「少々退屈、それが人生」それでも私は生きていく ケロケロケロッピさんの映画レビュー(感想・評価)
少々退屈、それが人生
親の介護、子供の世話、仕事、妻子持ちとの恋。その繰り返しで過ぎる1年。大きな変化も進歩もないので、映画としては少々退屈。ただそれだけリアルな人生を感じた。
特に親の介護の描写は衝撃的。日本だと建前だけでも"親孝行してます感"を出したり、心配しているフリをしたりすると思うが、映画では「(娘なのにトイレの介助を)しないの?」「ええ、しないの」とかなりハッキリした態度。親とはいえボケている人と接し続けるのも疲れるから、自分で限界だと思ったらサッと帰る。フランスがそうなのか映画の中だけなのかわからないけど、これは家族にとってはかなり助かる考え方だよなあ。日本でも広まってほしい。
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