「おフランス版の『あちらにいる鬼』みたいな感じでしょうか!?」それでも私は生きていく talkieさんの映画レビュー(感想・評価)
おフランス版の『あちらにいる鬼』みたいな感じでしょうか!?
同時通訳の仕事をしているくらいですから、きっとアタマの良い人ではあるのでしょう。サンドラは。
才媛であることは、疑いのないところなのだろうと思います。
老父の介護ににまっわる不安やプレッシャーを、別れた旦那の親友との関係で埋め合わせ―。
そして、日本語版予告編によれば、本作は、そのミア・ハンセン=ラブ監督の自伝的な作品とのこと。
サンドラの「生き方」には共感することができるかどうかは、さしあたり別論として。
思い起こせば、一人の女流作家の奔放な生き様(ざま)を描いた別作品『あちらにいる鬼』の、長内みはるの生き様に近いのかとも思います。
一人の市井の女性の姿を、いわば等身大で描き切ったという点でば、素晴らしかったのだろうと思います。
佳作と評しておきたいと思います。
評論子的には。
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