劇場公開日 2023年9月15日

ミステリと言う勿れのレビュー・感想・評価

全571件中、1~20件目を表示

4.0原作もTVシリーズも未見でも楽しめた

2023年11月30日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

原作を読んでおらず、テレビシリーズも観ていなかった状態で鑑賞したのだけど、とても面白かった。主人公のキャラクターが何といっても魅力だった。見た目にもインパクトがあるが、やや潔癖症で人間不信ぽいのかなと思ったら、そういうわけではなく、どんどん鋭い観察眼を発揮したかと思えば、人生の深い教訓みたいなことも言ってくれる。人間不信どころかかなりのお人よしで、結構正義感に溢れてるっぽい。更に、割と強い信念を持っていそうで頑固そうな部分がある。菅田将暉は上手いなあと改めて思った。
物語も魅力的で、ドロドロした昭和感の残るミステリを堪能した。中盤に出てくる舞台劇の朗読劇には、心の芯に迫る恐怖があった。表面的なおどかしの恐怖じゃないというか、内側から嫌なものが迫ってくるような。
広島がロケ地であるのが効いている。広島の市内は絵になる場所がたくさんあって良いなと思った。あの屋敷も良かったし、実写化ならではの魅力的な見せ方ができていたんじゃないだろうか。後から原作も読んでみたのだけど、実際の広島でロケしたのはかなり効果を上げているなと思った。

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杉本穂高

5.0事件の解決だけが目標ではなく、シリアスの中にユーモアも多い、ありそうで無かった新感覚ミステリー映画。

2023年9月20日
PCから投稿

本作の面白さは、主人公の「久能整」(くのう・ととのう)という風変わりな大学生の存在が、かなり大きな役割を担っています。
感情をあまり表に出さずに、マイペースな会話で的確に「本質」に辿り着くのですが、いわゆる「論理的な思考」の最高峰レベルなのです。
そのため、事件に遭遇すると、かなり精度の良い結論を導き出すことができます。
ただ、主人公は事件だけに関心を持つわけでもなく、あらゆる情報にアンテナを張っていて、何気ない会話を聞き、引っかかれば、その場で持論を展開していきます。
これが事件とは関係がない場合も散見されるのが独特で、本作では「登場人物らが抱える状況」に対するアドバイスもすることで「登場人物の問題」を解きほぐすのも面白さになっています。
その結果、会話で「事件の謎」にとどまらず「登場人物の問題」をも解決に導いていくのが新感覚ミステリーという所以です。
加えて、ミステリー作品は論理を駆使するのでシリアスなシーンで構成される場合が多くなりますが、本作では主人公のマイペースな言動によって自然と笑いを誘うシーンも多く、これも魅力の1つ。
これらの要素を映画の尺の中でこなすには膨大な量の会話をしなければならなくなりますが、主演の菅田将暉が、話すスピードや「間」も絶妙にこなし、文字通り菅田将暉の当たり役となっています。
今回の遺産相続事件における内容の入り組み具合は1本の映画に相応しく、連ドラの内容を全く知らなくても十分に理解できるようになっています。
その一方で連ドラのファンであれば、最初と最後のシーンに反応できたりと、上手い作りになっていて、まだまだ「久能整」の物語は続きそうです。

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細野真宏

5.0独特な空気を纏う繊細青年「整くん」が映画で帰ってきた!

2023年9月19日
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鑑賞方法:試写会

天然パーマでおしゃべりな大学生・久能整(菅田将暉)は広島を訪れていた。突然、ある女子高生に「バイトしない?」と話しかけられ、本人の意思が固まらないうちに遺産相続の問題に巻き込まれていく。
この遺産相続には隠された真実と、一族の闇と秘密があり、久能整の探究心と、とことん考え抜く性格が高じて、どんどん「謎」が解けていく。
しゃべるスピード(速い)も長さも心地いいのは、事件解決の糸を手繰り寄せるだけでなく「人の心を読み解く」といった別の視点を常に持ち続けているからだろう。
連ドラの際の第1話で 「真実はひとつではない。真実は人の数だけある、ひとつなのは事件だけ」という言葉が、単純に物事を提示するのではなく、キチンと現実と向かい合うこの作品の立ち位置を示している。
これは、今回の事件にもぴったりな視点だ。
さらに、整くんはマイルールが多いため、いじられキャラになってしまうのか、断っても断れきれずに巻き込まれていくという不思議な力があり、友達がいないはずの彼には色々な人が寄ってくる点も面白い。
本作は、連ドラを見ていない人にも楽しめるように作られているので、是非とも劇場版も見て心を潤してほしい。エンドロールが流れても物語は続くので座席を立たないようにしましょう。

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山田晶子

3.0パワーストーンのくだり

2025年12月1日
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鑑賞方法:VOD

まぁ映画というより2時間ドラマですよね。
ほどよく予定調和を避けながら、それでいてカドもなくすっきり収めた感じ。
安定の出来ではあるんだろうけど、
レビューに演者とキャラのことしか出てこないっていうのでお察しというか。

あのパワーストーンのくだりは無駄に長かったと思うんだけど、どうなんだろう。

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mar

4.0癒されるミステリー

2025年11月30日
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鑑賞方法:VOD

知的

癒される

カワイイ

タイトルにもある通り、本作の本質はミステリーではないのだろう。主人公、久能整のキャラクターや口からでる言霊はいろんな人の心を癒す。

本作、ドラマ時に風呂光(伊藤沙莉)というキャラが追加され、警察署の3人がシリーズを通して久能と絡む構成になっているのだが、今回映画化された原作部分は警察署との絡みがまったくないし場所的に新規の絡みも作りにくい。

ということで、スタッフロールの後に無理やり警察署のシーンを足している。最初蛇足じゃねーかと構えたけど、3人が出てくると安心するというか実家のような心地になる。

ああ、本作の実写化における改変は成功してるんだなと実感した瞬間でした。

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佐ぶ

5.0素晴らしきミステリー

2025年11月28日
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鑑賞方法:DVD/BD

今年のベスト10に入る素晴らしいミステリー快作。伏線回収の面白さ、横溝ばりのおどろおどろしさは、快感の出来映え。シリーズが続くことを願います。

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DnaH

4.0終わったと思ったら始まった

2025年11月24日
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鑑賞方法:VOD

ドラマは見ていませんでした。ストーリーが二部作の展開で楽しめました。大体最初にキャストを見てこの人が本人だと思って見ていましたが見事に外れました。一つ一つのセリフに共感できることがありました。理屈ぽいところも言い回しが良かったです。気持ち悪かったり、必要以上に驚かされたりすることもないのでビビリの私でも深夜一人でも楽しめました。

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ワン

3.0「女」へんに「子」と書いて「好き」という漢字を考えたのも、ただのロリコン男だと思うの僕だけ?

2025年11月21日
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鑑賞方法:VOD

推理ものだからこんなもんかなぁ…
当たりもないし、ハズレもない。特別面白いわけではないけど、特別面白くないわけでもない。

久能の言ってることに
「たしかに!」の共感が多すぎて、感心。

たしかに男目線の言葉って多々あると思う。

久能の正論にぐうの音も出ない。

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サモハン金棒

3.0怖くない

2025年11月15日
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鑑賞方法:VOD

楽しい

グロい映像はなく気軽に楽しめました。
最後は親の愛にほっこりさせられた。

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しおん

4.0干しブドウになります

2025年11月6日
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鑑賞方法:VOD

知的

ドキドキ

ドラマ観てなくて、今回初めて観たのですが、大変面白かったです。

菅田将暉演じる主人公の整くんがとてもいいキャラクターで真面目に動いているのもコメディー要素があって笑える部分がありました。

ストーリーとしてはキチンとしたミステリーになっていて所々カンのいい人なら先が読めると思います。

要所要所のセリフにも深い言葉がありますので、それも良かったです。

機会があればドラマの方も観てみようと思います。

ネタバレ追伸、ラストシーンより
「これ、お父様から…」
「…これは…?」
「干しブドウになります」

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あの巨匠!安岡 遊次郎

3.0都合いいなぁ

2025年11月6日
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sunaf

3.0ありがちな

2025年11月6日
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鑑賞方法:VOD

財産争いと村社会。既視感あるような、、、八つ墓村っぽかったのかなあ。途中から、なんとなく犯人がわかってしまった。ぽやっと鑑賞するには良いです。

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ミカ

3.0全員が怪しく見える

2025年11月5日
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鑑賞方法:VOD

知的

斬新

癒される

ドラマ、原作共に未鑑賞
ミステリーのような謎解きのようなストーリー
ドラマも機会があったら全話チェックしたい

絶対怪しいと思われた狩集家末裔の面々が良識ある人々という構成がとても良かった

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よう

5.0子供は忘れない

2025年11月5日
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だから大事に大切に育てなきゃ
って思いました
ドラマは観てませんでしたがAmazon primeで見れて良かったです^_^
次作に期待です!

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マスキ

3.5君は天パなのか?

2025年11月5日
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鑑賞方法:VOD

ドキドキ

 TVシリーズは2度観してしまうほど楽しめました。中でも最初のエピソードにおける遠藤憲一の演技がむちゃくちゃ良くて彼の皺の数まで数えてしまいました・・・ぉぃ。また我路のエピソード(特にバスジャック)もいいし、彼が第二の主役なんだと思えてしまう。原作ファンからは菅田将暉は似合わないとの意見も多かったようだけど、個人的にはここまでキャラ変することができる菅田将暉がすごいとしか言い様がない。

 そんなTVシリーズ大好き男の感想ですが、とにかく屋敷が広すぎ!ネットで調べてみると岡山県の旧野﨑家住宅らしいのですが、ちょっと訪れてみたくなるほどの広大さ。ドラマ版「犬神家の一族」でも撮影されたとか・・・。映画館で観ていたら、こっそり聖地巡礼してたかもしれない俺がいる。

 鬼が登場するとかジャパニーズファンタジーのような雰囲気と、横溝正史作品の世界観を醸し出したところは面白いけど、TVドラマファンとしては我路くんや風呂光(伊藤沙莉)、池本(尾上松也)の出番が少ないのが残念だった。もしかして原菜乃華を売り出すための映画なのか?とも感じた。そして、天パとストレートヘアや弁護士、税理士とか、ちょっと筋が読めてしまったのも残念だったかな。

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kossy

3.5静かな言葉が、心をほどきます

2025年11月4日
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鑑賞方法:VOD

癒される

『ミステリと言う勿れ』は、事件の謎よりも“人の心の奥”を描いた優しい会話劇でした。
主人公・久能整の話す一言一言が、観ている自分に語りかけてくるようで、まるで心の中を静かに整理してくれるカウンセリングのような感覚になります。

菅田将暉さんの演技は本当に見事で、声のトーンや間の取り方、ちょっとした表情の変化に整という人物の誠実さが滲んでいました。
広島の風景も美しく、静かな港町の空気が整の“内なる孤独”と重なって映ります。
原菜乃華さん演じる汐路の物語はとても切なく、整が彼女にかけた言葉がいまも心に残っています。

全体としてテンポはゆったりしていますが、その分だけ言葉の重みが際立ち、最後にはじんわりと温かい余韻が残ります。
「人はなぜわかり合えないのか」「なぜ傷つけ合うのか」——そんな問いを、穏やかに見つめ直させてくれる映画です。
派手さはなくても、静かに心に届く力を持った作品でした。

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藤宮・アーク・紗希

4.5満足

2025年11月4日
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鑑賞方法:VOD

PrimeVideoで配信されてたので観てみました。
原作既読です。

ドラマから引き続き、良くない方の意味で有名になった相沢友子さんが脚本を担当。
ドラマ版は原作にない恋愛要素をちょこちょこ入れるのでモヤモヤしてしまいましたが、映画では風呂光さんの出番がほぼないからか違和感なく観れました。

この作品キャストが隅々まで豪華でビックリした。
よくありがちな"キャストで犯人が読めてしまう"ってことになりづらく、ちゃんとみんなが怪しいのも良かったです。
この力の入れようなので続編ありそうですが、作って欲しいような作って欲しくないような…。

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あか

1.5映画を作る能力のないサラリーマンたちが何のリスクも背負わず、なあなあに映画制作ごっこをしてるだけ

2025年11月3日
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鑑賞方法:VOD

これだけ良い俳優を集めて、これだけ酷い結果になっているのは、シンプルに監督の演出力が皆無だからだろう。2時間超えながら、これほど見どころがない映画も珍しい。

脚本も酷い。説明セリフのオンパレード。映画とテレビドラマが別のメディアだということがまったく分かっていない。

酷いものを長々と見せられたあげくに、松嶋菜々子のストーンの説明シーン。本当に心底呆れかえった。あのシーンが必要だと脚本に書き、撮影し、カットしなかったことに背筋が寒くなる。

とにかく邦画のダメなとこの寄せ集め。映画を作る能力のないサラリーマンたちが何のリスクも背負わず、なあなあに映画制作ごっこをしてるだけ。最底辺のとても残念な作品。

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エリセ

4.0ドラマも好きだったので見たかった一作。 今時ありえない話。そうか、...

2025年11月3日
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鑑賞方法:VOD

ドラマも好きだったので見たかった一作。
今時ありえない話。そうか、これは横溝正史だ。整は金田一なんだ。もしかして原作漫画のモチーフも横溝正史作品なのか。今更知りました(笑)
原菜乃華ちゃんが可愛い。最近はすごい活躍ですね。
犯人はなんとなくわかるが、やっぱりこの事件、昭和初期くらいでないと…
整のキャラ的魅力が大きいと思います。
伊藤沙莉がいないのが残念と思ったらエンディングで発見、エンディング後が待ち遠しくなりました(笑)
そろそろ新作が欲しいですね。

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はむひろみ

3.5ノスタルジー

2025年11月3日
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鑑賞方法:VOD

原作やドラマも見ていたので、最後まで楽しく見れた。
脇を固めるメンバーが豪華で、違和感感じる事なく世界観に浸れた。
全体的にノスタルジックな雰囲気で、一昔前の映画(八墓村ほど古くない、トリックくらい)を見ているような感覚になった。

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楓
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