「誰かが死んでしまうことを日々考える」VORTEX ヴォルテックス みみみさんの映画レビュー(感想・評価)
誰かが死んでしまうことを日々考える
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2画面にすることによって、2人を対比だけなのかと思いきや、真ん中の線を超えて1人の画面に1人の手が移ることがあった。2画面の使い方は、それぞれなだけではなく2人の距離感をも表すものとなっていた。誰がよりそおうとしているのか、わかりやすい。
途中愛人を登場させた理由がなんなのか分からなかった。読解力不足で悔しい。認知症になってしまった原因として、視聴時は捉えた。
映画館はまるで夢のようだと言っていたが、拘束性のあるものは、途中で覚めることが出来ない。目を逸らしたかったが、映画館で見たから目を離すことが出来ない、途中退出もできない(しようとしない)。そんなことが物語全体でも通せてた。
いつか人は死ぬ。分かっていても私は耐えられないし、できるだけ考えたくない。この映画は私にとって希望にはならなかったが、どうすれば良かったのかという課題を与えさせてくれる作品であった。身近で、現実感のあるものは緊張感を走らせ、なにかしなけらばならないという衝動に駆られる。その何かを明確に表してくれていた。
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