劇場公開日 2023年9月15日

ミステリと言う勿れのレビュー・感想・評価

全528件中、1~20件目を表示

4.0原作もTVシリーズも未見でも楽しめた

2023年11月30日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

原作を読んでおらず、テレビシリーズも観ていなかった状態で鑑賞したのだけど、とても面白かった。主人公のキャラクターが何といっても魅力だった。見た目にもインパクトがあるが、やや潔癖症で人間不信ぽいのかなと思ったら、そういうわけではなく、どんどん鋭い観察眼を発揮したかと思えば、人生の深い教訓みたいなことも言ってくれる。人間不信どころかかなりのお人よしで、結構正義感に溢れてるっぽい。更に、割と強い信念を持っていそうで頑固そうな部分がある。菅田将暉は上手いなあと改めて思った。
物語も魅力的で、ドロドロした昭和感の残るミステリを堪能した。中盤に出てくる舞台劇の朗読劇には、心の芯に迫る恐怖があった。表面的なおどかしの恐怖じゃないというか、内側から嫌なものが迫ってくるような。
広島がロケ地であるのが効いている。広島の市内は絵になる場所がたくさんあって良いなと思った。あの屋敷も良かったし、実写化ならではの魅力的な見せ方ができていたんじゃないだろうか。後から原作も読んでみたのだけど、実際の広島でロケしたのはかなり効果を上げているなと思った。

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杉本穂高

5.0事件の解決だけが目標ではなく、シリアスの中にユーモアも多い、ありそうで無かった新感覚ミステリー映画。

2023年9月20日
PCから投稿

本作の面白さは、主人公の「久能整」(くのう・ととのう)という風変わりな大学生の存在が、かなり大きな役割を担っています。
感情をあまり表に出さずに、マイペースな会話で的確に「本質」に辿り着くのですが、いわゆる「論理的な思考」の最高峰レベルなのです。
そのため、事件に遭遇すると、かなり精度の良い結論を導き出すことができます。
ただ、主人公は事件だけに関心を持つわけでもなく、あらゆる情報にアンテナを張っていて、何気ない会話を聞き、引っかかれば、その場で持論を展開していきます。
これが事件とは関係がない場合も散見されるのが独特で、本作では「登場人物らが抱える状況」に対するアドバイスもすることで「登場人物の問題」を解きほぐすのも面白さになっています。
その結果、会話で「事件の謎」にとどまらず「登場人物の問題」をも解決に導いていくのが新感覚ミステリーという所以です。
加えて、ミステリー作品は論理を駆使するのでシリアスなシーンで構成される場合が多くなりますが、本作では主人公のマイペースな言動によって自然と笑いを誘うシーンも多く、これも魅力の1つ。
これらの要素を映画の尺の中でこなすには膨大な量の会話をしなければならなくなりますが、主演の菅田将暉が、話すスピードや「間」も絶妙にこなし、文字通り菅田将暉の当たり役となっています。
今回の遺産相続事件における内容の入り組み具合は1本の映画に相応しく、連ドラの内容を全く知らなくても十分に理解できるようになっています。
その一方で連ドラのファンであれば、最初と最後のシーンに反応できたりと、上手い作りになっていて、まだまだ「久能整」の物語は続きそうです。

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細野真宏

5.0独特な空気を纏う繊細青年「整くん」が映画で帰ってきた!

2023年9月19日
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鑑賞方法:試写会

天然パーマでおしゃべりな大学生・久能整(菅田将暉)は広島を訪れていた。突然、ある女子高生に「バイトしない?」と話しかけられ、本人の意思が固まらないうちに遺産相続の問題に巻き込まれていく。
この遺産相続には隠された真実と、一族の闇と秘密があり、久能整の探究心と、とことん考え抜く性格が高じて、どんどん「謎」が解けていく。
しゃべるスピード(速い)も長さも心地いいのは、事件解決の糸を手繰り寄せるだけでなく「人の心を読み解く」といった別の視点を常に持ち続けているからだろう。
連ドラの際の第1話で 「真実はひとつではない。真実は人の数だけある、ひとつなのは事件だけ」という言葉が、単純に物事を提示するのではなく、キチンと現実と向かい合うこの作品の立ち位置を示している。
これは、今回の事件にもぴったりな視点だ。
さらに、整くんはマイルールが多いため、いじられキャラになってしまうのか、断っても断れきれずに巻き込まれていくという不思議な力があり、友達がいないはずの彼には色々な人が寄ってくる点も面白い。
本作は、連ドラを見ていない人にも楽しめるように作られているので、是非とも劇場版も見て心を潤してほしい。エンドロールが流れても物語は続くので座席を立たないようにしましょう。

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山田晶子

3.565点

2025年1月14日
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鑑賞方法:VOD

楽しい

映画評価:65点

《原作の広島編とドラマ版は視聴済みです》

この作品の魅力は、
ミステリーパートだけではなく、
それ以外のパートにもちりばめられています。

今回で言えば、
『女の幸せ』について
整くん(主人公)が語っているシーンがありますが、

毎度ハッとさせられるし、
整くんらしさを醸し出すのに
素晴らしい演出だなと感心します。

ミステリーパートは元々知っていた事もあり、
新しい驚きはなかったですけど、
原作(漫画版)より解りやすかったと思います。

原作でも最序盤のシナリオなので、
ドラマ版見ていなくても
全然問題なく見れますし

無知な方こそ、
オススメですので見てみて下さい!

【2025.1.13観賞】

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まぁと@名作探検家

1.5タイトルなし(ネタバレ)

2025年1月13日
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こな

4.0これでいいのだ

2025年1月13日
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鑑賞方法:TV地上波

やはり、漫画の実写でしたか~
単純な面白さがあっていいんじゃないと思った。
我路のことがまったく意味不明だったので調べざるを得なかった。
つまりこの作品は、我路が妹の死の真相を探るところから派生しているようだ。
この際妹の友人だった汐路が我路と知り合うことで、冒頭のシーンに繋がり、かつ久能に繋がったことが理解できた。
最後の警察署のシーンがこの物語の奥行きを演出している。
さて、
久能くん本人も言っていたが、まったく犬神家の一族。
金田一同様、身なりやこだわりが強く、特質したキャラを作っている。
そして犬神家同様に複雑な人間関係が明らかになって行く。
相続法やDNAなど、現実的にはあり得ない設定だが、内容が詰まっていて面白かった。
しかし、
警察には言えないし相談できないことというのが重要な点で、まずはそこに接地しているのは正解だった。
当主幸長の遺言と、絶対服従できない弁護士と税理士一族の関係も面白かった。
先祖が何者だったのかというのは、今の当人たちには関係ないように思うが、それでは済まされないという心情設定も見事だった。
この無視できないことと、表沙汰にしては困るという勢力も面白い。
当主幸長がそれを受け継いだ時、彼は死ぬまで悩んだ末にそれを息子たちに託したことになるが、そこだけが卑怯だと思った部分。
本気で反省と贖罪と今後の繁栄を望むなら、別の方法があったはずだが、そうしてしまうと物語にならなくなる。
でもこれを指摘するのはご法度
この作品はこれでいいのでしょう。

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R41

3.5惹き込まれる

2025年1月11日
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鑑賞方法:TV地上波

怖い

難しい

遺産相続に纏わるお話。
何重にも秘密が重なってて面白いけど、それでも
ちょっと先が読めてしまった。

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とたすけ

4.0再視聴

2025年1月11日
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鑑賞方法:VOD
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サニーインティライミ

4.5彼の話にドップリ浸かってみませんか?

2025年1月6日
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鑑賞方法:映画館、TV地上波

楽しい

知的

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ratien

4.0続編は ないかも

2025年1月5日
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鑑賞方法:TV地上波

知的

原作を読んでいます
ドラマも観てました
その延長線上の映画でした

お話も上手くできていて
もう一度 漫画も読んでみようかな

原菜乃華ちゃんカワイイ

続編がありそうな
ドラマとの流れもありましたが、
菅田将暉くんが整くんを演じるには限界を感じました(菅田将暉くんは好きですが…)

ところどころドラマと同じく(漫画同様)
心に響きました

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きなこ

3.0整勲を

2025年1月5日
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観る作品。
原作既読。そこまで好きなエピソードで無かった事もあり、テレビか配信で観られるのを待ってました。
原作にかなり忠実です。
映像によってわかりやすくなっています。

現代のミステリ作品としてはどうなのでしょうか。
漫画ではそこまで気にならなかったのですが。

尺的に最初から映画用の事件だったのですかね、

整君が大学生の設定なので続編作るなら早く作って欲しいな。原作はまだまだ続く。

まずはドラマを観てください。ドラマ好きな方なら映画もお勧め。

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かーな

4.5菅田将暉さんの真骨頂!!!

2025年1月5日
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鑑賞方法:TV地上波

楽しい

興奮

知的

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コータロー

4.5久能整のいつもの名推理。流石です。相手役の原菜乃華さんも名演技でし...

2025年1月5日
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鑑賞方法:TV地上波

興奮

知的

久能整のいつもの名推理。流石です。相手役の原菜乃華さんも名演技でした。満足感高い作品でした。

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旅人ヒデちゃん

3.0現代に持ってくるには無理あり

2025年1月5日
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鑑賞方法:TV地上波

単純

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koko

3.0ちょこちょこ走るノイズ

2025年1月5日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波

寝られる

出来はともかくとして、シンプルに「好きじゃない」と感じる作品。

主人公の「常々疑問におもっているのですが…」はいつもピントがズレた話になることばかりなのに、このエピソードではそれが特にヒドイ。
一般論に対して例外を取り出してそれを一般化するという論理的な思考ができない話ばかりだし、注意のつもりで変な例え話を始めるせいでその真意が対象に伝わらないなど、主人公の能力に疑問が湧く。
ついでに不必要な登場人物多すぎない?
まぁそれは原作からなので映画のせいじゃないのだけど。

映画での問題点は、まぁまぁ筋の通った展開にミステリーとしての出来は悪くはないものの、常にどこか緊張感に欠けてること。
基本的に演出が拙く、制作側の都合であって物語のためのものではないと感じるとこも多い。
ココ一番で流れる感動のBGM「カメレオン」は個人的には不安定な不協和音に聞こえる部分もあり、あまり好きではないのだけど、作中での使われ方が雑過ぎてかわいそうに感じるほど。
どう考えてもそれぞれのプレゼントを受け取るシーンで流すべきなのに、主人公のゴミのような感想を聞くシーンで流すのは正気を疑うレベルで意味が分からなかった。

特筆すべきは松嶋菜々子の包み込むような存在感と品。
エンディングをまとめるにふさわしい演技が非常に良かった。

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昭和ヒヨコッコ砲

3.5相変わらずの整節。

2025年1月5日
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鑑賞方法:TV地上波

核心をつく、思わず確かに。と唸ってしまう整くんの屁理屈。健在です。まだまだ続きそうですね。

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いつこ

3.5この掟?伝統?リスクありすぎ😄

2025年1月5日
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鑑賞方法:TV地上波

楽しい

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ぎょうざ

4.0期待通り、いや期待以上

2025年1月4日
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鑑賞方法:TV地上波

知的

TVでやっていたので、鑑賞。軽い気持ちで見たのに、すっかり魅了されてガン見してしまいました。俳優陣も豪華で驚いた。とても面白く楽しめました。

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たね

3.5タイトルなし

2025年1月4日
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鑑賞方法:TV地上波

楽しい

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とよ

5.0文句なしの映像化。

2024年12月28日
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鑑賞方法:VOD

笑える

興奮

知的

原作でも八墓村のようなこの話は好きだったので楽しみにしていました。ようやく配信で観れた。。
キャストも脚本も文句なし!
原作は、結構ととのう君のツブヤキが多いので、ちょっと話の展開がわかりにくい時があるのですが、それがこの作品の味でもあるので、その辺りを上手く落としこんでいるな、とおもいました。
ドラマの音楽が使われてるのが嬉しかったな~

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ナイト