「予告編から受ける印象とだいぶ違う。 家族が連れてくるイライラや不協...」波紋 ゆきさんの映画レビュー(感想・評価)
予告編から受ける印象とだいぶ違う。 家族が連れてくるイライラや不協...
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予告編から受ける印象とだいぶ違う。
家族が連れてくるイライラや不協和音、思い通りにならない日常を、どう消化していくか。それを乗り切る手段として宗教が象徴的に描かれる。
主人公が何かドデカい仕返しをするわけではない。日常における些細なことや言動で、小さい小さい復讐を重ねていく様がおかしみを持って描かれる。
人は日々色んなものや社会、人に理不尽さを感じても、具体的にやり返すではなく、心の中で恨んだり、うまくいかないように願ったり、そういうところでの発散が限界なので、描写は結構リアルかもしれない。
3.11も絡んでくるが、いろんな要素盛り込んでいるので視点が散漫に感じる。
宗教と水の関わりを描いたのは他に吉田大八の「美しい星」、大森立嗣の「星の子」などがあるので、目新しさはない。
豪華俳優陣のカメオ出演。名優の贅沢すぎる無駄遣い。
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