「認知のズレ」怪物 marさんの映画レビュー(感想・評価)
認知のズレ
同じ事象も語る人が変わると違うものに見えてくるっていう。
麦野母・保利先生・湊と依里、どの視点に共感するかと言われたら
やっぱり麦野母になっちゃう自分がいるわけで。
でも本当の意味で他人の視座にはなれないわけでして…。
そういう認知のズレから起こる悲劇を最大化(?)して見せるっていう
意地悪この上ないような作品で、
締めくくりの解釈も観る側に委ねるっていう追い打ち付き。
しんどい。けど作品としてのクオリティは高い。
もうそんくらいしか絞り出せる言葉がございません。
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