最後まで行くのレビュー・感想・評価
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知らないで観られるあなた、実に羨ましいです
藤井道人監督、私としては19年の『デイアンドナイト』で認識しましたが、実際、同年公開の『新聞記者』でブレイクし、その後はすっかり「人気」の監督と言う印象です。その後、「網羅」とはいかないまでも彼の監督作品は初期の作品を除いてそこそこ観ておりますが、正直言えば個人的にあまり好みではありません。(と言うこともあり、前作『ヴィレッジ』は未見)ですが、今作は韓国映画の名作の一つといっても過言ではない『最後まで行く』のリメイクと言うことで、「好み」とはまた別の「実力」を拝見したく劇場で鑑賞です。
ちなみに、今回は評にあたりどうしても「オリジナルとの比較」となることから、内容面におけるネタバレは必至です。ご容赦ください。
さて、まずはいきなり全体を通しての感想ですが、意外なほど、と言うか、拍子抜けするほどオリジナルに忠実、、と言えば聞こえはいいですが、正直、もう少し「新しいアイディア」はないのかね?と思う内容です。だからこそ、アップデートとダウングレードを顕著に感じてしまい、ちょっとそれ自体が自分で雑音になってしまうくらい。なので、もしまだオリジナルも本作も観ていない方は是非「どちらか、一方だけを観る」のが一番のおススメかもしれません。なんなら、知らないで観られるあなた、実に羨ましいです。
と言うことで、内容について気になる点幾つかを、物語の展開に合わせて比較しながら論じていきます。
まずは「犬じゃない」件。私、結構これ気になりました。犬じゃない「それ」は、後半以降の「カギ」と言えますが、それにしても事故後の工藤(岡田准一)は全くそこに意識がありません。パトカーに意識を取られるのはわかりますが、むしろ、自分の仕出かしたことを「それ」が・・・と考えないのは不自然すぎます。なんなら、なかったような扱いで、後半に振り返っても「いやいや、その距離感なら」と無理を感じるのは私だけでしょうか?
そして、病院へ移動して「隠したソレを移動させる方法」。これはオリジナルで使う「(ソレを)運ぶには無理があるアレ」は現実的な方法に改変されています。ただ、無理があっても「アレ」はやっぱり面白いんですよね。しょうがないか、と思いつつももう少しアイディアが欲しかったことは否めません。ただ、全体的に見て、シリアスになる前のコメディ混じりなこの辺りのシーンこそ、岡田さんの巧さがあふれていて見どころ満載でもあります。
そこからの「アレを隠す所」について。日本人の私にはオリジナルを観ていて「そここそないでしょ」と思って観ていて、「ああなるほど」と思った部分が、邦画になると「いやいや、だからそこはないでしょ」と改めて。だって日本は基本「火葬」ですよ。証拠隠滅どころか、むしろ事件発覚で逃げ隠れ出来なくなるはずで、そこだけは選ばないはずなんですけどね、、ま、「そこに隠すから面白い」方をとって、結局は巧く(?)誤魔化しました。
と、このペースでやっていると終わらないので一気に終盤へ。
この作品のマクガフィンである「鍵」。オリジナルではエンディングを前に、あの「鍵」とは「アンバランスなほどの」中にあるお宝の対比に味わいがあるのですが、本作だと、立派な扉と中にあるお宝に比べていかにも脆弱と思わざるを得ない「ほどのアンバランスさ」で、いやいや、そのセキュリティは説得力無いわと感じざるを得ません。それだけのモノを置くところなら、もう少しお金かけましょうよ。ただ、「エンディング」という点に目を移せば本作の終わり方の「最後まで行く感」は悪くないですね。途中のあのギミックからの展開を生き延びる矢崎(綾野剛)ですから、まだまだ行きますよね。兎に角、綾野さんいい表情です。
とまぁ、長所もあれば短所もあるわけですが、せっかくの母国語でスムーズに観られると、さすがに役者の巧さが際立って解ります。主演・岡田さん、助演・綾野さんの素晴らしさは言うまでもなく、特に綾野さんは必ず賞レースに絡む演技だと思います。また、相変わらず山中さんや駿河さんが脇で良い仕事をして岡田さんをより惹き立てています。それはそれであっぱれ。で、作品としては「まぁまぁ」かな。偉そうにすみません。。
綾野剛、岡田准一最高の演技最後までいく 85点
予告からこれは面白いと思って期待を高く持って観たが期待以上に面白かったです!!
とにかく綾野剛の演技が凄い!執念というかしつこいというか、、とにかくやばいですアイツは。自分のモノになればなんでもするそんなキャラですね!
岡田さんは全くアクションしないです!するつもりで観るとガッカリするかもしれないです。
あと最後の終わり方は人によっては、なんだそれみたいになりますが、それ以上に演技が凄すぎてそんなことはどーでもよくなりますよ!
最後まで行きすぎやろ笑
最初の勢いからどんどん加速していってオチまで見れた。
やっぱ柄本明よな〜〜〜〜。だいすき。
1年不運なことが続いたひらパー兄さんが年明けと同時に綾野剛(不運の元凶?笑)を倒して、今年はいい年になる!と意気込んでいたのもつかの間、綾野剛(ゾンビ)が追いかけてくるのがおもろい笑
韓国の方を見てないのでなんとも言えんけど、
簡単に死んだり、全然死ななかったり。
コメディとしてみればおもろいか。
綾野剛のサイコパスさとひらパー兄さんの慌てる演技の対比が良きで結局ひらパー兄さんが勝ったかと思いきや、綾野剛(ゾンビ)がまだ来る。
コメディとしてみればおもろいか。
「最後まで行く」というタイトル。
映画を見ながらなんでこのタイトルか結構考えた。
結局わからん笑 けど、
最後まで誰が黒幕か分かんなかったり、
最後まで柄本明が仕組んでいたり、
最後まで戦ってたり、
最後まで頭が逝っちゃってたり。
確かに、最後まで行ってた。
加速したかと思ったらまだ加速する、そういう映画。
綺麗な映画ではないけどそれを凌駕するくらいぶっ飛んだ映画🎥
灼熱砂漠のトカゲたち、最後まで行け!
つくづく韓国って悪徳刑事しか居ないのかと思うくらい。
そんな悪徳刑事に降りかかる最低最悪、絶体絶命の危機の連続。
その様をハラハラドキドキのスリルとバイオレンス、何処かブラックな笑いも交えて。
さすがの面白さの韓国オリジナル。知る人ぞ知る2014年の作品。
面白さが受けて各国でリメイクされたらしいが、ここ日本でも。
韓国映画を日本でリメイク。日本映画を韓国でリメイク。
日本と韓国の“リメイク国交”はよくあるが、その出来映えはよりけり。
殊に本作のようなサスペンス/アクションに関してはお隣の国なのにレベル違いを度々見せつけられるが、今回のリメイク挑戦はなかなか気合い入った出来映えだったんじゃないかな。
まさにタイトル通り。最後までダレる事なく見れた。
映画って最初の掴みが大事。本作はそれが巧い。
とことんヤベー状況に追い込まれる主人公。
母親が危篤。妻から電話。
職場からも電話。署に監査が入る。ヤバい一件に絡んでいて、そのリークが…。
また妻から電話。母親が死亡。
また署から電話。早く来いと催促。
もうそれだけで平常ではいられない。比重的には仕事の方へ傾き…。
が、さらにヤバい別の方へ一気に傾く。
豪雨の夜。突然目の前に飛び出してきた若い女は避けれたものの、若い男の方は避け切れず、轢いてしまった…。
男は死亡。
チクショー!マジついてねー!
何なんだ、今日は! もう年末なのに! 最悪の年越しだ!
男は同情の余地ナシ。悪徳刑事の工藤。
汚職は疑いではなく事実で、その上人を轢き殺してしまい…。
挙句の果てに彼は死体をトランクに隠し、先を急ぐ。
検問に引っ掛かり、一悶着起こすも、思わぬ人物に助けられる。
監察官の矢崎。署へ向かう途中。
ここはこの監察官のお陰で乗り切ったが、監察官は署で待っているという。
一時の危機を逃れただけで、結局危機は回避していない。
とりあえず病院へ。妻には呆れられ、葬儀社の説明も上の空。
監査、トランクの中の死体…。どうする? どうする、俺~!?
のっけからノンストップ。韓国映画が基とは言え、邦画としては開幕からのハイテンション。
見る側はこのろくでなし刑事の行く末から目が離せなくなる。
いい解決策を思い付く。いや、実際はメッチャ悪い事なんだけど。
あの死体を母親の棺の中へ。一緒に焼いてしまえ。
韓国オリジナルの時もそうだけど、本当に罰当たり。
ひとまず死体は隠した。
お次は監査。が、意外にも監察官は見逃すという。その時何か意味深な事言ってたけど…。
仕事に戻る。あるチンピラを探す。
嗚呼、またしても神様の悪戯か、悪魔が俺を弄んでいるのか…?
そのチンピラは、俺が轢き殺したあの若い男。
現場には監視カメラ。不鮮明でよく分からないが、捜査が続けば俺に辿り着くかも…?
どうする? どうする、俺!?
そして、決定打とでも言うべきピンチ。
突然の電話。“お前が何をしたか知っている。人殺し”。
目撃者がいた。でもただの悪戯電話かもしれない。
挑発してみたら、その脅しは本物だった。
相手は、まさかの人物だった…。
ダーティーな役柄。哀愁と憔悴と狼狽に翻弄されまくり。
あたふたあたふたぶりが滑稽に笑えてもくる。
岡田准一の風貌から佇まいまで絶品。もうさすがだね。
ちと過剰な演技すらこのろくでなし刑事の愚行っぷりを説得力充分に魅せる。
ろくでなし刑事は彼一人じゃない。もう一人。
監察官の矢崎。
実は彼も悪徳。
中盤は彼の視点から語られる…。
矢崎もあのチンピラを追っていた。
チンピラを“飼い犬”として使っていたが、反抗され噛まれる事態に…。
ある場所に、大量の裏金。各界のお偉いさんや上司も絡んでいる。
その隠し場所は、チンピラの持ってるカードキーと指紋が無ければ入れない。
それをいい事にチンピラは裏切り…。
その裏金がバレたら…。上司から圧。
上司からは目をかけられ、その娘と式を挙げたばかり。
昇進は約束されていた筈なのに、“飼い犬”の裏切りで窮地。
このままでは上司共々奈落の底へ…。
絶対にチンピラを見つけ出さなければならない。
老やくざの人脈を使って、遂に見つけ出す。チンピラのアジトへ。
やっと運が向いてきた。後はこの裏切り者の飼い犬を口封じで殺すだけ。
こいつのせいで危うい立場に立たされた。死ね!
が、隙を突いてチンピラは逃走。夜の豪雨の中を。
矢崎は追い掛けながら発砲。
銃弾がチンピラの背中を捉えた。それが致命傷となり、ふらふらと車道へ。
そこを…。
これで合点がいった。
工藤の検問中、不自然に現れた矢崎。
“目撃者”で本当の“人殺し”だった矢崎は、チンピラの死体を何が何でも奪還する為、工藤を追っていたのだ。
巧みに所属署や工藤の名前を聞き出し、工藤を待ち構える。
が、こいつも俺に歯向かいやがって…。どいつもこいつも。
強行手段。母親の葬式に乗り込み、工藤をボコボコに。工藤の娘を人質に取る。
工藤はろくでなし刑事だが、矢崎も目的の為なら手段を厭わない非情野郎だった。
冷静沈着に見えて、本性を現したら豹変。
追い込まれた八方塞がりと異常さを表す目をピクッとさせる仕草。それすらもゾクッ…。
彼もまた憔悴と狼狽と絶体絶命。加えて、イカれている。
綾野剛のサイコっぷりが強烈。
性格も驚愕だが、その不死身さも。普通なら二回は死んでるよね…?
ゾンビ…? あ、そっか。彼は“亜人”でもあったね。
ろくでなし刑事vsサイコ監察官だけあって、両者の上司もクリーンな刑事ではない。
そんな中、駿河太郎演じる同僚刑事は唯一まとも。工藤と何かと対立するが、ある時全ての事情を打ち明け、力になってくれる。…あ、でもそれも汚職に関わるって事…? お陰で彼の身に危害が…。
本当に唯一まっさらなのは工藤の妻と娘。工藤の愚行のせいで危険が…。広末涼子と娘役だけが“掃き溜めに鶴”。
愚行や醜い争いを見続けられて…。でも一番の悪党は、最後に一番美味しい所だけを持っていったアノ人。圧巻の存在感は誰も敵いません!
話の展開はほぼ韓国オリジナルに忠実。
でも、新たな展開や要素も。
主人公と別居中の妻子との関係、チンピラややくざの絡み、矢崎の描写もより詳しく。
片や葬式、片や結婚式。その対比もユニーク。
年末設定。除夜の鐘が鳴る中、煩悩に満ちた二人が醜く争う。何とも痛烈な皮肉。
年内中に片を付け、来年こそはいい年を迎えられるか…?
老やくざの例え話も印象的。
灼熱砂漠に、トカゲ。ここから抜け出せばいいのに、足をひょこひょこさせながらこの場に留まる。
ここが己の居る場所、己の運命から逃れられないのを受け入れているかのように…。
今、灼熱砂漠にいる二人のトカゲは…?
岡田准一と綾野剛の熱演で魅せる男たちの行く末。
リメイク作品で初ジャンルに挑戦した藤井道人監督。インディーズでもメジャーでも、社会派でもラブストーリーでも本格サスペンス・アクションでも、手堅い手腕。
彼らの向かう先へ、こちらも最後まで行ってやるぜ!
最後の最後まで行く
ひき逃げをしてどうにかそれを隠そうと必死になってる、どうしょうもない刑事工藤の物語なのかと共にハラハラしたり、思わず笑ってしまいながら物語に入り込んでいたら、中盤前あたりに引かれた男性、尾田がカギとなっていて、監察課の矢崎は執拗に工藤に執着してくる理由が分かったときは「やばい、なに、これ、おもしろい」とここは予告にも描かれてなかったので、その展開に圧倒される自分がいた。
矢崎には矢崎で隠し通さなくては、やり遂げなくてはいけないことがあった。
結果的に工藤は知らず知らずのうちに巻き込まれていくんだが、その強欲さからより危ない方向に進んでいくのがスリリングで刺激的。
暴力的なシーンが苦手な私には毎度、度が過ぎてて嫌になるところもあるけど、そこを除けば大満足だった。
またラストシーンに関してはこのまま今までのことを反省し、真っ当に人生を歩んでいく展開にホッとしたのもつかの間、そうさせない、ほんと最後の最後まで行くんだなと。
エンディングで明かされる、踊らされていた2人を知るのは観客しかないのもエンターテインメントとして素晴らしかった。
本当の悪人は誰?得をするのは……?
いきなり窮地から始まる。おかげで目が離せない。
出てくる人、みんな事情あって黒幕抱えてて、
世界は案外にも狭くて皆、繋がっている。
汚い人間演じさせたら、岡田准一さんと綾野剛さん、柄本明さんはやっぱり役にハマると思う。
岡田准一さんの奥さん役の広末涼子さんは、観てる時は広末涼子の無駄遣い!って思いましたが
この世界では唯一の光を透明感ある彼女で表してるのかも。
除夜の鐘じゃなくて、除夜の金!とちょっと笑いました。
岡田准一さんは奥さんのところに帰れたのかなぁ……
最後とは
元の韓国映画は観てないですが、
予告で気になってました。
結果、観てよかった!おもしろかった〜!
めちゃくちゃ感情が顔に出るし基本パワープレイなんだけどそこそこ何とかなってる工藤
常に無表情で感情は表に出さないしすごい色々手を回して頭使ってるけどなーんか上手くいかない矢崎
そして全ての裏にいる仙葉さん…
工藤が獲っても矢崎が獲ってもすっきりしないな〜どう決着するのかな〜と思いながら観てました。なるほどな〜!笑
うまくいきすぎでは?と思うところも多少ありましたが、個人的には映画なので全然OKでした。
そして岡田准一さんはもちろんですが、綾野剛さんがまじやばかった。話が進むにつれて、無表情の内側に滲む感情がちょっとずつ見えてくる。
外の顔を完璧に使い分けてたはずが、ぜんぜん上手くいかなくてどんどん繕えなくなってきて
でもまだ年内、まだ大丈夫、まだ間に合う
その希望がなくなった瞬間に、切れてしまったんだな。
尾田に送ってた「まだ間に合う」は、そのシーンではまだ背景が分からないから矢崎に余裕があるように見えるけど、
実はこれから義父になる本部長からの圧や焦り、苛立ち、いろんなものを抱えてて必死に自分にも言い聞かせてたんだろうか。
そして義父に足ギリギリ踏まれてどちゃくそ追い詰められた直後、すんごい痛そうな顔してるのに、電話に出た瞬間の「はい。」はちゃんと矢崎さんだった。すごい。
「最後まで行く」タイトル回収、
爆弾のときも、寺のときも、工藤は矢崎が最後しんだかどうかちゃんと確認してないんだよなぁ。だから終わらない。
安置室で「しんだらそこまで」だと工藤自身が言ってたように、しんだら最後。ということは、しぬまで最後じゃない。最後まで行く。
課長、知らないとはいえ呑気な年越し。
個人的に久我山には生きててほしかったな〜。
韓国版と比べてみた
※内容のネタバレはありませんが、シーンのネタバレありますm(_ _)m
本作は2014年に日本で公開された韓国映画のリメイク版だそうです。
韓国版を観たことがなかったので、2日前にAmazonプライムで予習をしてから劇場に向かいました。
韓国映画は好きな方でして、今まで韓国映画を観てつまらないと思ったことはないんです。
もちろん本作も非常に面白く、ハラハラドキドキさせられ、あっという間の2時間でした。
韓国映画って、アメリカ映画と似たところがあって、こんな事あり得る?って演出を違和感なく楽しませてくれんですよね。
さて、日本版。
2日前に韓国版を観たばかりだし、予告ではほぼ同じ内容っぽかったから、飽きるかなと思いましたが、いやいやメチャクチャ面白い。
ストーリーが完全にわかっているのに何故かハラハラドキドキ。
また、韓国版では笑うシーンはなかったが、日本版では(ここ笑っていいの?ってところで)3回笑った。
まず岡田君の配役はハマりだなと思いながら韓国版を観てましたが、実際劇場で観た日本版は韓国版の主人公とは少々タイプが違いました。
これも、2日前に観たばかりなのに、飽きない理由のひとつ。
韓国版ではあり得ないようなスピード運転でお母さんのところに向かう主人公が、日本版では豪雨の中で携帯しながらの危険な運転。
日本ではありえないようなカーチェイスも、韓国版ではありましたが、日本版ではなし。
車を爆破させるシーンも、韓国版では「これ誰かに見られない?」って思う場所での爆破シーンが、日本版では絶対に誰も来ないよね、ってところで爆破。
しかも娘が人質になっているので益々ハラハラ。
韓国は土葬、日本は火葬。
あのシーンはどうやって日本版では演出するんだろと…
なるほど納得。
韓国版では何があったかを、死んだ奴の仲間から聞き出すだけだが、日本版では時間を巻き戻して実際に芝居してくれるから、これまた面白い。
若干のシチュエーションや登場人物が違うだけでストーリーはほぼ韓国版と思いきや、なんと最後の結末が全く違う。
アメリカ映画や韓国映画って、ああいうオチあるよねー。
うんうん、日本映画っぽいオチだわねー^_^
結末とラストシーンは日本版の方が好きで下。
綾野剛もサイコ過ぎて怖かったー。
岡田くんも、綾野剛も、広末涼子も、演技上手すぎ!
演出も脚本も凄すぎて!
韓国版に五つ星付けるなら、日本版は六つ星を付けたいです。
これから観られる方、、、
韓国版を予習してからの鑑賞をお勧めします!
あれだけしつこいと最後笑うしかないよね❗️
素行の悪い刑事工藤(岡田准一)が、飛び出してきた男(磯村勇斗)を車で轢いてしまうことから始まるコメディサスペンス。日本ではありえない展開がまさに韓国リメイク版。韓国映画っぽい匂いがぷんぷん。トランクの死体の携帯が鳴る。死体を葬儀所に運ぶのに通気口を通る。間抜けな警備員。トランクの中を見せろと言われて開けるとすでにない。ドライアイスを自ら変えるシーンなど韓国映画ぽい場面が盛りだくさんのコメディの前半から一転、後半はその死体がえらい代物だったことから一気に伏線回収とともに、ハードなサスペンスへと突き進んでいく。本部の監察官矢崎(綾野剛)がある理由でその死体を返せと執拗に追ってくるのである。これがもう狂気というよりほぼターミネーター。本部長の一人娘との政略結婚の立場を守るために手段を選ばない。最終的には本部長を殺し?全ての糸を引いていたヤクザの組長(柄本明)に全てを奪われたので、もう工藤を追う必要がないように思えるのだが、矢崎は工藤を追うのである。最後のカーチェイス。工藤が色々なことが一周回ったのかゲラゲラ笑うシーンが面白い。最終決着を見せずにモヤモヤ感を残す感じも韓国映画っぽい終わり方だなー。クスクスハラハラのあっという間の2時間の作品でした。あっこれ邦画でした😆
一番の被害者
この作品で一番の被害者を考えてみた
岡田准一、綾野剛、柄本明、広末涼子、杉本哲太………
岡田准一も綾野剛も、まあ被害者だけど最後は生きてる
柄本明が一番オイシイのを持ってく勝ち組
広末涼子と杉本哲太は巻き込まれ系の被害者
そんな中、一番の被害者は岡田准一の同僚で車ごと潰された人では?
という結論に達した
下手したらかなり長期間発見すらされないよね…
とまあ、そんなことを考えた面白いエンタメ映画
笑いとドキドキ感が満載
コメディタッチのシーンもあればドキドキ感もあり、色々楽しめる映画です。
韓国版をリメイクという事で、火葬の日本では無理のある設定になってたりしますが、ご愛嬌という事で!
尾田(磯村)が矢崎(綾野)の手形を結婚式場で採取したのち、指紋認証を自分の指紋に変えたと思うのですが、その時点でお金を運び出せた(出せばよかった)のではないでしょうか?まあ、あれだけあると全部を2人じゃ無理かもしれませんけど。
お前らはもう終わりだ
エンタメとしてはなかなか面白かった。
序盤、工藤の誤魔化し方に無理がありすぎるものの、コメディ色強めなので流せてしまう。
笑わせすぎず、サスペンスとのバランスが取れているのも見事でした。
しかし、緊迫感を煽るBGMや演出が安直だったのは残念。
終盤もちょっとやり過ぎかな。
金庫での四つん這いの乱戦でトカゲを想起させるのは上手いものの、長すぎる。
札束の保管方法も、明らかにアクションに活かすために設定されていて違和感が強い。
仙葉の「リークしたのは自分」以降の台詞も蛇足だと思うし、女もグルまでいくとリアリティがない。
(脅されてたならまだしも、何度死んでもおかしくないのに余裕の笑顔だし)
岡田くんも良かったけど、完全に綾野剛が喰ってたし、最終的にはやっぱり柄本明が持っていく。笑
劇中のパワーバランスとしてはあれで丁度よかったのかな。
もう少しスッキリ纏まっていたら快作足り得た。
エンドロールの曲は、作品との相性も含めて最高だったと思います。
一番かわいそうだったのは、事あるごとに「なんだその車」と言われるあの車。笑
岡田准一 綾野剛 柄本明
3人とも凄い!
予告を見ていると、話の骨格がもろわかり。でも、それでも最後まで魅せる。最後から二番目のシーンの綾野剛の顔が凄かった。
ラストもよかったし、おもしろかった!(最後の場面だけは不要)
娘は普通トラウマになると思うのだが・・・
ドリフのコント感が笑えた
車のナンバーが見える見えない、棺から着信音鳴る、棺がやけに重いとか、笑いそうになりました。
岡田さん演じる工藤の感情に入り込み、あ、あ、やばいセーフみたいなドリフみたいなハラハラ感が面白かったです。綾野剛の最後の顔はもはやイケメンでもなく、冷徹でもない、笑える顔になっててよかったです。
疾走感が凄い
初見の感想は
道路の向こうから綾野剛と岡田准一演じた刑事たちが
血みどろで銃をドカドカ打ち合いながら全速力で駆け抜けた感じ
それを「あれ?何だったんだ?」と思うエキストラなイメージ
緊張感もあるけど疾走感ありすぎで笑ってくる
もちろん面白いです
韓国作品も並行して鑑賞
香港のインファナル・アフェアみたいなシーンがあって
劇場で(驚いて)席から飛び上がってしまった
*日本版リメイクは日付を戻した所はすごく良いと思いました
*1つ思うのは柄本さんみたいな役者、日本には1人しかしかいないのかな?
もちろん役にあうのですが、使われすぎなきがします
後日修正予定?です
岡田准一&綾野剛
二人が今までのシュッとした役柄では無く、ドロドロのボロボロの役でイメージが違いました。岡田准一さんが格闘技の動きを封印したやられ方、綾野剛さんが無敵の恐怖の敵役、どちらも良かったです。
ゾンビのような二人
年末の夜、刑事の工藤は酒を飲んでいたが、母危篤の連絡を受け病院へ向かうため雨の中で車を飛ばしていた。しかし、妻からの電話で母の最期に間に合わなかった事を知ったその時、車の前に急にひとりの男が現れ、その男をはねてしまった。工藤は男の遺体を車のトランクに入れ、その場を立ち去った。そして、男の遺体を母の棺桶に入れ、母とともに斎場で焼こうとした。しかし、その時、携帯に、人を殺したのを知っている、というメッセージが入った。送信者は県警本部の監察官・矢崎で、矢崎はある理由からその男の死体を必要としていた。そのため工藤は矢崎から追われる身になってしまった。なぜ死体が必要なのか、という話。
主人公の工藤役の岡田准一と矢崎役の綾野剛が迫力あった。黒幕の柄本明も相変わらずの妖怪ぶりを発揮し、面白かった。
矢崎はやたらと発泡していたが、周りに気付かれるだろ、とツッコミを入れたくなった。
それと、あんなに殴り合っても、車が爆発して川に沈んでも、ゾンビのように蘇る工藤と矢崎に笑ってしまった。
(^^)面白かった、テンポが良すぎ!
テンポがサクサクで脚本もしっかりしているので目が離せなかったです。手に汗握りました。面白かった!綾野剛がほぼターミネーターのように岡田准一を追い詰めていくのは見ものです。そしてあのブサイク顔で、、、、。2匹の砂漠のトカゲの話はわかりやすかったですね。恐らくこの2匹のトカゲは砂漠を出れないのだろうなぁとラストシーンで思いました。
しかし、映画のようにやらかしてしまう状況ってすごくよくわかります。あれよあれよと悪い方向に行ってしまうヤツ。わかるなぁ、あれ。ADHD気質の私としては痛いほどわかります。
タイトル通り行きつくとこまで。
面白かった。
韓国映画のリメイクらしく、激しい感情のぶつかり合い。そこまでやるか、と思う殴りっぷり。
アクションが売りの岡田君が、ちょっと情けないやられまくりの役。そしてその様子がまた、クスッと笑えるのだ。
追い詰める方の綾野剛がすごかった。エリート監察官として登場し、段々と本性を現して狂気の世界に入っていく。
最後に追いかけてきた時のあの顔は見ものだった。
韓国版も見てみようと思った。
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