「「犯罪とは人の努力の裏側」」ミステリと言う勿れ sironabeさんの映画レビュー(感想・評価)
「犯罪とは人の努力の裏側」
広島にやってきた久能整は、女子高生の狩集汐路に遺産相続のなぞ解きに協力してほしい、と依頼される。狩集家当主の遺言で、汐路ら孫の4人がそれぞれの蔵にまつわる謎を解かねばならない。ただ狩集家の相続では、死者が出るいわくがあった。
原作もドラマも見ていません。なので最初と最後に登場する人物について、何も知りませんでした。が、それでも十分楽しめました。序盤はまるで「犬神家の一族」調。このままいくとつまらない、と思いましたが、単なるフリでした。中盤以降の真相への展開が、見ごたえありました。最近の邦画では、あまり感じなかった面白さ。整のしゃべる内容が、うーん確かに、と思う雑談もいい。印象に残ったのは「犯罪とは人の努力の裏側」。「アスファルト・ジャングル」という映画の中のセリフだそうです。
酷暑の整君も見てみたい。
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