「「ない」ものを「ある」様に見せるものとは…」波紋 なごんさんの映画レビュー(感想・評価)
「ない」ものを「ある」様に見せるものとは…
試写会で鑑賞。
ドロドロの宗教もので破綻していく家族の物語…を想像していたら、ブラックユーモアな楽しい映画でした。
前半は主人公の台詞のないイライラが手に取るようにわかり(筒井さんの表情が最高)、後半からはユーモアを交えながら小さな反撃へ。客席で笑いが起きるシーンも複数あり。
これまでの荻上監督作品のような空気感や美味しそうな料理達はなく、ティーチインで「自分の良い人そうで料理好きそうなイメージを壊したかった。自分の嫌な部分を表現したら作りながら楽しかった」的なことを仰っていた。
モブキャラな豪華出演者は言わずもがな皆上手くて映画を盛り上げてくれていた。
序盤から効果的に使われていた「音」がラストにこう繋がるとは!
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