水は海に向かって流れるのレビュー・感想・評価
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じれったい/★0.5追加の理由
広瀬すず主演、前田哲監督というのに興味を持ち鑑賞。
しかし残念ながら自分好みの作品ではなかった。
所々クスリと笑えるところもあったけれど全体的に感情に
訴えかけてくる描写があまりない。予告編を見ると主人公は
何らかの理由で心を閉ざした女性で、同じシェアハウスに
住むことになった男子高校生の登場で変わっていく物語
のようだった。で、いろいろな出来事が重なり期待通りの
結末を迎えるのか、それとも予想外のことがたくさんあって
意外な結末を迎えるのか・・・これ以上はネタバレになるので
書かないが話がなかなか進展しなくてじれったい。
主人公は「私、恋愛しないので」と明言するほど心を閉ざして
いるのだから終始仏頂面をしているわけで、顔が綺麗なだけで
魅力を感じない、むしろ感じの悪い年上女性。広瀬すずが損な
役回りだ。その辺は原作ではどう描かれているのだろう?
恋愛は「私これから恋愛します!」と宣言してする(できる)
ものではないし逆もまた然り、と自分は思う。惹かれる人が
現れたら自然と恋愛感情が湧くのでは?広い世間にはこの
主人公のような女性が実在するとしても自分は共感できない。
原作由来なのかもしれないがシェアハウスという場所も
親世代の人間関係もその他の登場人物の設定も自然発生的に
そこに存在している感じではなくて作り物感を強く感じた。
話の展開にもツッコミどころが多々あった。
もしかしたらコミックスでは違和感なく受け入れられるもの
なのかもしれない。しかし生身の人間が演じる映画では
「こういう人いるよね」「こういう事ってあるよね」と
感じさせる工夫が欲しかった。
演じている役者たちはそれぞれ健闘して自分の役を演じて
いたと思う。しかし脚本のせいか演出のせいか分からないが
自分はこの映画の世界観に最後まで馴染めなかった。
収穫は男子高校生役の大西利空と、同級生でクラスNo.1の
人気者役を演じた當真あみ。大人の役者が高校生の制服を
着ているなんちゃってではなく現役世代が演じていて、当然
違和感がなかったし演技にも光るものがあった。
この二人のために★半分おまけ。
広瀬すずも大人になって演技力に磨きがかかって
W不倫による悲しい過去を抱えた子供の葛藤描き、当事者以上に傷つきそれを他人は知らず内々で苦しむ姿に考えさせられます。
そんな自分の母親が駆け落ちし捨てられた傷を胸に秘め気丈に生きようとする姿と、それを見かねる相手の男の息子との心のふれあいのドラマ。
男の子が初々しいと言えばそれまでだが演技がいまいち、但し同級生との恋愛模様は青春を感じさせてくれて良いシーンの連続。
にしても同居人に広瀬すずがいたら年上だろうが惚れてまうやろ~
流浪の月でも思ったが広瀬すずは大人の女性になって相応の演技が出来て凄い役者になったと、海街diaryではかわいい10代を演じて共演者を食ってたけど天性の演技力に脱帽です。
つまらなかった。
なんとか最後まで観たので★。
榊さんはなぜシェアハウスに住んでいるのだろう。
一人暮らしの方が居心地良いだろうに。彼女のキャラクターなら。
親が不倫して恋愛しないになるのが不自然に思えた。
なぜあんなに拗らせているのかが伝わらず。
広瀬すずが出ている作品は観てきたが、今作ではミスキャストに感じてしまいました。
緩すぎる川なのかな
男子高校生の淡い恋心を交えて、偶然がもたらす運命に動かされる高校生と大人の女性。それを女性の視点を中心に描いてるのだけどなんとなくしっくり来なかった。
まるで緩い川を下り海へと流れ出た様でした。
もう少し川を流れるだけじゃなく、石をも削り海へと流れでる物語を期待したのだが。
また高校生が女性の微細な表情を読み取るのだが、(転校したわけでもないのに)引っ越し後の登校日の会話に妙に違和感を感じた。
うーん
すずちゃんじゃなくても良かった感。
映画のポスターとかビジュアル見ても、すずちゃんをピックアップしすぎて、何の為の映画かわからなくなる。
やっぱ上手いし、かわいいし、素敵なんだけど、すずちゃんが出る事によって全てがすずちゃんの映画になってしまう。それほど、すずちゃんの存在感は女優として一流になったということか。
だからすずちゃんを起用するには、すずちゃんに負けない脚本力と演出力が必要。
そして相手役の俳優さん、フレッシュで素晴らしい演技でこれから出てくること間違いなし。すずちゃんに負けてなかった。
すずちゃんでは無い気がします
すずちゃんは『怒り』で すごいなこの子!と思って以来注目してますが、この榊さん役にはミスキャストだと思いました。残念。
高校生の時に母親が男に走り家を出て行ってからメンタル成長止まってる、【構ってちゃん】のアダルトチャイルドの榊さん。そのせいで『恋愛しない。いらない』って。
これは相当 説得力持たせなきゃ共感できないキャラなのに すずちゃん、化粧濃すぎ、オシャレ過ぎ。いつもふくれっつらで可愛くない。
簡単に言うと、主人公に感情移入できなかった。
「すずちゃんの演技の新たな引き出しを見ました」って言ってる人たち、え?ほんとに??
今回は黒歴史になってると思うけど?
もう少し、ナチュラルすっぴん美人で、憂いも出せる上手い女優の方が良かったと思う。
高良健吾も、なんかマヌケな感じだったなー
広瀬すず無双
原作未読。映画だけの評価です。
おじさんの家に下宿したら綺麗なお姉さんとクラス一の美女の兄がいました。漫画かよォ!って思ったら原作漫画でした…
主演は広瀬すずってなってるけど、主役は直達ですよね?
なんですけど直達の演技が…もっと頑張れ…
人間関係が入り組んでいるので同級生ヒロインは消してしまってもよかったのでは。高校の描写は最低限ですし、家族の話に注力したほうが映画としてまとまったかなと。
演技だったり構成だったり、もうちょっと違っていればよくなりそうな感じではあります。
やはり骨格、映画も骨格のゆがみが原因。
終盤は広瀬すず無双なのでそういう映画ってことなのかも。
やさぐれ広瀬すずを見たい人にはオススメ。
原作と雰囲気は違いますが「広瀬すず版」としては納得の作品
田島列島の漫画原作の実写映画です。原作はアンニュイなラブコメなのですが、映画の方はもう少しストレートな話になっています。
映画的な感想から。やっぱ一番は広瀬すずですね〜。今回は無表情キャラだったのですが、それでも表情演技が抜群にうまいです。お盆事件の翌日、シェアハウスの玄関での直達とのやりとりとか、横顔と目線の動きだけで伝えていますね。
楓役の當真あみも良いですね〜。「かがみの孤城」でも散々ですし、演技はコレからですが、この透明感は画面の癒しになります。
原作のコミカルな部分の表現も良かったです。田島さんのギャグって、真剣さのなかにある笑い、ってパターンが多く、そこがよく表現できていたと思います。凄く真面目に演技しているのに、ココは笑うとこだよ〜、って雰囲気ですね。
原作を含めた作品的な感想。
映画は「広瀬すず」中心。原作の榊さんには似ても似つかないビジュアルですが、コレはこれで良かったと思いました。
広瀬すずが強いので、直達がだいぶ弱かった。ただ、そうして観ると、この作品自体、榊さんの物語、と捉えて良いのかな、と思いました。榊さんにとって、直達は16歳の頃の自分で、「このまま無かったことにしようかな〜」と流されてた26歳の自分と、直達を通して再会した16歳の自分の物語、って解釈も成り立ちます。
だから、原作では榊さんと直達は明示的にも付き合う感じで終わるのですが、映画では榊さんの自立のシーンで終わるのでしょう。いや、漫画の終わり方もサイコーでしたがね〜。
なんで広瀬すず?って思いますが、この原作の雰囲気、特にシェアハウスの古い日本家屋の雰囲気なんか、彼女の初期の代表作の「海街diary」を思い出すので、凄くストライクなキャスティングでした。
繊細な気持ちのひだは描かれていた。家族にまつわるトラウマの話と恋...
繊細な気持ちのひだは描かれていた。家族にまつわるトラウマの話と恋愛が重なるストーリーは興味深く、おそらく実話のモデルがあるのだろうと。すずちゃんはやっぱりいい。少女のまま大人になってる感が上手く描けてた。
すずは海に向かって流れた
予告の、シェアハウス設定 +「私、恋愛しないので」の台詞で、明らかに茶番臭プンプン、すずのプロモ臭プンプンで、気にも止めないプンプン映画だったが、予想外の信憑性のある高評価レビュー多数で、思わず鑑賞してしまった
コロナ禍以降は、以前よりサクラレビューが劇的に増えた気がするので、騙されまいと必死なのです
駄作映画を観ると、お金を無駄にした!というよりは、時間を無駄にした!と気力を失います
ディーン・フジオカのピュア・ジャパニーズや、幸福系宗教映画など、映画制作関係者等のサクラレビューに騙されてはいけません
まだサクラレビューバイトがあるのか?
ディーン・タピオカ
ブーム終了…
今作のポスターの、少しむくんだ感じのすずの顔が、作品そのものを表現している様な気がした
流浪の月のポスターの横顔は好き…鼻が好き
広瀬すずは、神々しくて、役柄に違和感を感じました
あまり見ない役柄だから?
メイクがイマイチだから?
いちいち可愛くてオサレな衣装類
水だけに水色の冬服類多し
特にセーター類にキュンキュン
キューン・タピオカ
仏頂面で作る料理が美味しいとは限りません
麺つゆだけの味付けで美味しくなるとは限りません
(試してないけど)
多分3倍濃縮の麺つゆ? せめて砂糖は入れたいものです
カレーに卵は入れません
生卵は研ナオコの商標登録です
ポテサラはボテっと作りすぎです
ポテっと程度で良いのです
神に捧げる貢ぎ物のよう
すず神様 降臨?
カミングスーン
アイムカミング
カムカムエビバデ
ゆで卵も作りすぎです
全部食べたら板東英二になりかねません
卵の様に転がり落ちて、砕け散った芸能人生
生卵の様な儚さなのです
バーベキューの肉がデカイです
噛みきれません
アイムカミング
便秘になりそう?
知らんけど
食べ物のシーンは、あまりそそられなかったです…
もう少し細かな料理工程描写だと良かったかも
意図的にサバサバした演出なのだろうが、せっかくの料理がもったいない…
青年の「うまっ」の台詞が耳障り
演技は上手くない
あくまで個人的意見です…
昔 勤めてた会社に、鬼の様に綺麗で、鬼の様な性格の鬼女上司が居ました
鬼美人なら全てが許されるのだと、この時学びました
広瀬すずの役柄とは違い、救いようがありませんでした
救いたまえ
清え……たまご♪
作りすぎです?
高良健吾も神々しくて違和感ありあり
こんな神々しい漫画家がいるのか?
エロ漫画家か? そうなのか?
家の中でキュートな帽子を被るのも少しイタイ
漫画家なのに健康そのものなのもズルい
健康健吾…抱かれてもいい
嘘です
當真あみは役に合わない濃いめのメイク
化粧映えしすぎる顔なのか?
学校のシーンはガッツリメイクで違和感あり
首のホクロはやる気スイッチ
CMの企業名が「やる気スイッチグループ」なのは驚き
僕のやる気は行方不明…
戸塚純貴は、ザ・自己犠牲俳優
ジュノン・スーパーボーイで「理想の恋人賞」受賞者なのに、怪人役ばかりが目立つ
恋人は地味に嫌…
いかにもなシェアハウス住人役だが、女装占い師って…
需要あるの?
女装より男装が好き
宝ジェンヌが好き
宝田明はダンディズム
僕はパンティズム
カオス
そして福田組の犠牲者
福田の下では福が来ない…
青年役は知らない…少し貧乏臭い雰囲気
シャ乱Qのまことの親戚風
まことちゃんカット
まことちゃんより漫画版ウルトラマンが好き
後半で、赤い女性向けマフラーに変えたのが不自然だった
子猫はベタでズルい…頼るな
僕は猫を3匹飼ってます
1匹は、枕元でゲロを吐きます
もう1匹は、ウン子をした後、器用に床で尻を拭きます
床には糞の1本線が…
もう1匹は、丸々太って幸せそう
どちらがペットか判らない
飼って飼われる同類人生
ヘルプミー
リメンバーミー
そしてあの日に帰りたい
W不倫役の、青年の父親役の北村有起哉と、すずの母親役の坂井真紀が1番ハマってた印象
苦悩する2人の姿に涙…
ガツンとカツアゲはしょうがない
少年時代は、親の不貞には気付かないものです
大人になって知った時に、怒りをぶつけるかは、それぞれの人生によりますが、親の残りの人生、いなくなった時の残りの自分の人生を考えて行動したいものです
前半は、いい雰囲気だがやや茶番
付属品の様なキャラ設定
茶番BGM
新春SPドラマ風味
中盤から面白くなる
昭和的恋愛模様
オレンジロードや、めぞん一刻…夢の三角関係風味
そして苦悩する人々
中盤の台詞等で、オチまでの流れが大体想像出来てしまった…
ほぼ予想通りの展開だった
終盤は既視感あり
旅館に泊まった時の青年の台詞が、どっかで聞いた様な…
10代青年と年上女性の淡い恋のやりとりって、全世界共通の恋愛王道パターンですね
中盤の、すずが酔って夜道を歩くシーンと、ラストの天気雨の照明がやり過ぎ
意図は解るが眩しすぎる
感情も干からびる
2時間枠の映画より、夏の1クール8話ぐらいのTVドラマの方が、じっくり描ける内容だと思った
原作漫画は知らないけど、漫画版ならもっと面白そうだな…と思った
この監督のロストケアは、僕の経験と被って大号泣したけど…
調べたら、(最近)映画を作りすぎてる印象…
名前負けした映画が多い様な…
三池監督の様に大量生産工房には、ならないでほしい
三池監督も好きだけど
水を流せば忘れそうな、少し物足りない映画でした
綺麗なお姉さんは…好きですか
大西利空くんのピュアな感じがいい。
すずちゃんの
ツンとした感じがイメージそのもの。
まさかの!恋愛もの
そうくるとは・・(少しは思ったけど)
周りのキャストの方々の面々が面白かった
あみちゃんとお似合いだったけど~
この年頃の男の子は年上の女性に
憧れを抱く・・のかな~
子猫も可愛い。
料理も…牛肉の~料理名わすれたけど
美味しそうだった。
大西利空はキングダムで信の子役だった
……いつのまに大きくなりました
なんかいいな!
『美しい鰭』もコナンの『黒鉄の魚影』にぴったりの内容でしたし今回エンディングで流れた『ときめきpart1』(part2もあるのでしょうか?)もストーリー全体にとてもマッチしてタイトル通りの幸せな気持ちになりました。スピッツ、いいですね!最近観た教授の『怪物』も本当に素晴らしい旋律との融合で作品の価値を高め感動しました。映画と音楽、絶対切り離せないですね。
本題に入る前に違う切り口から攻めてみましたが、そう『なんかいいな』の率直な感想から広がらない割には気持ちよく観られて、結構好きなタイプの作品です。
広瀬すずさん、メキメキ役者のスキルを上げてきてますね。こんな大人の女性の難しい心情を表情と態度で見事に表現してました。中指立てて『デス デス』言ってた頃が懐かしいです。プロポーズされて思わず泣いちゃうゼクシィのCMで初めて出会って、コメディからシリアスものまでこなせるいい女優さんに成長されてお父さんは嬉しい限りです。(誰のお父さん??)要所要所の変な方言もよかったですね!
広瀬すずさんの映画でありながら大西利空さん、北村有起哉さん親子もとてもよかったです。その顔つきから結構悪役が多かった(『SP』では確かテロリストのリーダーで格闘家になる前の岡田准一さんと渡り合ってた記憶があります)のに今回の間が悪すぎる、絶対浮気なんてしそうもない鼻絆創膏おじさんは秀逸でしたし、大人からカツアゲする『アゲ太郎』直達の🎵大人の階段昇る〜君はまだシンデレラ、じゃない王子様かな?もよかったです。
朝の情報番組で毎朝藤木直人さんにお弁当作ってもらってたなっちゃんこと當真あみさん『かがみの孤城』もよかったでしたが今回はちょっとかわいそうかな?
具体的な良さを語れてませんが幸せな気持ちにしてくれる素敵な映画でした。
追伸
最近は映画を選ぶより朝一番の上映作品からなんとなく選んで観てそのあと我が家の天使と遊んですごすのがルーチンになり以前の鑑賞ペースに戻しつつあります。ただ毎度書いてますがいくら朝イチと言っても名古屋の映画館、客数3人はちょっと心配になります。
恋愛メインの作品ではないはず…
実写化で初めてこの作品を見る人は、感動するシーンが1つ2つあって良いかもしれません。
原作を読んだ人は、そのギャップに何度か死ぬと思います。
映画の宣伝を見て、「面白そうな映画だ、原作あるんだ、読んでから見てみよう」と思い原作マンガを買いました。一気に3巻読んでとても気に入ったのでその日そのまま映画を見ました。21時くらいに映画は終わって、死んだ部分(なんでそうなってしまったのかと思った部分)をiPhoneのメモに書いていたら23時の時点でiPhone13miniのスクショ5枚に収まらない量になってました。そこで特に訴えたいことを作品を知らない人のネタバレにならないように書きます。
映画の公式サイトで確認できる部分は書きます。
まだ1周しか読んでませんが、原作で私が面白い、良いと感じたところは次の通りです。
①どの登場人物も面白いセリフやアクションを欠かさない、人情味あふれる設定や環境
②直達くんの声に出さない大人びた気持ち、感情、考え方
③短い間で内面的にとてつもなく成長する直達くん
④高校での青春
⑤心を閉ざした榊さんがだんだんと感情を取り戻していく様子
⑥変えようと取り戻そうと努力し始めて爆発する感情
これが実写化では消されてたり捻じ曲げられてたりしてて死にました。
①は完全に消されています。全ての吹き出しが面白かったのに対し映画はそういったセリフはみんな全く言わず、そればっかりになるシーンは全く違うシーンに書き換えられています。減った分の笑かしポイントだったのかなと思うシーンが1つ2つあった気がします。
②もゼロです。直達くんは、というかたしか全員、心の声をレコーディングしていません。その代わりに映像に表れているようにも見えなかったので初めて見た人にはキャラの行動の意図がわからない場面が多いかと思います。
②がないので③も当然わかりません。
④はゴッソリ削られています。
まず「①の理由は楓さんを映したくなかったからなのか」と思うくらい楓さんがシーンの主役になりません。それでいていつの間にかシェアハウス内にいたり、ユーモアを封じられた優しい子だったのにいきなり「このハート泥棒野郎!」とだけ言ってみたり。楓さんは直達くんとどこでも話すし、モテることがわかるシーンもないから、唯一ある3人から告白された子だぞという冒頭のセリフが独り歩きというか、そこだけ変えないのかと思いました。楓役の當真さんの演技が上手だと思ったので少し残念です。
直達くんが部活動をしているかも不明になっています。部活シーンがないので面白い登場人物が1人減り、青春もより薄いです。
⑤は3回くらい折り曲げられています。
まずこの作品は榊さんのみを主人公として見た場合、「心を閉ざした人が感情を取り戻す」というストーリーだと思うのですが、映画の公式サイトを見てわかる通り「恋愛を辞めたお姉さんと年下君の逆年の差恋愛ストーリー」といった感じで紹介されています。ハグとかデートとかのキュンキュンドキドキ恋愛ではなく、もちろん恋愛も取り戻すうちの一つになりますが、怒りや寂しさなどの感情も取り戻しているので内容と広告のギャップが大きいのではないかと思います。
次に榊さんが取り戻す感情の中で、映画では明らかにならない部分があります。原作でいう最後の1年が1秒も描かれていません。だからといって、その1年で起こることを映画では前倒しもしていません。監督の名前が上に消えて、そのまま明るくなる劇場に驚きました。初めて見る方にとっては、結局なんだったんだ?で終わるかと思います。上でも書いた通り物語の紹介と内容にギャップがあるからだと思います。
そして⑤の最後、⑥とも関係しています。榊さんは「過去に計り知れないとてつもなく嫌な思いをして、心を閉ざした人」だと私は思っています。私が全て我慢していればいい、私が全て引き受ければいいと心を閉ざしてしまったから、恋愛もしないんだと思います。しかし映画内では単に「恋愛を辞めた、いつも不機嫌なお姉さん」として扱われています。恋愛を辞めただけで常時不機嫌はおかしいと思います。本予告動画の冒頭で「カレーじゃないんだ」と言うように、不機嫌さを表すためか最初から怒りを持っているように感じました。
心を閉ざした人は絶対にもっと優しいはずです。原作ではそれが表現されていました。私と関わるといいことないよという優しさが不機嫌に突き放しているように見える時があるんだと思います。だからこそ榊さんの「優しい人だよ。」とか「いい子だよ」というセリフに重みが生まれるんだと思います。私は15歳を8年やっていたのでこれは自信があります。
もちろん、全て良くないというわけではありません。
マンガを読み終えて映画を見る前、このお姉さんを広瀬すずさんが…と思いましたが、常時不機嫌なお姉さんとしては合っている気がしました。榊さんというより広瀬さんに寄せているのかもしれません。
主人公2人が朝海に行くシーンは原作にないですが、語り合わずにいることで2人の感情が爆発する瞬間をうまく表現していると思います。広瀬さんのマジ蹴りは私も受けたいです。
走るシーンはマンガでは表現できない人やカメラが実際に動く良さがあります。
映画を作る側の事情は全くわからない身ですが、この条件、この設定でなんとか全部成り立つようにしたぞという感じがします。
こんなにも違うと思ったのは自分だけかもしれない、それでもこの作品は売れるようになっていてこれだけ見てよかったと言う人がいる、かといって自分は映画監督になってすぐにこれのシン劇場版を作ることはできないと思うと悔しいです。原作者の田島さんも、ピース又吉さんとの対談動画で「映画のことはお任せしている。」と話していますが、このギャップをどう感じているのか気になります。又吉さんは「原作から少し形が変わった部分もありましたけど」とか「映画には出てこなかったですけど」と原作と違う部分を何度か話していました。このギャップは監督が作るものなのでしょうか?あるいは、監督の前田哲さんや関係者にも同じことを思ってる人がいて、よりエラい人に大人の事情ってやつで突き放されてるだけなのでしょうか?
why?
なぜでしょうか?(自問自答中)。役者の演技も1つ1つの台詞もしっくりこず、心に染みてきませんでした。「前田監督は納得してるのかな?」と観ながら考えてしまったのですが、単に自分の好みのせいかもしれません…。初めて観た前田哲監督作品はたぶん「ブタがいた教室」(08)で、次に観た「極道メシ」(10)がツボでした!人それぞれの記憶に刻まれた美味しい食事とともに大切にしまってあるシャバでの想い出をユーモアたっぷりに描いてて、深く感動しました。「こんな夜更けにバナナかよ」(18)はそこそこでしたが、「老後の資金がありません!」(21)と「そして、バトンは渡された」(21)はどちらも素晴らしい出来で、脂ののりきった感じでの今作でした。物語の主人公は直達(大西利空)だと思うのですが、諸々の事情で広瀬すず主演ということになるのは仕方ないとして、どうも直達のキャラや言動がピンとこなかったですね…。ふと高橋留美子さんの「めぞん一刻」を思い出しました。訳ありの美しい年上女性に密かに思いを寄せる浪人生という図式で、優柔不断でドジで何の取り柄もないような主人公・五代裕作は凡庸ながらもとても魅力的に描かれていて、思いっきり感情移入した覚えがあります。詰まるところは相性ですかね…。
「女優広瀬すず」だけで、客は呼べるのか?って言う映画。
「見えない目撃者」で吉岡里帆が覚醒したみたいに、広瀬すずにもターニングポイントになる作品が、そのうち来るはず、と思ってるんですけど、なかなか来ないw
コレは来たか?って感じながら見てたんですが、川沿いの土手、酔っ払って歩きながらの長回しに耐えられず。あそこさえ演じきってれば!な作品でした。でも、コレはかなりきてましたし、月がどーたらなアレに比べれば全然良かったです。
画が良かったり、悪かったり。旅館で仰向けになる2人。静かに話を始める榊。の画が惜しいです。下手にStaticです。が、角度とか、焦点とか、印影とか、も少し、どーにかならん?引越しの報を受けて川沿いの土手を走る直達。反対側を歩く榊を見つけるドローンの画は素敵でした。別の道、ゆっくりと前を歩く榊を追いかける直達。水の流れに邪魔されて追いつけず、また土手を駆け上り、最後は橋の上で、真正面からぶつかる。と言う、象徴的な描写も含めて、ここが良かったです。
で、最後はショタコンか。
まぁ。そうなるかw
良かった。期待以上で。
ゆっくり進む時間感覚が、今日の気分にピッタリでした。
この後、待ちに待ったスパイダーバースだすw
大人になった広瀬すず
広瀬すずと脇を固める人たちの演技はよかった。
問題は、彼の方。某大手事務所の方かと思うほど棒読み感・・。 いや、頑張ってる方とは思いますが・・。 広瀬すずの相手には遠いだろう。
広瀬すずも大人になってしまった。
永遠の18歳でいて欲しいのに。
綺麗だけど…
※原作未読
地元ロケという事で気になる作品でした!
結果、地元ロケは見慣れたお店の看板がぼんやり映ったり現実感ありすぎて映画の世界観に没入できないのでダメだ…と思いました(笑)
映画の評価としては……
前半はコメディ要素もありつつ、早々に伏線(?榊さんが不機嫌な理由)回収するし分かりやすくて、老若男女問わずみんなが見やすい、後味すっきり恋愛映画になっていると思います。
10歳差の設定だけど、広瀬すずと大西利空が10歳差には見えず残念。演技が下手とかそういう問題ではなく実年齢が6歳差くらいしかないから仕方ない…
広瀬アリスではダメだったのだろうか…広瀬アリスで見たかったよ…
まあ、それじゃぁ「私恋愛しないので」がドラマ恋なんて本気でやってどうするのと丸かぶりしてしまうし、すずちゃんじゃないと集客できないですもんね…
大西利空は推し事務所のトップコート所属だから期待して見たけど、普通でした。
同世代の俳優さんと比べたら上手なのかもだけど、王様とボクの菅田将暉や、あゝ荒野の荻原莉玖ほどの衝撃は無かったな…期待しすぎました。すみません。
キラキラ美しい世界観を撮りたいのは分かりますが、12月に海に入るのは〇人行為だと思います。無理でした。すみません。
高良健吾、戸塚純貴…好きな俳優さん
北村有起哉、生瀨勝久、勝村政信…イケおじ達が
個性的なキャラを演じたり良い箸休めになったり、そこは良かったです。
北村有起哉のドアップは他の作品(ムショぼけ)が浮かんで、笑いを我慢してたのに吹き出してしまいました。映画は私語禁止なのにすみません。
広瀬すずが成猫なら、當間あみちゃんは子猫みたいで可愛かったです。
あみちゃんと利空くんの組み合わせが爽やかすぎて、別の恋愛映画が見たいww
アメリカンドリームwwwwww
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