「謎解きではない、スパイ映画のスケール感」名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン) きいさんの映画レビュー(感想・評価)
謎解きではない、スパイ映画のスケール感
黒の組織、FBI、赤井さん、安室さんがでたらそうなりますよねの、スケール感壮大な設定。
謎解きではなく、洋画のスパイ映画やアクション映画を観てる感覚です。
黒の組織でる時点で、テロ起きるの確定ですね。どこにそんな軍事力持ってたんやとツッコミたくなる要素もありますが、コナン映画に現実味を求めてはいけない。
殺人の犯人探し、謎解きてはなく、爆発とアクションを求めて観る姿勢で行くと、とても楽しい作品です。
世界中の監視カメラを操作できる…既視感ありますが、それでもコナン映画という色がつくだけで楽しかったです。
個人的には、映画なるとナゾナゾだけ出題してフェードアウトする前座感満載の阿笠博士、爆発に巻き込まれるか、もしくは遠くからコナンや事件の成り行きを見守る蘭姉ちゃんが、しっかりシーンを与えられてたところが嬉しかったです。
阿笠博士と哀ちゃんて、普段は2人で暮らしてるわけだからあの2人なりの絆があるはずで。そこが少しでも垣間見れるシーンがあったのが胸熱でした。
哀ちゃんが普段一緒にいるコナンくん、少年探偵団、蘭姉ちゃん、園子…それぞれが、それぞれなりに哀ちゃんのことを思ってる姿が描かれた映画で、泣くまではいきませんが、目頭熱くなるシーン多かったです。
特に、園子はいつもの賑やかしではなく「いいお姉ちゃん」的な立ち回りで素敵でした。
漫画やリアルタイムのアニメを追ってない身からすると、一体誰が正体を知ってるのか、正体が明かされた組織のメンバー…映画で相関図が分からなくなりますが、
細かいことはさておき、楽しめるのがコナン映画のいいところです!
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