「2回も観るべき信仰の光と影」崖上のスパイ レインさんの映画レビュー(感想・評価)
2回も観るべき信仰の光と影
1回目はどうしても人物の関係整理にバタバタする。
2回目は初めてなぜ救出任務に力を入れて描写しなかったのか、この映画は一体何を言おうとしているのか、が見えてくる。
ミッションコンプリートよりスパイ行動がバレそうになった時にどんな行動を取るかがメインのでは。
そこから見えてきた四人の信仰が尊いものだ。
(イデオロギーもちろんあるけど、その上にどこまで自己犠牲できるか、の尊さ)
満鉄やハルビンの風景はレトロ感ありカラフルで、その時代の真相から逸脱していて美化されるものの、当時の残酷の社会環境とギャップがあって逆に良かった。
監督は色彩の使いがやはりうまくて、この題材の映画を創るとやはり他のスパイ映画と区別がつく。面白く一見する価値があった。
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