水は海に向かって流れるのレビュー・感想・評価
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うわっ、なにこれ。超面白かった。
普通のなーんでもない最初のシーンから面白かった。
ゆったり流れながらどこか切ない。広瀬すずのちょっと寂しさある雰囲気と大西くんのまだ幼い感じがピッタリはまった。
最後も完璧。上手く終わりをみせてくれた。
分かっていたはずが忘れていた。エンドロールで気づいた。そっか前田哲監督作品だった。
そりゃ切ないわけだ。
更にスピッツの曲。良すぎだろ!
余韻が残るよ。
※劇中のサントラも良かった。
こちらは映画って言うよりTVドラマ2時間枠的な感じ。
ミニシアターに近い。
これが脚本とマッチしていて良かった。
すずちゃん、まだ君を18位に見てたけど、いつの間にかすっかり大人の素敵な女性になっていたんだね。
大西君、永瀬廉くんを何度も思い出したよ。
これからが楽しみです。
早速丼もの、ウインナー、ステーキ、カレー、ポテトサラダ、ゆで卵を食べたい。
犬派、犬飼ってる私は猫が苦手、怖い。。。
でもこの猫ちゃん、超可愛いかった!愛くるしかった。
"ここにもまた1人…"な映画
わたしにもあった"愛情"という心の灯火が、世間の不条理にさらされて、あっという間にどこかへさらわれてしまった。
もうわたしには、それをどう求めて良いのか、どう与えれば良いのか、もうわからなくなってしまった。
ある種の諦観と憎しみの心だけがわたしには残った…。
どうぞ神様、わたしをこの地獄から救ってくださいな…。
そんな作品でした。
*3年後ぐらいに観たら、良い作品と気づくかも知れない…笑
*結局、広瀬すず演じる榊さんとあの高校生との恋愛に収束していくのかと分かっていると、なんともつまらない物語だ。それならば、母親や父親との葛藤をもっとこれでもかっていうぐらいに描いて欲しかったなぁ…。
*ラスト近くに、榊さんと直達が海辺で戯れる場面…唐突に、えらいあざとい音楽がかかりますが、あれ一体何だったのでしょうか?あんな演出ありなん?スタッフは、誰も止めなかったのか?笑(むしろ、無音とかの方が良い演出だったのでは?)
止まっていた榊(広瀬すず)の時間は再び流れ出すのか? という物語。もちろん主演 広瀬すずなので流れ出すに決まってる。そこへいくまでの水のあれやこれやが見所。僕は、有り得ん設定・展開でも面白ければイイ派
ひとりひとりの人生を川の流れに例えて大河となって海に注ぐというのがよくあるパターンだ。 ではタイトル 「水は海へ向かって流れる」の水は何のたとえか? 人の人生を形作る個々の感情や、男女の微妙な機微や、家族の関係なのか。例によって僕はよく分からないし上手くまとめられない。漫画の原作なので、作者が分かりやすく言ってるかもしれない。誰かが考察してるだろう。映画が面白かったたのでタイトルの意味はまあどうでもいいかな。
映画は面白かったが、映画の途中で心の中で叫んだのが 「ああもう高校生ってメンドクセエー」である。僕はもう高校生の頃なんか断片的な記憶しかないし、公私共にかかわり合うのは大人だけだ。だからもし僕が榊のように直達とかかわる立場になったらきっと 「ああ、高校生めんどくせえー」ということだ。高校生の頃なんて、出会った出来事に逃げる間もなく真正面からぶつかっちゃうし、目一杯キズついたりキズつけたりで大騒ぎだ。
榊は16才で心にフタをした。フタの中は怒りとかその他なんかイロイロだ。そして直達によって榊の時間は動きだす。ナイスである。
オヤっと思ったのは広瀬すずの立ち位置。今までは妹側 (今回の映画なら高校生側)だったのに、いつの間にかお姉さん側にいることだ。 実年齢的に26才の榊さんに近いし、恋模様の相手が高校生の男女だからお姉さん側にいるのは当たり前だが、ついこの間まで高校の制服で飛び回っていた感があるから、「ああ、いつの間にかそういう年齢になったんだな」と感慨深いものがある。ますます今後が楽しみだ。
直達は榊を好きになるが、榊は気が付かないというより眼中にない。榊はもう恋愛はしないということもあるが、そもそもそ高校生が恋愛対象外で子供としか思っていない。一方、直達の同級生の楓は直達を好きになるが、直達は気が付かない。直達はただの鈍感である。最初のほうで直達が子猫の里親探しを楓に頼んだ場面で「直達=鈍感」に決定である。だから楓が直達に「ハート泥棒ォー」と叫んだとき、僕は追加で楓の代わりに「この鈍感ぁーん」と心の中で叫んだ。
高校時代の貴重な時間
不倫をした母をもつ女性と不倫をした父をもつ男子高生。10歳の歳の差はあるけれど、共同生活を始めたことから知り合って、距離を縮めていく話し。
いまちょうど自分が高校生の頃を思い出しては、あのときあんなことしていたなとかいろいろ思っている時期で、あのときのころとオーバーラップして感動が増した。
不倫関係にあった親子の子どもが共同生活を始めることってなかなかないけれど、男子高生の叔父が一人暮らしをせずに、ワケあって、一軒家をシェアすることから知り合うってことで現実的にはなくはない。
母が不倫をした挙句に家を出て行って会っていないことから、ここを閉ざしがちな女性。母が家を出て行った16歳の頃から時間が止まったままという”教授”の言葉が刺さる。恋愛にこころを向けない女性が、男子高生の想いによって次第に溶けていく。その感じがこころ揺さぶられました。
男子高生を好きになる女子高生もいて、自分の恋心にピュアでまた積極的で、高校時代は女子の方がコミュ力断然あって、恋愛は女子が結局リードしているんだなと思わされます。
それと男子高生の父。罪ほろぼしが自分のためでもあると自覚しつつも、そうせざるを得ない、実行してしまうところは、情けないようでいて、行動力もあるひとのようにも思えました。
前田哲監督、「そしてバトンを渡された」のときもそうでしたけど、映像とセリフの独特の間合いが感情のすき間をつくってくれるので、入り込みやすいです。この監督だったからというのもこの映画を観た理由のひとつでした。
【”ポトラッチ丼が生まれた理由。”心に抱える怒り、哀しみを堪えていると表情は無くなり時は止まる。キチンと怒り、悲しみと対峙する事で新たなる時は動き出すのである。広瀬すずさんの新境地作品でもある。】
ー 今作は、広瀬すずさんの今までにない、笑顔無きサカキを演じる姿が印象的である。そしてシェアハウスに一緒に住む、若き男子高校生ナオタツから過去の怒りと悲しみと対峙する必要性を問われ、行動に移すうちにサカキの顔には、それまでになかった笑顔が戻って来るのである。ー
◆感想
・OLのサカキ(広瀬すず)は、16歳の時に大好きだった母(坂井真紀)が男と駆け落ちしたときから、不愛想な表情で日々を過ごして来た。口癖は”知らんけど”
ー だが、そんなサカキが住むシェアハウスに母と駆け落ちした男(北村有起哉)の息子ナオタツが越してきて、彼女の心に僅かな揺らぎが芽生える。-
■作品の構成としては、やや粗いと思う。シェアハウスに住む個性ある住人たちの描き方も弱いし、母が掛け落ちした理由もはっきりとは描かれない。
だが、今作は年の離れた心素直な高校男子、ナオタツと笑顔無きサカキに焦点を当てて観ると、ナカナカに面白いのである。
■印象的なのはサカキの母に会いに行った二人が、最終バスに乗り遅れ泊まった旅館で迎えた翌朝、サカキさんが海に入って水平線を見ているシーンである。
心配して、やって来たナオタツに笑顔でドロップキックをかまし、二人とも笑いながらビショビショになる。
サカキさんが、過去の怒りと哀しみを乗り越えたシーンであると思う。
<今作は、広瀬すずさんの今までにない、不愛想だが、16歳の時に、母に捨てられた怒りと哀しみを心に抱えた女性を、前半は抑制した演技で、後半はナオタツに影響され母に会いに行くシーンから笑顔も出てくる演技を愉しむ作品である。
今作は、広瀬すずさんの新境地と呼べる作品であると私は思います。>
海は広いな大きいな
期待値を遥かに上回る素敵な作品
仲々の
再現度。この作者の作品は好きで、ちょっと不安もあったが、改変も酷くなかったし何より「ハート泥棒!」にやられた。高良健吾・北村有起哉がイイ、広瀬すずもピッタリ、カマキリ拳法妙にキレ有り。
榊さんが、
最後にやっと榊さんが笑った。もうあの海のシーンだけでいいや。
今まで通り暮らしたい、の今までがもっと丁寧に描かれていれば、、。
(シェアハウスの住人とか個性的でいいキャラばっかりだったから、コメディ・ドラマ化してじっくり見たい。それにしてもリアリティのないシェアハウスだったな。)
坂井真紀はまたお母さん。
戸塚純貴はもう何をやってもオードリーの春日に見えてしまう。(褒めてます)
キャストも豪華で飽きないですが、主役の男の子を奥平大兼とかもっとモテそうな子が演じてたら説得力があったかも。
ツッコミどころは多いけど、広瀬すずのきれいな顔が劇場の大画面で観られただけで満足。當間あみとムーちゃんもかわいかった
あり得ない設定を導入してまで、登場人物たちに因縁を持たせる必要性はあったのだろうか?
いつも無愛想で、それでいて、たまに豪快な料理でもてなしてくれるミステリアスな年上の女性に、広瀬すずがピタリとハマっている。
不倫という行為が、その当事者の子供の人生に及ぼした影響を描いているのも、目新しいと思う。
ただ、主人公の男子高校生が、過去に不倫した男の息子という設定は、本当に必要だったのだろうか?
年上の女性に対する思いが、父が犯した罪に対する償いの気持ちから生じているように見えてしまい、彼の純粋さや一途さが今一つ実感できないのである。
ここは、何の雑念もなく、いつも不機嫌な彼女に対して、単純に興味や憧れを抱くようになるという流れで十分だったように思う。
そもそも、不倫した男と女の子供たちが、たまたま同じシェアハウスに住むことになるといった偶然は、通常ではあり得ないし、素直に納得することもできない。
同じクラスの女子が、シェアハウスの同居人の妹であるという、安っぽいラブコメのような設定も同様で、あまりのご都合主義に興ざめするとともに、その必要性に疑問を感じてしまった。
物語のクライマックスで登場する、過去に不倫をした女、すなわち年上の女性の母親のキャラクターも、良い人なのか悪い人なのかがよく分からない。
過去の暴言を謝りたかったはずの娘が、更に暴言を吐いてしまったり、のうのうと幸せに生きている姿を娘が見て、腹を立てていることが馬鹿らしくなってしまうような母親なのだが、そうであれば、もっと、ダメな人間に振り切って描いてもらいたかったと思う。
物語の鍵を握る重要な人物だっただけに、その中途半端なキャラクター造形には、物足りなさを感じざるを得なかった。
高校生の直達がドストレートに「一生恋愛しない」という26歳OL榊さんの心を溶かしていく
高校生の熊沢直達(大西利空)が通学のため叔父の家に居候することになる。しかし、最寄り駅に迎えに来た女性・榊千紗(広瀬すず)が彼を案内したのはシェアハウス。一見不機嫌だが料理上手な榊をはじめ、脱サラした漫画家、女装した占い師など、風変わりな人々との共同生活が始まる。
恋をしないと決めた女性、榊千紗と出会い惹かれていく直達だが、実は彼女は、10年前に家族を捨てて駆け落ちした自分の父親の不倫相手の娘であった。
今回初のお姉さん役の広瀬すず、映画冒頭から、ご本人も怖いと思ったくらい無表情の榊、
榊が高校生の時に母のW不倫の相手が熊沢直達の父。結局、母は家庭を捨てて戻ってこなかった。そんな闇をずーっと抱えてしまっていた彼女の心に高校生の純な思いがそんな榊さんの心を少しづつ溶かしていく。
物語の後半に大西君が自分思いを全て涙ながら榊さんに訴えるシーンからが素敵。
あえて漫画のシーンとは変えたり削ったり、漫画には無いシーンを追加したりする演出(監督、脚本家)が見事に上手くいってて、たしかにその方がいいなと思う箇所も多くある。
テーマそのものは大人のW不倫で翻弄される子供たちの悲惨な物語だけどじめっとせずにむしろ観終わった後のこの爽快感はなんなんだろう。
場面転換に使われる美しい風景や、子猫の名演技、そして脇役人のコミカルな動きと会話が心和む。
利空君の素朴ながらも真っ直ぐな演技とそれに応える広瀬すずの繊細な表情や仕草。
とても素敵な作品になっていると思います。梅雨に入りましたが心はなぜか晴れ晴れとします。いい映画です。
別方向に向かったほうが尚良し
シェアハウスものにハズレ無し。
予告やポスターからチープな雰囲気が漂っていたから、そこまで期待していなかったんだけど、安っぽさは否めないものの、心が浄化され、心が温まるいい作品でした。リトルマーメイドとの水対決。勝者は如何に?
昔はあんまり好きな女優では無かったんだけど、つい最近までやってた「夕暮れに、手を繋ぐ」から一気に好きになった、広瀬すず。
これまでは同じような役柄ばっかりだったけど、ココ最近色んなキャラを演じるようになって、更にはコメディもばっちこいの女優だと判明。本作では、そんな広瀬すず無しには成立せず、とも言えるほど魅力を発揮していました。清楚な女子高生イメージから、色気のある大人な女性へと成長。いつも不機嫌で恋愛をしない女性、というのがすごくハマっており、またもや新たな一面を見せてくれました。「なに?」「よう知らんけど」「バッカじゃないの?」と突き放す言葉が、なぜだか似合っているんです。
同居人である、高良健吾、生瀬勝久なんかもすごくいい味出していて、中でも戸塚純貴はスピンオフで主演作作って欲しいくらいいい演技してる。
現在は「だが、情熱はある」でオードリー春日を演じていて、度々話題になる戸塚だが、今回も最高。芸人顔負けの間と表情で笑わせてくれるんだよね〜。
シェアハウスメンバーのセリフや、どんなシチュエーションだよ!と笑えるシーンが多くある本作。本筋はいいけど、ラスト辺りは特に悪い意味で日本映画らしい落とし込みをしているから、もっと同居人たちに焦点を当てて物語を展開した方が面白かっただろうな〜と。日常コメディに向かった方が尚良し。そのセンスは、結構あると思うよ。
自然と笑みが零れるような作品。
見たあとは幸せな気持ちでいっぱいになるし、ツッコミどころはあるものの、笑ってホッコリするから大満足できる。「人に聞かなきな分からない恋なら諦めろ」を筆頭に名台詞がたくさんあって、人間味のあるキャラクターも多く、時折イライラしてしまうけれど、自分もそういうところがあるよな〜と共感。
広瀬すずパワーが絶大であることは間違いないんだけど、脚本はどうであれ演出が素晴らしいのでグッときちゃう。猫のムーちゃんも含め、癒しの映画が本作なんです。極めつけには、スピッツの主題歌。そりゃ、いい映画に決まってるでしょ?曲の雰囲気がバッチリ合っていて、またもや心がホッコリしました。
公開日初回に見るなんて久々だったけど、金曜の朝に相応しい作品でした。好き嫌い分かれそうだけど、前田哲監督の映画は安心して見れるから好き。再来週にはまたもや監督作の「大名倒産」が公開され、勢いが止まらない前田監督。広瀬すずも監督も、今後とも目が離せませんね。
#ムーのかわいさ
#試写会にて
原作漫画は見ていないので本編だけの感想ですが、主人公の直達が、高校に通う為に叔父の住んでいる家で下宿する!!…はずが 実はシェアハウスで、いつも不機嫌そうなOLの榊さんとキャラが濃いけれど優しい住人との賑やかな生活をおくる事になる。
年上の女性への淡い想いを抱き始める直達と「一生 恋愛はしない!」という榊さんの意外な過去の共通点が……
それは彼女が気持ちの蓋を閉めてしまう程の心のキズ、理解したくないという母親への憎しみがストーリーが進むにつれ広瀬すずさん演じる榊さんの表情、心情が溢れ出ていて観ていて引き込まれました。
ご飯作ってくれてる時の顔、ふとした時に落とした目線や大笑いした時の笑顔!全て素敵でオススメです。
#水は海に向かって流れる
広瀬すずが良い!
観終わった後にまた観たくなる
原作未読です。試写会で観ました。
思春期の男の子にある周りが見えなくなり、壁もある年上の魅力的な女性に恋なのか興味なのか知りたい近づきたい、大人なのか、子供なのか葛藤している直達くんを演じる大西利空くん。お名前を最近よく見ると思っていたけど、小顔ですらっと細い手足、綺麗なお顔でどこか幼い感じが残っているのが直達くんにすごく納得しました。
広瀬すずは圧倒の演技力で直達くんと榊さんの空気感がすごく良かったです。また、ユーモア溢れる同居人たちの雰囲気がすごくあたたかかった。
直達くんに恋心抱く同級生、二人のやりとりも若さ感じてどこか懐かしい気持ちになりました。もうそんな恋愛はできないので、、、笑
あとエンディングも最高です。内容的に私は重いなと思って観ていたのですが、
最後のシーンからエンディングにかけて心がスッと軽くなった、また観たいなと思える映画でした。
人間の温かさに触れた
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