「日本映画らしさ」怪物 はらぺこさんの映画レビュー(感想・評価)
日本映画らしさ
是枝監督の作品はずっと興味があり、今回初めて観ることが出来ました。
観て良かったと思える作品でした。
感動で泣くとかそういう作品ではないです。
ハーメルンの笛吹のような物語でもないです。
ひどく日常的で、平成的で、多くの日本人がどこかしらに共感やあるあるを感じる作品で、きちんと答え合わせをしているようにも見えるけれど、怪物やラストに考察の余地があります。
私はラストに救いを感じました。
違和感をみなかったことにして、幸福な未来へ向けて駆けていく子供たちの笑顔に、これこそが現実の未来だと思いました。
私も怪物です。
コメントする