「ほろ苦くも、元気が出る映画」散歩屋ケンちゃん オッドアイビーさんの映画レビュー(感想・評価)
ほろ苦くも、元気が出る映画
父と生き別れになったケンちゃん。定職に就かずクリーニング業、ガチャポン管理人などやりながら散歩屋稼業を始める。散歩屋は、犬の散歩から引きこもりの青年、お年寄りなど様々な境遇の人たちに寄り添って散歩をする。ある散歩依頼者からの頼みに奔走するケンちゃんだが…
淡々進む展開の中で、一瞬一瞬見え隠れする中親子愛について考えさせられる。ジメジメする事なくクスッと笑えるシーンが重なり元気を貰えたりする。
観ている側が、「こんな人いるな」「わたしの父親をみているようだ」「今のオレだな」とか、共鳴する箇所がいくつも出て楽しめる作品。一見の価値はあると思う。
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