劇場公開日 2023年6月2日

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怪物のレビュー・感想・評価

全627件中、381~400件目を表示

4.0いやー、まいった!

2023年6月10日
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物事は一面でしかみられないことがよくわかった。
脚本すごかった!

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くんくん

5.0子役2人が上手い

2023年6月10日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

知的

3つの視点から描く。

坂元さん脚本の映画。

制約、我慢からの解放、自由な世界へ。
見ている側も思い込みからの解放。

ラストは、自然と涙が溢れました。

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ほんのり

4.0圧倒的没入感と、二つの断絶。

2023年6月10日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

知的

前半部は雑感。
出だしの安藤サクラがまずいい。ネガティブを抱えながらポジティブを装うが、いつも気持ちは臨界点寸前のシングルマザー。

そして永山瑛太もまたいい。安藤サクラパートでの不気味なテイストと打って変わり、なんやワレ好青年やないかい。怪物は人間だった。

この二人の演技力、静謐な映像美と音楽によってこの映画の基礎は出来ているんだと思った。伏線が多く、時間軸があっちこっちに行きがちな映画なのに、集中力を途切らせずに入り込んで見る事ができました。

演者の力量だなぁと思うのは、実質的にみんな「怪物役」と「人間役」の二役出演をしてる感じですよね。無表情だった田中裕子の最後の温かい表情だったりもよかった。

で後半部、核になる部分であるところの「子供の世界」に入っていく訳ですが。
いじめってすごい即席にも関わらず、とても強靭な組織構造ですよね。いろんな感情が未文化で錯綜するであろう子供でさえも規律正しく従ってしまう「オマエこいつと仲良いの?仲良いんならハブるよ?」の同調圧力。見たいものを見、感じたいものを感じる事が許されない世界。この映画の中で「大人の組織構造」として描かれた先生たちの社会に対し、「子供の組織構造」として描かれるのがいじめの構造。

ただ一点違うのは、自分たちなりの「ふざけんな!あんたたち人間じゃねぇ!」を怪物である他者に突きつけた大人の二人に対して、子供たちはそこまでの「生きしぶとさ」を持っておらず、怪物を自分自身と定義してしまいます。上手くやれない僕ら。生まれつきの欠落がある僕ら。他と比べて劣っている僕ら。

どんなに不幸があっても、辛くても、解釈の違いで他者を不幸に貶めても、貶められても、私たちは生きていかなければなりません。時にはふざけるなと誰かを罵倒したり、枕を涙に濡らしても。それが、「アナタが大人になるまでは頑張るよ」と誓った早織の言葉。大人にとって生きるというのは、そういうことなんだと思います。

しかし、子供は違います。簡単に(とあえて言いますが)自分の生まれを呪い、世界の全てに絶望する事が出来てしまう生き物です。その絶望は、繊細な保利先生には最後にようやく片鱗が伝わったように思えますが、生きしぶとい早織には最後まで伝わっていなかったように見えます。

「怪物」を描くにあたり、早織や保利先生それぞれの怪物との理解の断絶を描いていたこの作品ですが、実は最も深い断絶が、大人と子供の間にあったように思えるのです。

世の不幸とどこかで折り合いをつけなんとか生き抜いていく大人。自分たちの世界で良いも悪いも増幅させ、無限に進んでいってしまう子供。彼らを理解する事ができる大人は、一人もいなかった。(最後の校長が一番寄り添っていたかも知れません)結果、彼らは不幸に進んでいった。その痛切な読後感が本当に痛く、観劇後しばらくボーッとしてしまいました。

総じて、腹の中にゴロンと重い石を投げ込まれたような映画だったと思います。もちろん良い意味で。いい映画でしたね。

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BD

5.0誰人の中にも怪物はいる

2023年6月10日
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悲しい

興奮

幸せ

諏訪湖のある静かな町、一つの学校、一つの家庭とその周辺関係から起こる事象を描いてます。伏線回収がつづく125分は、長編ですが全く目が離せませんでした。とにかく面白い。

怪物は誰なのか。悪人だけではなく、善人であっても、誰の中にも怪物が存在するような気がしました。

そんなシリアスな作品の中で、垣間見える湊と依里の平和な時間には救われる思いがしました。近づいては突き放すような葛藤が繊細に描かれており、演じた黒川想矢さん、柊木陽太さんが本当に素晴らしかったです。人それぞれの捉え方があっても、ラストシーンは幸せな出発を信じられる作品で心がすごく動かされました。

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Uchi

3.5一人でスタオベする人と中盤で帰る人がいる映画

2023年6月10日
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あの是枝監督と坂元さんの脚本
このコンビだけで大きな賞を取るのだろうと期待大で鑑賞。
視点は相変わらず面白いし、上手く誘導もされた。
しかし、テーマが広すぎて全体的に薄く感じたのと、学校のシーンは多かれ少なかれ近い状態はあるものの、とはいえ恣意的な部分を感じて、違和感が強かったし、映画とはいえ先生方に失礼にも感じた。
それだけ真実ぽく作っているからこそなので、逆説的には素晴らしい出来なのだが。
仕事として近い存在だからこそ、校長や周囲の教師の反応は許せない。
角ちゃんの言葉だけでは納得はいかない。
しかし
途中で帰る人が3名もいたのはビックリした。
満席だったからこそインパクトがあった。
体調でも悪かったのだろうか?
スタンディングオベーションした人がいたが、誰もついてこなかった。
中々日本だと試写会でもないと難しい。
あの人にはこの作品は心に響いたのだろう。
安藤さん、永山さん、田中さんの演技は素晴らしい。
一見すると怪物感は出ていた。
獅童さんもいい味出していた。

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ダルメシアン07

3.5音に惹きつけられる魅力的な認識論的作品。

2023年6月10日
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泣ける

笑える

楽しい

内容、舞台はとある田舎町夜一件の火事🔥の音から物語が始まる。田舎町の小学校に通う少年二人。麦野湊と星川依里を中心に取り巻く人々の三章構成によるサスペンス👥群像劇。印象的な台詞は田中裕子が扮する校長が言う『皆んなが幸せになれる事が幸せって言うんだよ。声に出さない事は楽器に🎷乗せて言うんだ。』この言葉が自身の嘘から自縄自縛になる各々の心情のカタルシスの解放と希望に繋がり非常に印象に残りました。この時の楽器の音🎷が悲鳴にも叫びにも聞こえ心象に訴える良い演出だと感じました。その楽器の音で自殺を思いとどまる保利先生も良かったですし、校長と湊くんの二人も素晴らしい。たまたま学校で聞こえ他、湊の母早織には響かない所など台詞と言うより音が非常に印象深い作品でした。印象的な場面では、年代毎に関わる問題が表に出されて見る人の年齢層を広げてるように感じました。でも来ている人の平均年齢は60歳ぐらいと高めだったのには驚きました。印象的な場面では、最後付近で二人が大雨の秘密基地廃電車内で地鳴りがした時の音が『出発の時間が来たのかな?!』と話す場面。二人の不安な喜びに満ちた表情が非常に心を揺さぶられました。映画を通して終始、音で繋ぐ場面展開には油断ならない緊張感を感じました。火事🔥で始まる時の虫笛(仲間を呼ぶ)の音や吹奏楽器の音や豪雨の音や地鳴りの音。非常に巧みで上手い。最後の『生まれ変わったんだろ?』と言う場面では『生まれ変わってないよ(お互いの性質)』との言葉には感涙ものです。人は自分が見たいものしか見えない。そんなメッセージが産み出す各々の怪物は、この映画の美しい風景を走る二人のラストが、観客に問いを投げ掛けている様に感じます。それはこの作品が監督と脚本家のマリアージュが見事に紡がれたからだと感じます。個人的には、湊くんに恋心を寄せる隣の席の女の子は人知れずボーイズラブ漫画を読んでるのには驚きました。腐女子なのに乙女かよっ!って微妙な心情の機微のやり取りが物語的にはどうでもいいですが好きです。東京03の先輩先生役も校長先生の旦那役も非常に良かった。そんな緻密な人物描写が面白い脚本の要因です。そして銀河鉄道の夜の様な美しい場面も見ものです。過去色々似た様な手法が取られている構成ですが、綿密な構成には驚きます。『羅生門』『カメラを止めるな』など他多数を見ても見劣りしない魅力的な作品です。

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コバヤシマル

3.0なんとも

2023年6月10日
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悲しい

レビューしづらいw

個人的には

フツウでした。

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BAMBi

4.5見終わった後、いろいろ考えた。

2023年6月10日
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小学5年生の湊と同級生の依里をめぐる日常を、湊の母、担任教諭、湊の視点から描き出す。

思ったのは、私の観る世界は、何が事実で嘘か、何が正義で悪か、あくまでも私の視点だということ。相手の視点になれば、見え方も違ってくる。自分が観る世界が全てでないことを、忘れないでいたい。

映画には出てこなかったけど、湊の父親視点の事実や、依里の父親視点の事実も、きっとあるんだろうな。

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Sakiko

1.5わからん

2023年6月10日
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何がそんなに良いんかな
俳優さん達は、演技上手いとは思うけど

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JK

5.0豚の脳

2023年6月10日
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前半はホント母親と同じ気持ちで《なんで?なんなの?みんなおかしい気持ち悪い、わからないで頭がいっぱい》
そこから少しずつ《?》が解けていって

終わって何故だか涙が流れてきました

子役ふたりの演技は圧巻です

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M U

4.0怪物は・・・

2023年6月10日
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怪物は、校長?担任?2人の少年?
違った、怪物の正体は彼らを追い込んで行った、他の教師たち、クラスメイト、マスコミなのだ。

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あらじん

4.0さすがです。

2023年6月10日
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この手の語り口の映画、最近多い。
複数の視点から見ることにより真実が見えてくるのと同時に、真実が見えなくなってくる。本作はそれをうまく利用して、怪物とは何だったのか?誰だったのか?怪物なんて居なかったんじゃないのか?
誰もが怪物だったのではないか?
、、、と問いかけてきます。
同じ話を何度も見ることになるので下手すると「またかよ、、」と思うのだが本作はテンポもよく上手く変化を付けていて自然に見れた。適度に目線を切り替えて整理し過ぎなかったのが良かったし、それは結末の解釈の幅にもなり読後感が良かった。

脚本、編集、監督、そして役者達の素晴らしさ。
受賞も当然だと思う。
エンドロールで坂本龍一の名前が出た瞬間、グッと来た。

ありがとうございます、そしておめでとう御座います。

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masayasama

4.0面白いけど理解難易度は高め

2023年6月10日
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おすすめできる人
いつもの是枝監督の作品が好きな方には自信を持っておすすめ出来ます!
今作はある出来事を色々な視点から描いていくものとなっているので鑑賞中に先の展開を予想したり、終わった後で話を振り返って考察する方向けです
この映画について一緒に見た人と意見交換するのも面白いと思いますよ!

おすすめできない人
最後には全部分かってすっきりしないとダメな人にはおすすめできません
「怪物だーれだ」のキャッチフレーズの通り様々な怪物候補の人物が出てくるのですが、それを表すため怪物的な人間性を多様に描写しているところを難解に感じてしまうかもしれません
難しくて見終わってもモヤモヤする映画、雰囲気が暗い映画よりも爽快感のあるアクションが好き!という人には微妙です

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おまけ

3.0理解できない

2023年6月10日
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この作品が評価される世間が理解できません。私がバカだからかな。問題提起は多く、それぞれの立場、年齢などで深く理解できないところもある。鑑賞後、何度も考えたが今はわからないなあ。

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ちころ

4.5「怪物だ~れだ」のフレーズがまったく異なる響きに聞こえる

2023年6月10日
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いくつかの出来事が、母親・教師・子どもの視点で描かれます。
視点が変われば、知れる情報や見えるものが違い、出来事が異なるものに見えます。
鑑賞後には、トレーラームービーでは不穏にも感じられる「怪物だ~れだ」のフレーズが、まったく異なる響きに聞こえます。

怪物とは、得体のしれないもの、理解できないものを指すのではと思いました。

母親の視点では、子どもに「なぜ?」と問い詰めるとき、母親にとっても子ともが理解不能な怪物に見えたかもしれません。
教師の視点では、自分の言葉を誰も聞き入れてくれないとき、他人のすべてが得体のしれない怪物のように見えたかもしれません。
子どもの視点では、どうやら普通ではないらしい自分のことが、自分でもわからない・説明できない怪物のように感じられるのかもしれません。

子ども視点のシーンがとても印象的です。
ピュアでまっさらで、まだなにも名前を付けられていない感情たち。
子どもたちの眩しく美しい笑顔に切なくなります。
ここを切り取っただけでも素晴らしいジュブナイルストーリーになるでしょう。

ラストはハッピーエンドだと信じます。

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moro

4.0最高の役者陣で人間の性を鋭くえぐりまわす圧巻の衝撃作!

2023年6月10日
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安藤サクラさん、永山瑛太さん、田中裕子さん、そしてガラスの様な小学5年の少年達を痛々しくも力強く演じる黒川想矢さんと柊木陽太さん、終始 皆さんの素晴らしい演技に圧倒されるあっという間の2時間でした
特に柊木陽太さんの演技が圧倒的、とても可愛い時もあれば、物凄く不気味でゾクゾクさせられる時もあり、彼の演技にグイグイ引き込まれました

本作は珍しく是枝裕和監督自身の脚本ではなく、伝説の大ヒットドラマ「東京ラブストーリー」や最近では「大豆田とわ子と三人の元夫」の脚本で有名な坂元裕二さんの脚本、それが先日 第76回カンヌ国際映画祭で脚本賞を受賞し世界中に報道され、同じ日本人の活躍をとても誇らしく思い、勇気をもらえました
是枝作品はあまり私には合わない様で、正直 過去作はあまり好きではありませんが、本作は素直に好きだなと思える作品でした

物事は視点を変えると全く違う世界が広がり、常に見えているものが全てではない

人は物事を上辺でしか見れない
人は物事を自分の尺度でしか解釈できない
人は人に言えない秘密を持っている
人は人に知られたくない秘密を持っている
人は自分の醜い所を知っている
人は自分の卑怯な所を知っている
人は自分の弱い所を知っている
人は常に拠り所を求めて生きている
人は・・・人に愛されたいと思って生きている

“怪物だーれだ“ゲームは外から見ている人が自分の本質に迫ると共に冷静な視点で語り、気づかせ、教えてくれるゲーム
孤独で辛い日々を送る少年2人がこのゲームを通じて相手の内面に寄り添い、共鳴し心通わせていくところがとても痛々しく切なくなりました

そういったそれぞれのキャラクターの性を時系列が行ったり来たりしながらの巧みなストーリー展開で描いていく、心揺さぶられる傑作が誕生しました

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Jett

3.0是枝監督こそが怪物

2023年6月10日
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楽しい

是枝監督はヒットメーカーと言っていいのだろう。「誰も知らない」のカンヌでの成功体験がその後の是枝チームの制作スタイルを形成し、子どもと家族をモチーフにした(これは彼のメインテーマなのだとは思うが)ヒット作を出し続ける中で海外を含めてトップクラスの役者やスタッフをふんだんに起用できる彼こそが「怪物」になってしまった。「ベイビー・ブロカー」までは許せるが今作はさすがにやり過ぎで中身のないデコレーション過剰な麻雀でいうところの多牌である。坂元裕二の脚本がやり過ぎなのだがこれに脚本賞を与えるカンヌはまともではない。「羅生門」的な登場人物ごとに視点を変える手法はややもすると技巧に溺れて今作のように「あざとさ」のオンパレードとなる。特に最初の母親視点での学校の対応はあきらかに過剰でこんな演出をするのなら安藤サクラの無駄遣いとさえいえる。唯一良かったのは、息子と病院から出てペットボトルを渡して歩きながら一気に学校での出来事を問い詰める長回しシーン。子ども二人の奥の鉄橋を貨物列車が走るシーンや二人が台風の中奥に行く手前で木が倒れるシーンもあざとくて興ざめる。もっとシンプルで切実な映画が観たい。

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たあちゃん

5.0田中裕子とかいう怪物

2023年6月10日
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ハードル上がりまくりの樹木希林枠にびっくり仰天の超絶技巧で度肝を抜くインパクトを与えてくる田中裕子とかいう化け物。
役者という仕事はまさに「芸」の道であると考えさせられました。

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Riku

4.0疑ったりしてごめん

2023年6月10日
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悲しい

何もわかって無いのに、一瞬でも疑った。
こんな自分にちょっとだけショック。

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あ

4.0片山萌美の無駄遣いだったな(個人的にファンなもんで)

2023年6月10日
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片山萌美の無駄遣いだったな(個人的にファンなもんで)

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teraox