「良質のドキュメンタリー作品と言っても良いのでは??」VORTEX ヴォルテックス らま+たんさんの映画レビュー(感想・評価)
良質のドキュメンタリー作品と言っても良いのでは??
凄い、けどもう一度は観たくない。
苦し過ぎる。
運転免許の更新に行くと見させられる“教習ビデオ”みたいだなー、と感じた。
『みなさんが向かって行ってる先はこんな感じなので、今後どうすべきか考えておきましょうねー』的な。もしくはドキュメンタリー。
『ファーザー』のアンソニーホプキンスは一人称目線だったけど、今回は二人称・三人称目線。世界的に問題になってる“老老介護”が他人事ではない人は一度は観ておくべき。目を背けられない現実がそこにはあるし、自分とは無関係とは言ってられない話。
初めの方で昔の記憶が時間の経過とともに曖昧になることについての説明がされていて、なるほど納得してしまった。
起きた事象自体は(当然ながら)変わらないけど、それを描写する自分自身が成長する事で描写の仕方が変わるから最初に経験した時と時間が経過してからとでは変化してしまい、だんだんと曖昧になっていく、というもの。
昔のことをハッキリと覚えていないのは老化現象なのかと思っていたからこの説明にはなんだか救われた✨(逆にいつまでも鮮明に覚えている人は……成長してないってこと⁉️😅)
ただし、『トラウマ記憶は除く』ってやはりトラウマになるほどのインパクトの事象は多かれ少なかれ脳にも精神にもダメージを与えるって事なのね…こわいこわい。
とにかく観たうえで強く強く感じたのは、人間死ぬ時は何も持っていけないんだからモノに執着するのはやめよー、でした。
断捨離します。
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