「視点変更が生む真実への道」怪物 Y Kさんの映画レビュー(感想・評価)
視点変更が生む真実への道
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感想
個人的には、是枝監督作品の中では一番観やすい作品だった。
・物語構成
母親、教師、子供の3つの視点で同じイジメ問題多面的に魅せる脚本が素晴らしかった。視点変更がされる度に明かされる真実の連続に、ラストまで没入しっぱなしだった。
心情描写も複雑に描写されるので、鑑賞後は複雑な心境になった(褒めてます)。
個人的には学校の上層部側の思惑パートがかなり不快で(良い意味で述べてます)、観ていて辛くなった。
人間の救済を求める貪欲さが全編通じて描かれる作品テーマが好みだった。
・演技
実力派俳優陣が勢揃いしているので、集中して鑑賞出来た。特に、主人公の子供の母親とメインの子供二人組の演技は自然さ感じられた。
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