「アメリカでは人は弱くて....それが当たり前。でも日本は...」ミステリと言う勿れ くりさんの映画レビュー(感想・評価)
アメリカでは人は弱くて....それが当たり前。でも日本は...
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マンガ、ドラマは未読で
好きな俳優さんが沢山でていたのと、
レビューが高いので鑑賞。
これは...
極上..
ストーリー、演技、カメラワーク
音楽。
どれもレベルが高くて
スクリーンに引き込まれました。
なになに、面白い。
そして、
整くんの台詞がよくて
あぁ
いいこと言うなと。
割と言葉に
女子目線が刺さるなと
思ってたら、
原作が女性作家なんですね。
本質をついた説明と
目に浮かぶ比喩が
琴線にふれる人が多いんでは
ないでしょうか。
子供のまだ修復できる時期の心を
時間の非可逆性を含めて
「セメント」
と表現していたのは、秀逸で
驚きました。
大人になったら固まって直せない..
整が汐路にカウンセリングを
勧めた言葉にも
納得してしまいました。
「 アメリカでは
人は弱くて壊れやすくて
病むことも倒れることもある。
それが当たり前だと。
だから修復する。治そうと思う。
それができると信じている。
ひるがえって
日本では
弱さを認めない。
弱い人は負けで壊れないのが正しい。
壊れたら退場で悩むことすら
恥ずかしい。」
整が話す言葉に
瑞々しいセンスがあって
惹かれました。
全体のストーリーも
民俗学っぽいテイストで
好みでした。
極めつけが
King Gnuの発声で
エンドロールを
味わえたのが💮
なにか、
好きな人(恋人や友人)と
好きな旨いもの食べた後で
好きなバーで酔った気分。
泣いて感動とかでは
ないけれど
いいココロ持ちなんですね。
おすすめ。
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