トロールのレビュー・感想・評価
全30件中、1~20件目を表示
ノルウェーから来た大怪獣(トロール)
Netflixで『2』が配信スタート。そういや、見よう見ようと思って前作まだ見てなかった。なので、まず『1』を。
『ハリポタ』や『LOTR』にも登場。ドリームワークス・アニメでは歌と踊りとハグが好きなキュートなキャラに。ファンタジーでお馴染み。
元はノルウェーの伝説の妖精。
トロールと言うと神秘的でファンタジーなイメージだが、本作はノルウェー製作の2010年のモキュメンタリー映画と同じ類い。
これはもうれっきとした怪獣映画。私のような人間には堪らない!
化石発掘専門の古生物学者ノラは突然、政府機関に呼ばれる。そこには、首相や軍司令官などの要人が。
山岳地方のトンネル採掘現場で山崩れが起き、地中から何かが現れた。
現場で撮られた映像から、ノラは巨大生物と推測。
その何かは山を下り、民家を崩し、巨大な足跡を残して突然姿を消した。
何処へ消えたのか…?
正体を確認する為に、ノラは父と再会。
昔は仲良かった父娘だが、今は疎遠。
父はイカれた言動で失職し、山岳地方で一人住む世捨て人状態。その研究対象が、トロール。
学者として父の言う事に半信半疑だったノラだが、遂に“それ”と遭遇。
自然と擬態していたトロールがその巨体を現す…! この出現シーンがなかなかゾクゾク。
現れたトロールに対し、軍は攻撃。が、トロールは驚異の再生能力を持つ。
追うノラたち。堅実派の主人公、イカれた言動だが伝説を信じる年長者、コメディリリーフ担当や力になってくれる軍人。
おとぎ話と思われたトロールの伝説から対策案を講じる。
トロールは山岳地方から郊外、多くの人で賑わう田舎町の遊園地を経て、首都オスロへ。
軍は秘密裏の強力ミサイルを用意。トロール殲滅のみならず、甚大な被害や犠牲が…。
軍の攻撃で凶暴化したトロールの煽りで、父が死亡。父が残した研究とトロールの秘密機関の存在から、一か八かの作戦に出る…!
トロールの見せ方、脅威。ストーリー展開にキャラの配置まで。ドラマもキャラもそつなくそれなりに。
本当に、怪獣映画のあるあるを踏襲。“キングコング”や“ゴジラ”のワードも出てきたし。
エンタメ設定だけじゃなく、メッセージ性も。
トロール出現の原因は自然破壊。
軍の強行。人間の傲慢。
周りがトロールを殺す事に躍起になる中で、ノラはやっと父を理解する。
この世にたった一頭のトロール。悲しく、寂しい存在。
考えてみれば、トロールから一方的に人間に牙を剥いた事はない。攻撃され、身を守る為に反撃しただけ。
一瞬、呼び掛けた父と心を通わせたような…。カメの守護神のように子供を助けるシーンも。よくよく見ると、目が優しい。
攻撃を止めさせようとするノラ。しかしその時、トロールの弱点である太陽の光が…。
トロールの断末魔の叫びが胸に響く…。
ノルウェーから、王道も王道の怪獣映画。
こりゃ『2』も楽しみ。
トロールは一頭だけだったのか…?
『ゴジラ』の名台詞に倣って、
あのトロールが最後の一匹とは思えない。もし、自然破壊が続けて行われるとしたら、あのトロールの同類が、また世界の何処かに現れて来るかもしれない…。
全てが王道展開
以前から気になっていた「トロール」、「2」の配信も間もなくと言うことで、漸く観ました。
トロールと言うキャラの目新しさ以外、何もありません。「ゴジラ」「キング・コング」と同様の展開、同様のオチ。トロールと言うキャラで★3で、ストーリーだけなら★2くらい。
ノルウェーの自然の美しさにトロールのCGが違和感無く再現されていたのも評価の1つです。
もう、設定、展開の全てがモンスターパニック映画を踏襲してて、北欧のキャラだから捻った展開でもと期待してたんですが。・・
登場人物すらテンプレのような役回り。
アンガールズ田中似の首相補佐官がいい味出してたくらい(笑)
まあ、1作目観たんで、2作目も観ますけどね。苦笑
ノルウェー版『ゴジラ』かな…❓
北欧に伝わる伝説の巨人『トロール』が現代に蘇って、ノルウェー・オスロの街を破壊して大暴れする物語。Netflixで現在配信中。
『トロール』と言えば、『ハリーポッター』『ロード・オブ・ザ・リング』等、様々なファンタジー・アドベンチャー映画にも登場するが、常に脇役で怪力だけのモンスターというイメージがある。しかし、アメリカには『キングコング』、日本には『ゴジラ』という世界的に認知されたモンスターがいるが、その歴史は『トロール』に比べると浅いものがある。
『トロール』は、数多くの昔話や伝説の中で、巨人という共通フォルム以外に、様々な形態で語り継がれてきている架空の生き物。今回は、体は岩でできている『トロール』で、その大きさも映像からイメージしても、50mを超すだろうと思われる。本作ではそんな『トロール』を主役に、人間達との死闘を描いている。
ノルウェーのトンネル工事での掘削爆破によって、それまで閉じ込められていた『トロール』が出現する。身体が岩盤でおおわれて、二足歩行で歩む巨体の『トロール』は、民家を破壊しながらオスロの街へと近づいていく。政府から『トロール』撃退の依頼を受けた考古学者のノラは、首相補佐官のアンドレアスとノルウェー軍のクリスと共に、調査を開始する。しかし、ノラの考えた撃退法はことごとく失敗に終わる。ノラはかつて『トロール』実現説を唱え、精神病院送りにされた父の研究を足掛かりに奔走する。
結局、こうした映画では、『ゴジラ』や『キングコング』もそうだが、人間の傲慢さや自然への脅威によって生まれたモンスターが、街を破壊する、人類への警鐘となる内容が常である。本作も、山を切り崩して自然を破壊した報いとして『トロール』が出現し、そこに、モンスターに寄り添う科学者と『トロール』の死滅だけを臨む愚かな指揮官との鬩ぎ合いによる展開は、正にモンスター・ムービーの王道とも言える。
出演者は、残念ながらノルウェー作品と言うことで、殆ど知らない俳優陣だった、但し、1か所、『トロール』出現の世界の報道のシーンで、もしかしたら『ジェラシック・パーク』のサム・ニールが映っていたと思ったのだが…他人の空似だろうか?
私は、これは「あり」だと思う。
ちょっと前に、ハリウッド製の有名な某怪獣映画について、「過剰にファンタジーの方に寄せ過ぎて怪獣映画としての面白さを喪失している」というような内容の厳しいレビューを書いたところだ。
そんなところで、本作を観た。これは、ファンタジーの方からアプローチし、怪獣映画の方へ越境せんとした稀な作品であると感じたが、同時にこんな風にゴジラのDNAが波及することがあるのかと意外にも感じてしまい、確かにリアル側からの視点で観れば荒唐無稽な物語だとしても、馬鹿げた作品だと断じることは自分にはできなかった。少なくとも厳しいレビューをした某怪獣映画より遥かに良くできていて面白かった。
この作品を作った人たちが参考にしたどうかは知るところではないが、虚構の存在に政治と武力で立ち向かおうとする人々を登場させ描いているあたりに、『シン・ゴジラ』の影響が色濃くあると感じたことを否定できない。
観た後で気付いたが、フィヨルドの崩壊で発生する大津波を描いた『THE WAVE ザ・ウェイブ』の監督による作品だと知り、こちらも大変よくできた作品だと感心して観たことを思い出した。
怪獣映画をつくるなら何が大事になるのかをこの作品を作った人たちはちゃんと分かって作っている。だからちゃんと面白くなる。そして、こういう作品をちゃんと評価できるオーディエンスでいたいとそんな風にも思わされる作品だった。私は、観るに値する佳作だと思う。
ノルウェー映画/ジャンル分けするなら巨大生物が暴れまくる系
ネタバレあり
山間部や草原の景色◎
突然の日本語で「ノルウェー気が狂う」はわろた。
普段は石や岩になって横になってるの、かあいいね。
モアナ1のあの島みたい。
どうでもいいけど、
車のシフトレバーが縦配列じゃなくて横配列でかあいい。
軍隊がトロールを追い込むシーンはゴジラさながらでしたね。
流し見だからよくわかんないけど、
トロールなんで首都に向かってたん??
山に住む妖精的なトロールは山に返すじゃだめなん??あの山はトロールの家にしよう、って思ったけど、
もしかしたら世界から見たゴジラも、世界の人からしたら日本の伝統だろ?倒さずに島に返せよって気持ちなのかも?
普通に国中暴れまくったら倒さなきゃいけんよな?
苔むしてたり岩っぽくてなんか愛着わくねトロール。
ノルウェーに行きたくなった。
まあリピは無いかな。
25.1.3 ネトフリ
北欧発の佳作怪獣映画
トロールの
トロールは、どこへ向かうのか?
ノルウェー産の怪獣映画って感じでしょうか。
ファンタジーでよく登場するトロールが、現代の町に現れて暴れる話。
怪獣映画では定番の軍隊との戦い。人類の武器が通用しないお決まりのパターンもおさえてました。
建物の破壊や、見上げる様子なんかもよくある絵柄だけど、ワクワクしました。
何気におじいさんと心を通わせたり、子供を助けたり、心を持っているような描写も良かったですね。
【ネタバレ】
なんか、最後は切なくなっちゃいました。
ひとりぼっちが寂しくて・・・?
家族を求めて町までやって来る?
怪獣映画でしたが、哀愁漂う最期、朝日を浴びて石に変わってしまう。
ただ単に、やっつけた喜びには浸れなかった。
最後の最後にお決まりのパターンがあったけど、必要だったかな?あのまま終わってた方が良かった・・・
地雷映画
ラシュモア山か?甲斐駒ヶ岳?さぁーどちらか?どっちでもなく、ただの怪獣映画だった。擬態ね。
風呂にも入っていないク◯ジジイが『神聖な山にトンネル掘って自然を壊すからこんな事になる』と今更観念的な事を曰う。反対運動はこの地で既に女性中心で起こっているわけで、その事情も知っているし、ましてや、娘は彼の影響を受けて、生物学者になっている。つまり、それまで無視していたこのク◯ジジイが一番悪い。カッコづけてえらそうに。自業自得。トンネルによる自然破壊は理解できるが、その前にNATO軍を含めた軍事国家を悔い改めるべきだと思う。TATT◯◯が妙にB級感を醸し出していた。
出鱈目な話で宗教観まで否定する事はやめて貰いたい。スウェーデン系フィンランド人の作ったキャラクターに変なイメージを植え付けないで貰いたい。トロールの伝承は日本で言えば、デイダラボッチであり、地縛霊として崇めたてられている。それを後世のキリスト教が異教徒として迫害した事も事実ではあるが、地縛霊には感情はあってはならない。食物連鎖を称えるアイヌの文化に似ている。
トンネルだけ取り上げればウルトラQのゴメスを倒せだねぇ。
トンネル掘削を中止する前にNATOをなんとかすべし。クレタちゃんもそこまで踏み込めば理解できるが。
後、20分もあるが、とんだ地雷映画だ。
まぁ、現実は違うが、NATO軍の判断がこの人達に委ねられていることは今でも同じ。そのNATOの存在でウクライナもロシアも破滅を迎えるかもしれない。
まぁ、原子力を使わなくても太陽光でなんとかなるって暗示なのだろうが、安易に原子力を使おうとしている親父は即刻辞任してもらわないと。こんな人達は世の中にたくさんいるんでしょうね。
最後に『ペール・ギュント』続篇は作らないでね。まぁ、ノルウェーは壊すものがないから、むやみやたらと壊さないのには少しは共感するが、所詮、地雷映画。
トロールが不憫すぎて…
主人公は父の言うことを頭では否定しつつ、心の中で信じたいと思ったからこそ古生物学者になったんだろうな。そして事件が起こると、直感的に父を訪ねなければと思った。
学者としてのあり方に囚われる前半から、父の死を経て現実と向き合う後半。決断をすることが求められる首相とのすれ違いは必然。
それにしてもトロールの境遇から結末まで、不憫で仕方ない。家族の頭蓋骨を見て、夜明けが近い事を忘れて走り続ける姿。主人公も同情して帰るように促すが朝日がのぼり最期を迎える。それを看取った主人公がその後直ぐに晴れ晴れとした顔を見せるのは解せない。こういう国民性なのか…
王宮の地下で明らかになる秘密、とても良い素材だと思うんだけど、ストーリーに活かしきれず残念。
おとぎ怪獣
Netflixで鑑賞(Netflixオリジナル映画・字幕)。
ノルウェー発の怪獣映画と云うことで観てみました。
ストーリーは怪獣映画の王道でとても観易く、トロールの謎がノルウェーのおとぎ話に隠されているのは斬新でした。
結末が悲しすぎる。人間の傲慢さの犠牲者であるトロールが何故死ななければならないのか、考えさせられました。
国が違っても怪獣が背負わされるものは変わらないなぁ…
美しいノルウェー。
ハリウッドの『GODZILLA ゴジラ』をはじめとする「モンスター・ヴァース」を意識している感じ。
主にノルウェーに伝承として残るトロールを題材としていて、興味をそそられ鑑賞。
こういう映画は嫌いじゃない。
頭を使わず、ボーっと見れる。
一番残念なのは、やはりトロールのビジュアルでしょうか?
確かにあれだけ巨大だと服を着ているのもおかしいし、作ったような武器を持たせる訳にもいかないか。
せめて顔だけでも、もう少し造り込んで欲しかったかな。
人間のキャラクターは、魅力的。
特に、メガネっ子のオタクっぽい女子が、学者を殴るシーンなどは王道とも言える展開。
ノルウェーの自然が美しい。
評価はこんなものかと思いますが、観てよかったです。
by TRICKSTER10
頑張ってはいます
このノルウェー産の作品は、特撮的には頑張っているとは思います。がしかし、細かいところのストーリーが甘いです。それゆえに、盛り上がり緊張感に欠けてしまいます。特に個々のキャラの行動がおかしなことばかりです。
そして1番ダメダメなのは、そんなに急に夜が明けるんかい!ってとこですかね。
けっこうよかった
トロールというファンタジーに科学と政治で挑んでいる様子が丁寧に描かれていてとてもいい。頭がおかしい人扱いされていたお父さんがトロールのしっぽに蹴られて死ぬ。切ない。
王宮の下に高級車がずらっとコレクションされていて、よだれが出る。
トロールが可哀そう
トロールがひたすら可哀そう。
映画で出てくるトロールはトロール王国の王子?の設定ですが、人間の宗教上の理由で家族を皆殺しにされ、その家族の骸を取り返そうとするも空しく最後は人間に殺される無念なキャラクターでした。
しかもこのトロールが復讐心に狂った理性のない怪物なら、モンスター映画として殺される結末に少しは納得がいくかもしれませんが、なぜか登場するトロール王子はかなり情に厚く、理性的な性格です。
当然家族の敵(かたき)である人間に対しては敵対心を表しますが、基本的に自分以外の動物には見向きもしません。軍隊に一方的に攻撃されたときも、人間の必死の呼びかけに落ち着きを取り戻し耳を傾け、ヘリコプターが墜落して民間人の家族にぶつかりそうになった時は、自身が攻撃を受けている最中でも守るなど、登場するどの人間よりも人格者です。
主人公はそのトロールに対して同情しており、できるなら人間による殲滅以外の道を取ろうとしていますが、結局殺すことになり、しかもそれで周りが笑顔なら自分も満足そうな顔で笑い、さもハッピーエンドという落ちで終了します。
せめてそこは、トロールを逃がすことができなかったことや、人間の都合で孤独にしてしまった最後のトロールの命を奪ったことに対して、周りに流されずに罪悪感や無力感を感じて欲しいかったです(なぜみんなと笑い合うのか)。
全30件中、1~20件目を表示













