「亡くした子供を思って生きることの重さ」対峙 ニョロさんの映画レビュー(感想・評価)
亡くした子供を思って生きることの重さ
クリックして本文を読む
すごい映画だった。銃の乱射事件の加害者の親と被害者の親が一つの部屋で話すのだ。
そもそも対立する間柄の2組の夫婦が、ぎこちなく話を始める。気を遣いながら、理性を総動員させながら。少しずつ本音が出始め、そして心の叫びに変わっていった。
被害者の母が、今なら言えると切り出した言葉、赦す という言葉はものすごくエネルギーを持って発せられた。そうしなければ、子供と共に生きられないと。この思いに至るために彼らは会ったのだと感じられた。
子育てをした親なら誰でも思ったことのある、今ならわかる、あの時こうしてれば、という気持ち。正解のない子育てを一生懸命やっていたのだ。
最後に加害者の母親が語る物語に母親はみんな涙するのではと思った。
コメントする