劇場公開日 2023年6月2日

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怪物のレビュー・感想・評価

全669件中、21~40件目を表示

5.0観賞後も深く心に残る

2025年4月22日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

すべての謎が解けたとき、もう一度観たくなる。
二度目には全然違ってみえるだろう。
登場人物それぞれの立場になってみると、何も不思議なことはない、「怪物」なんていなかったと気づく。
映画って本当に素晴らしいですね、と言いたくなる映画。

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みゅう

3.0さて、怪物はだ〰れだ

2025年4月18日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

一つの事象の流れを子どもの母親、担任教師、子ども本人といった複数の視点で描く、なかなかに興味深い作品。
でありながら、湊の母親が学校に子どもの問題で抗議に訪れた際、担任の教員はヘラヘラと笑ったり飴を頬張ったりしたが、ここは母親の視点でしか描かれていない。なぜ笑ったか、なぜ飴を舐めたか。
子役も可愛いし、芝居も上手だ。いい役者が揃っているとも思う。
でも、そういう疑問点があったりするので、全体的にはまあ、ふつうかな。

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ぶっち

4.0「かいぶつだ~れだ」

2025年4月10日
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鑑賞方法:VOD

悲しい

興奮

知的

遊びの名前です。私は遊び自体は知っていましたが、この呼び方は知りませんでした。
さて、この映画の物語は怪物が居るか居ないか、誰が怪物なのか、複数の登場人物に視点が切り替えられて同じエピソードを辿ることにより、質問を繰り返して真実に近づくという構造になっています。
この構造は流石、是枝監督です。
前半は主人公の少年の母親の視点で事件の流れが示されて、なんて嫌な奴らなんだと観客に思わせますが、次に別の人物に視点が切り替えられて同じ事件を追うと、母親の視点から観た物語が全く違う様相を示します。次の人物、また次の人物と視点が切り替えられるたびに冒頭で示された伏線の意味が次々に明らかになるのはある意味心地よいです。
そしてクライマックス。
結末の余韻の残し方は、この斬新な映画の末尾を飾るにふさわしいものでした。

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さとうきび

2.0大げさすぎると思うのだけど…

2025年3月30日
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鑑賞方法:VOD

単純

万引き家族と同じ手法だよね。

所詮はつくりもので、作り手が、描きたいように作った作品ということ。

映画だからそれでいいのだけど、なにか社会に物申すような感じはどうも好きになれない。

あなたは、神か…。

あっ この映画は、是枝監督の自省録のようなものか。さすが世界の是枝監督!

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うさぎさん

視点が、母親、担任の教師、子供、の視点に変わっていく事で新たな事実...

2025年3月27日
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泣ける

知的

難しい

視点が、母親、担任の教師、子供、の視点に変わっていく事で新たな事実も加わりつつ真相が見えてくるミステリー的な要素も素晴らしかったが、この作品は人間愛と、発言について深く考えさせられる作品だったなと感じる。

1人の人を好きになる、その対象が同性なのか異性なのか、それだけの違いによって人権がなくなって言い訳がない。人を色眼鏡で見ずに好きになる、愛することができるその尊い純粋な心をどうして、大人が、ましてや親が、踏み躙ってしまうのか。

同姓を好きになった自覚から、自責の念が生まれるなんて世の中が、いつか、本当にいつか来なくなればいいと心から思う。
こんな世の中だがどうか、子供たちには真っ直ぐに生きてほしい。

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01

4.0「怪物」とは。

2025年3月20日
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「怪物」と題されたこの映画。
このタイトルから「怪物」とは何か?という視点でこの映画をみることになると思います。
それがこの映画の狙いではないかと考える。

「怪物」という言葉から受ける何らかの悪がそこにはあるのではないかという先入観で観ると、その先入観は見事に否定されます。
知らないうちに、自分がいかに一つの事実に対して、見て得た情報だけで判断しているかを思い知らせる。また、それが正しいと疑いなく思ってるいることかも。

この映画は、自分が見たのは本当に事実の一部しかないのに、それをもって判断していることに気づかせ、そしてその愚かさを体感できる作品です。

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おかず

4.0余韻が深い。

2025年3月14日
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鑑賞方法:VOD

難しい

もやもやしたまま終わらされたので、鑑賞後もふと考え続けてしまいそう。

主観が登場人物分あるように、結末(真実)も観客の人数分ある。
実世界の世間話やワイドニュースと同じで、私たちは自分の中で結末を考察するんだ。それが正しいかなんてどうでもいいんだよな。

安藤サクラのパートが1番心がザワザワした。
いくつもある伏線が終わりにつれ少しずつ回収されていくが、根幹にあるような複線(というかストーリーの真実?)は放置されている。細かい複線回収の気持ちよさといつまでも教えてもらえない肝心なところにヤキモキするバランスが是枝監督のテクニックだなぁと感心している。

ああ、こんなにざわざわさせられてはまた映画が好きになるではないか。

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もち米太郎

3.5世界は主観でできている

2025年3月7日
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鑑賞方法:VOD

タイトルのせいもあって、誰が怪物なんだと先入観を持って見てしまった。
最初は母親の視点、次は教師の視点、、、と。
視点が変わるたびに、なんなんだこいつは!!と思ってしまう。
最後のみなとくんの視点で世界がつながって、これまでのみんなの態度に納得していく。

映画だけでなく、普段の生活もそうなんだと思う。
やっぱり一面的にものごとを決めつけるのはよくないとおもった。
実世界では一面的にものごとを決めつけている人が不利益をこうむってはいないのがくやしいけど。
一番の被害者は決めつけられた人か。。

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くり

3.5高畑充希

2025年2月25日
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鑑賞方法:VOD

2025年2月25日
映画 #怪物 (2023年)鑑賞

母親、子ども、教師それぞれの視点で羅生門のような感じですが、怪物だ〜れだ?のフレーズからみんなが怪物の様で怪物ではないという話かと思ったら、母親はぜんぜん怪物じゃないよな

嘘つく子どもと飴舐める教師と隠蔽する学校がムカついた映画だった

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とし

3.5思ってたのと違った

2025年2月23日
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鑑賞方法:VOD

怪物とはどういう意味なのか?主要人物各々の視点から徐々に真実が暴かれていく構成。その様はなかなかよくできていて、興味深く見ることが出来た。

ただ、肝心なところは包み隠したまま、物語は少しの余韻とともに終わる。描ききらないのは理解できるし、そうした手法はいくらでもあったのだが、最後のパートから映画のジャンルごと変わっしまったような唐突な印象を受けた。しっかりと最後にゆり戻せばもっとスッキリとした結末を迎えられたのではないか?と思ってしまった。

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マルボロマン

4.5じんわり響く

2025年2月22日
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怖い

知的

三者三様の主観で同じ時間を紡ぐという、旧くは「羅生門」で用いられた手法ですが、非常によく練られた脚本とカット割りでぐいぐいと引き込まれます。美しい構図やトーン、カメラワークも秀逸。

主人公の心情や映画のテーマはとても繊細で表すことが難しいにも関わらず、説明的なシーンは一切なく観る者にしっかり伝わります。そしてエンディングには満足感で心がじわじわするのです。いい映画をありがとうございました。

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Japanese_Idiot

3.0無知故の残酷さ。

2025年2月20日
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自分のことしか考えられていない。
自分をどう取り繕うか。
自分をどう、よく見せようとするか。
好きな人から嫌われたくない。
正当化したい。
よく思われたい。
そういう心で動いたひとつひとつは、とても卑怯で自己中心的だと思った。
自己中心的であって、なおかつ自分に芯がない。
なりたい自分ではきっとない。
自分を正当化させようとする卑怯な考え方なんだ。

昔を思い出しても良い思い出がなくて
なんて腐った人間なんだろうと自分のことを思ってしまう。
なんてダメなやつなんだろう。
なんで本当のことを言えなかったんだろう。
なんでちゃんと言葉で説明できなかったんだろう。
心配してくれてる大人はいたのに、信用できなくて、どうせ自分なんて、自分が悪いんだと決めつけて、他の方法がある事を知ろうともしなかった。
全部自分で頭の中で悶々と考えて
他の考え方を知ろうとしなかった。

無知からくる闇というか、
自分のことで手一杯で何も見えてない感じ。
井の中の蛙。

そういうものを考えさせられる作品だった。

作品は違うけど、鬼滅の刃のひえじまさんのセリフでこんな言葉がある。
「子供というのは純粋無垢ですぐ嘘をつき残酷なことを平気でする。我欲の塊。
自分のことを考えるしか余裕がない。
普段どれほど善良な人間であっても土壇場で本性が出る。」
子どもって無邪気で素直であるからこそ、時には残酷でもあると思った。

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みー

4.5受験前に見るもんじゃなかった

2025年2月11日
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悲しい

知的

難しい

この作品のことばかり考えすぎで課題も勉強も手につかない。
課題が間に合わなかったら責任をとってほしい。
そう思わせるぐらい凄い映画だった。
何処が凄いかなどは散々語られているからあまり言及しないが、本当に凄い映画だった。
一度見てみることをおすすめする。
また、みた後は解説などをみた方がより理解が深まるので解説を見た方が面白くなると思う

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切れた絵の具

4.0あたりまえなんてない

2025年2月11日
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無意識、偏見、自分、他者、あるいは環境を守る行為によって他者を傷つけることが社会にはあると考えさせられた。
自分のルールやモラルを他者に強要する行為は例え相手のためを思っての行動であっても他者のためにならない可能性があるけど、他者を傷つける行為は咎めなければならないし、難しいなと思った。
本音と本音のコミュニケーションを取ることは家族や友人であっても稀なことで、ましてや生徒と教師なんてほぼ不可能だろう。
愛という感情は人間が判断を下す上でのウエイトがすごく支配的なので、間違ったジャッジをしてしまう、愛する人のため、息子のため、あるいは環境のため、自己愛が強すぎる人は自分のため。
人間は皆怪物なんだと思った

強いメッセージを内包しつつ、単純にサスペンスとしても面白かった。脚本が強引すぎるのは好みではないけど諏訪子の映像とラストの色彩との対比は感動した。是枝監督の映画はやっぱり間違いない

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@R3X

5.0心にすむ怪物

2025年2月8日
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スタンドバイミーを見ているようで、人の疑心に注目したテーマになっている。今思うとあの映画も怪物という物語であった気がする。安藤さくらさんが良い女優になってます。

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まさ

4.0人は考える生き物です

2025年2月6日
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真実はひとつ
だけど人の思いはいろいろ
いろんな人の思いが交差して真実がわからなくなるけど人を大切に思う気持ちはやっぱり大切ではあると思う
人間って難しい生き物
それがよいところでよくないところなのだろうと思う

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ふるふる

4.0痛い

2025年2月5日
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鑑賞方法:その他

悲しくて痛くて
すごい映画でした
途中やめようかなぁと
学校側の無機質さの映画かと思いきや
凄まじかった

子供は…
駄目な親のところに産まれたら
どうすればよいのだろうか
従うことしかできず
心を壊していってしまう
それを待つしかないのだろうか
逃れられないあの歳なら
赤ちゃんなら…

これは
物語だけれど
実際にもありえて

もう痛々しくて
でも美しくて強くて

すごい映画でした

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コアラ0413

4.0素直に感動だが…

2025年2月3日
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映像が綺麗で、音楽も綺麗で、脚本も構成も演出も良く、素晴らしい映画だった。

とはいえ、少し冷静になってみれば色々と美化しすぎなような気もして、若干嫌な気持ちにもさせられる映画でもあった。そういうことを考えずにフィクションとして割り切れば満点だが、題材が題材だけにそこはあまり譲るべきところではないのかもしれない。

後になって本になっている脚本を買って読んでみたら、映画とは結構印象が違った。坂本裕二のわざとらしさが程よく中和されていて、監督の力をまじまじと感じた。

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まるまる

3.5怪物は誰の中にも棲んでいる。じっと存在を潜めて深く静かに・・・

2025年2月2日
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男の中に女が棲み女の中に男が存在している。それは無意識の中だけれど確かに存在し人それぞれに潜在する意識下から顔を出しパニックを起こさせる。自我と自己を理解せずに野放図に飼い慣らしてしまうと周りの人間を巻き込み奈落の底へ導く。それは人間にしか起こりえない事象なのか症状なのか病気なのかまるで見当がつかない。この映画を観て怪物探しをしても無意味だろう。怪物は登場人物一人一人なのだから。
映画がはじまり安藤サクラ以外の人々がすべて狂っている人のように思わせる。しかし映画が進行するに従いみんな良い人に思えてくる。それはおかしなことはす訳が用意されているように作られている。その理由がなんとも幼稚だ。だから映画がダレてしまう。観ている者が容易に思いついてしまう。もしくは先読みをしてしまうからだ。しかしひとつだけ解き明かせないと感じさせるよう意図されているのがひとつのこされている。男が男を恋する気持ち。少年は子供ではない。とっくに子供たちは気づいている。ただ認めたくないだけ。そんな気持ちを大人は解ろうとしない。辛抱が足りない親や教師は短時間で理解しようとする。人の気持ちなんてわかるはずがない。そう断定してもいいのだろう。今は・・・・待ちきれない大人たちは子供を不幸にするだけなのに。本当は夜空や雨や風の匂いや諏訪湖の湖面の変化について一晩中でも話しあっていたら、多分とても幸せな気分のひとときが味わえたろうに。

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はる

4.0初見ではよく分からなかったけど…

2025年1月25日
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鑑賞方法:その他

泣ける

悲しい

興奮

アマプラで視聴。

家で映画観る時は基本酒飲んでるので、眠くなってしまい最後まで観きれないことが多々あるのですが、これは飽きずに観れました。

お母さんと瑛太先生の印象が、途中でガラリと変わるのが面白かったです。

少年達の微妙な心の動きがうまく表現されていて、ピュアな心を思い出す作品でした。

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しろちゃん