「血塗れゾンビはいつものタケミチ」東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 決戦 uzさんの映画レビュー(感想・評価)
血塗れゾンビはいつものタケミチ
キャラ造形はリアリティラインを最適解で保ち、冗長だった部分はコンパクトにまとめられている。
演技もややオーバーながら皆上手く、実写化としてはシリーズ通して大成功だと思う。
(特に吉沢亮は、声優やらせても抜群なだけに声色や台詞回しが素晴らしい)
だが本作に関しては、制作面・原作面どちらにも疑問が多い。
まず、トータル186分で前後編にしたこと。
1本なら振り返りは不要だし、エンドロールも一回分、前作のヒナ爆破シーンの使い回しや今回の“オープン戦”も削っていい。
それだけでも160分程度に収まるハズだ。
分割したせいで、決戦への盛り上がりが薄いしタイムリープ要素はほぼなくなっていた。
また、場地が武道に東卍を託す唐突感。
稀咲という共通の敵がいながら本心は語られず、抗争中に信頼される行動をしたわけでもないのに。
東卍が武道に鼓舞されるシーンもサラッとしてたせいで、余計にそう感じた。
(声のボリューム上げるだけでも違ったと思うのだが…)
あ、逆に「半分コ」をサラッと言わせたのは良かったです。
鉄パイプなんかも振り回し、散々流血してたのに、いきなり「救急車呼べ!」とは。
(この台詞聞くたび「自分で呼べよ」と思うし、一虎に殴られた仕切り屋が言ってるのもギャグ)
アニメも見たけど、話はどんどんヒドくなる。
役者の年齢が上がりすぎるのもあるから、続編はなくてもいいかな。半端だけど。
廃車の山を駆け上がるシーンとか、凄くよかったけどなぁ。
コメントありがとうございます。
キサキの扱いとか、彼が黒幕だ・・・みたいな点とかも
匂わすだけでしたね。
タケミチに東卍を託すのも唐突でしたね。
ヒナの扱いもヒロインなのにもう少し大切にね!!ですよね。
私は映画を1とこの前後編観ただけの素人なのですが、
Uzさんの仰ることとても納得しました。
これから更に酷くなるなら、中途半端でもここで気持ちよく終わって
正解かもですね。