですが、面白く鑑賞しました。
その理由の一つとして安藤政信(ハッキリ言って演者としての魅力が今作では余りない・・、が好きなので)と圧倒的な木村佳乃さんの美しさにうっとりとしたからです。(我ながら、おバカ・・。)
只、機会があればNHKのドラマか原作漫画を読んでいれば良いのかな、とは思いました。但し、そちらに引っ張られる可能性はあるかと思いますが。では。