「眠くなるのでしっかり睡眠をとってから観てください」VORTEX ヴォルテックス Oliverさんの映画レビュー(感想・評価)
眠くなるのでしっかり睡眠をとってから観てください
前日夜更かししたせいか、内容が単調だからか、10分ほど眠ってしまい意識がなかったです。
老夫婦の日常を淡々と描くシーンが続くのでこれは眠くなるのて要注意。
誰もがかかる可能性のある認知症。他人事ではないのでいろいろと考えさせられる。
奥さんが奇行してるというのに一緒に暮らしてるのが動作の遅いよぼよぼのおじいさんなもんだから止めるのも全く間に合ってなく、時すでに遅し状態。
先を予測して大事な原稿くらい手の届かないところにしまっとくべき。ガスの元栓も自分が使わない時は切っとくなど先回って行動しないと。(元栓に気づいたら意味ないけども)
何しでかすか分からないのにおじいさんも息子も野放しにしすぎなシーンが目立つ。
認知症とはいえこんな事を毎日やられたらイライラして生活なんて送れたもんじゃないと思ったが、おじいさんの忍耐力と愛がすごかった。
よそで不倫してたからこそ妻に優しくなれてたのかもしれんが。
奥さんが認知症を患うだいぶ前から不倫してたみたいだから正直救いようがない。
息子も小さい子どもがいるというのにクスリの売人かつ自分もクスリやってて、父親として全く示しがつかない。
一体誰に感情移入したらいいのだ?というストーリーであった。
子どもミニカーをぶつけて遊んでる時の衝撃音がうるさくて不快だった。一度や二度ではなくやけにしつこい。映画館の音響だからというせいもあるが(なんで何も言わないんだこの父親は?)と思った。
外出時でも子どもを注意しない親が目立つが全く意味が分からない。
亡くなった後に空っぽになっていく家には自分もいずれそうなる、みんなそうなる、人生は儚いなぁと考えさせられる。
最後は普通にエンドロールが流れると思っていたから急に一瞬で終わって劇場が明るくなるもんだから、観客もしばらく誰も席を立たずにぽかーんとしていた。
続きが流れるの?エンドロールが流れるの?と戸惑っていたら、アーニャの画面(広告?)が一瞬出てきて終わった。
余韻もヘチマもなかったが、これからの老後問題としては内容は刺さるものがあった。
自分の親が認知症にならないように何か予防策はあるのか、なった後はどんな対処法があるのか、勉強しておこうと思う。