劇場公開日 2023年11月3日

ゴジラ-1.0のレビュー・感想・評価

全1357件中、721~740件目を表示

4.5過去一に怖くて、そして哀しいGODZILLAでした。

2023年11月16日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

興奮

こんなに破壊神としてのゴジラをヒィィィ怖い〜〜と思ったのは初めてかも知れません。特に口から発する光線は庵野バージョンよりも原点に立ち返りつつアップグレードされた無双状態で、正に世界を7日間で焼き尽くしたナウシカの巨神兵そのもの、圧巻のド迫力でした。

子供の頃に見たゴジラは既に悪い怪獣やっつける正義の味方ウルトラマン化していましたし
評価の高い庵野バージョンはゴジラそのものより政治家や官僚の真面目なマヌケっぷりの風刺がミソだったり、
幼生のゴジラが妙にコケティッシュでやはりどこかマヌケだったり、
ゴジラが巨神兵も超えて最早イデオン化しちゃってたりで、どうにも庵野流のオタク臭が気になったのですが

剥き出しの圧倒的な破壊神ぶりや、それと闘う人類側のガチの苦闘という点では本作の方が素直にストレートに表現されてた様に思います。

でも何より印象強かったのは、このゴジラは圧倒的な破壊力と恐怖の源泉なのに何故か哀しい存在だという事なんです。愚かな人間の作り出した軍事科学技術の犠牲者、その辺りもなんだか巨神兵と被って見えました。

登場人物たちの人間ドラマについては賛否両論ある様ですが、あの戦争で祖国日本も家族も救えなかった主人公たちのその後の生き様や、
それぞれの心の中で終わらないままでいた戦争の記憶を、ゴジラとの文字通り命を賭けた苦闘を通して、乗り越え生き抜こうとする様は、
この恐ろしくそして哀しき怪獣の存在と上手く重なってストーリーに深みが出た様に感じられました。

ですので、逆にパニック映画や怪獣映画に人情やら家族やら絆やら登場人物の生き様の描写なんて必要ない、ひたすらテンポ良い乾いた描写が好きって言う人は酷評するかも知れないですね。

評価は五つ星でも良かったのですが「エッ、三丁目の茶川先生(吉岡くん)が何で機雷の除去なんかやってるの⁈」の部分で『ゴジラ ー0.5』評価4.5になりましたw。

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麻布豆ゴハン

4.0永遠の0へのアンサー

2023年11月16日
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鑑賞方法:映画館

個人評価:4.1
アクション、物語どちらもよかったが、朝ドラ明けのタイミングもあり、神木隆之介くんがゴジラをもくう勢いだった。
その点はゴジラ映画としては物足りなさがあるかもしれないが、物語のテーマが素晴らしく、また見事な脚本の為、映画としての完成度が高い。
過去作の『永遠の0』とテーマをリンクさせ、見方によっては、そのアンサーかの様にも思われ、涙腺をくすぐられる。
CGも素晴らしく、庵野版のゴジラよりも迫力があると感じた。
まさかゴジラ映画で泣くとは思わなかった。
感動した!

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カメ

3.5SFXの技術でカメラがグルグル動き、本当にゴジラに襲われてる感覚で...

2023年11月16日
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鑑賞方法:映画館

単純

興奮

SFXの技術でカメラがグルグル動き、本当にゴジラに襲われてる感覚でした。劇場で観たかいがある、とんでもない体験をさせられましたね。

一方で人間ドラマの演技演出がクサいなーって感じました。ストーリーもテンプレ通りすぎましたね。伏線が出て「こうなるかな」と思ったら、ホントにそのまんまでした…。ちょっと朝ドラ的というか水戸黄門的というか…。

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ジンクス

3.5とりあえず頑張ったよね!!(突っ込みどころはあるけど)

2023年11月16日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

怖い

興奮

3/11 追記

米アカデミー賞で本作が「特殊効果賞」を受賞しました!!

心からおめでとうございます!!㊗️

予算の無い中であれだけの迫力を与えた所が評価されたのだと思うのです。
それ自体は素晴らしいことで、授賞式で監督が言った言葉
「ハリウッド以外で作品を作っているクリエイターの皆さん、
ハリウッドはちゃんと良いのも観ていてくれるよ!」
素敵な言葉です!

ただ、アニメもそうだし、映画もそうだけど
日本ではまだまだ現場の人々の「やり甲斐搾取」で
成り立ってるところが山ほどある。
これを機会にこの部分が是正されること、
正当な対価が皆に行き渡ることを願って止みません。

一映画ファンとして、これからも良い作品が観られるために。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「シン・ゴジラ」で「ゴジラ映画」の一種の形が
印象付けられた感があったので
次に「ゴジラ映画」を作るのはさぞ大変だろうと
危惧していましたが、

頑張ったよね!よく作ったわ!!
特に今回のゴジラ!
こ〜〜〜〜わ!!
過去イチ 怖い!!

ゴジラの大きな足が容赦なく迫ってくる怖さや
ジュラシック・パーク並みに
顔のそばに迫って来る感じはゾクゾクしますね。

監督の過去作の経験が各所で上手に生かされていて
うまく作ったな〜〜と思える作品で
あまり深いところまで突っ込まずに
なんかガッツリ観たわ〜と思える映画だと思います。

で、月に8回くらい
映画館で映画を観る中途半端な映画好きとしては

伊福部昭のあの音楽を絶妙なタイミングで入れて来るのも
ずるいよな〜と言いながらも、
そこが観たくって聞きたくって「ゴジラ映画」を
観に行っているのだから、そこも良いと思う。

ゴジラを倒す作戦にしても、
昔のゴジラ映画の苦笑いしかない
荒唐無稽過ぎる作戦よりは
まだ、なんとなく納得できるので、まっいっか!

色々ツッコミどころはあるのですが
「生きて、抗え!」
「日本は戦争で人の命を軽んじて来た!」
「この作戦では1人も死なせない!」
その言葉があるだけで、ちょっとホッとしました。

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星のナターシャnova

4.0全体としては見応えがありました

2023年11月16日
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鑑賞方法:映画館

怖い

興奮

残念だったところ
・神木くんが暗い役に合ってなかったような。
・子役の扱いが雑というか、視線をこちらに向けさせるようにするとか、そういう工夫を大人がしてあげる配慮が足りないから、ずっと自由に動いて浮いた存在になってしまっていた。
・仕方ないけど、ゴジラがシン・ゴジラより地味。
・ゴジラの登場シーンが少ない、最大出力の攻撃シーンが1回だけで物足りない。
・ストーリーがベタすぎて、ラストを含めて先が読めすぎた。

よかったところ
・軍艦や戦闘機に自分が乗っているような臨場感や迫力があって、映像としても素晴らしかった。
・あとから写真を出すために、先に写真を撮らせたりとか、そういう細かいところも含めて、伏線回収がすべてに行き渡っていた。
・ゴジラを深海に沈めるという新しい発想。
・無理して戦いに女性を入れて今時風にしたりといったものがなかったので、安心して観ていられた。

わからなったところ
・群衆の中に橋爪功さんが立っていたけど、エンドロールに名前はなかった。

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すみゃん

4.0希望

2023年11月16日
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鑑賞方法:映画館

興奮

幸せ

ゴジラ、というフォーマットで繰り返し作品が紡がれる。鑑賞したのはほんの数作品しかないが、それぞれの作品に、監督の、製作者の魂が宿っているのだろう。

戦争、今も昔も誰かが前線に赴き、銃後の民も含め心身を傷つけている。戦争はないに越したことはないが、人間は大なり小なり諍いがあるのが日常であり、衝突のない時代の方が珍しいともいえる。

戦後、人と人との争いから、ゴジラとの闘いへ。誰かが引き受けないといけない役割を誰が担うのか。利己的な遺伝子を持つ人間という生物が、利他的に行動することもあるのは、それが種の存続に必要な行動だから、なのだろう。仮に利他的な行動の選択が人間の遺伝子レベルで組み込まれていたとしても、その選択をするのは意思を有した個々の人間一人一人だ。名前も知らない誰かの働きが、巡り巡って自身の生活の支えとなっている。私の働き、いや、ただ生きていることさえ、誰かが生きる糧とはなっているのか。そんなことも思う。

仕事、家や家族を失うこと、少なくとも2023年のガザやウクライナでは日常で。我々の身に降りかかってこない保障はない。それでも、生きていさえすれば、まだ立ち上がり再起できる可能性はある。
戦え、でも、生き延びろ。その先に希望があると信じて。私がこの作品から受け取ったメッセージの一つはコレかな。

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Nori

4.5高評価にうなずける作品

2023年11月16日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

興奮

岡田さんのyoutubeをみて評価も高く、ほかの映画考察の方も同じく高かったのでハードルを上げたまま鑑賞しました
庵野さんのシンゴジとは全く違うテイストで、世界を意識したゴジラでした
音響のいい映画館でもう一度見たい
先月見た「クリエーター」と並ぶ今年のベスト映画に入る一本でした
もう一回みる!そう思わせくれます

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ぽっど

4.5ゴジラ対昭和のエンジニア

2023年11月16日
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鑑賞方法:映画館

ゴジラなので何でも有りだと思うのだが、この時代設定にした監督の意図にヒットしてしまった年代の者です。戦後昭和日本のもの作りにかけるエンジニア達が、ゴジラとの戦いに命をかける描写は昭和世代には熱くなるポイント。東宝らしくゴジラがちゃんと銀座で暴れる様にあの出現のファンファーレで、変に感動してしまう自分に驚き。
何より、ゴジラの動きと描写の迫力がやはり本作の見どころで、鳥肌が立ってしまった。
ゴチャゴチャ言わずに楽しめば良い作品。IMAXで見て、音も映像も最高でした。

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まっちゃまる

2.0ゴジラは良かった

2023年11月16日
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ゴジラの映画なのに見終わると、なぜかモヤモヤする。その感覚はわかる山崎貴の映画を見終わると大抵こういう気持ちになる。しかし、今までゴジラ映画観てモヤモヤする事は無かった。たぶん、山崎貴作品の根底にある人間ドラマがやっぱり受け入れられないのだ。ゴジラと人間の戦うドラマは絶望から這い上がる人間讃歌である方が盛り上がるし、戦後落ちるとこまで落ちた後をさらに落とすことで、必死に生きている人たちという実感を与えようとしている。だが、この生きるのが難しい時代に生きている人間がみんないい人に見える。泥棒はいないし、人を騙してでも生きるとか、当たり前に存在するものがない、パンパンやって生きている人を蔑ろにしている、今の人の感性で作ったらマイナスから始めた意味が無い。戦後生きていく事が辛い描写はちゃんとあるべきだし、戦後の女が強く、強かだった事を扱ってない(昭和の肝っ玉母さんに近いものはあるが…やはり嘘くさい)現代の理屈とか、昭和は良かったみたいな思い出でキャラを作っている。困難な人間設定をしないで時代に向き合わず、適当なところで人間ドラマを作るから、内容が薄い、台詞も弱いし曖昧で、説明台詞が多い。わかりやすい映画は良い映画では無いという、悪いお手本だ。何より没入できない、あからさまに泣かせるような描写は良く無い。
しかし、ゴジラだけを見ると良いのだ日本でゴジラを作る時、特撮だけなのかと思ってたが、そんな事は無かった、このゴジラにはそれだけの力があった。日本のゴジラはこれからだって道を作ったことは素晴らしいと思う。でも次は他の人に作って欲しいな。
役者に関しては、上手い演技の人が多いので安定してたけど、いかんせん台詞が弱いので刺さらず何とも勿体無いと思う。
やはり、人の生き死にをちゃんと描けない人の映画はどうにも面白く無いですね。ラストは難しいもんですね、見る側も作り手も悩ませるか…
モヤモヤしながら次のゴジラへの期待感を膨らませつつ、楽しみにしたいと思う。

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TTJDK

5.0初ゴジラよかった!!

2023年11月16日
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ゴジラ映画は初。序盤はジュラシックパークのような暴れぶりでしたが、東京に上陸したゴジラの迫力が圧巻で見入ってしまいました。

ゴジラ並みに生命力のある典子さん、応援の船といつの間にロープ繋いだんやろ?…いやいや!そんな細かいことは気にしない。それくらい面白かった。もう1回観に行きたい。

めちゃくちゃ余談ですが、前の人のニット帽が画面にチラチラ被って正座で鑑賞せざるを得なくなり。ゴジラに敬意を示してる人みたいになってた。映画館では帽子を脱いでほしいものです。

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ふさ

5.0日本の底力を見せつけろ!恐怖(ゴジラ)に打ち勝て!希望を持て!

2023年11月16日
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ゴジラ映画をはじめて見ました
なので入り込めたのかなぁと思いますが…
私は戦争を知らない世代で、教科書などでしか見た事の無い戦争の理不尽さや恐怖、絶望を、この映画は未知の生物が襲来する世界で表しており。私の中では怪獣映画は怪獣目線ぐらいから街を破壊しているのを見るというイメージだったので、あまりゴジラ映画に興味が無かったのですが今作を見てみて、人間側(日本人)が如何にして知恵を振り絞って手探り状態で巨大な敵に立ち向かって行くのか。
現実では核爆弾が落とされた日本がどの様にして限りある資源の中で懸命に生き延びてきたのかを想像してしまいまるで自分が戦後を体験する様でした。(実際はもっと悲惨だったと思いますが…)
話的にはハッピーエンド?で終わって良かったです

戦後の日本人は凄かったんだと感動しました🥹

何度でも観たくなる映画です

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703

5.0人間ドラマ

2023年11月15日
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泣ける

興奮

怪獣映画というより、人間ドラマに比重を置いたストーリーに感動した。
ゴジラ=戦争の暗喩
という、「ゴジラ」第一作を踏襲した捉え方にリスペクトを感じた。
また、山崎監督自ら「永遠のゼロ」に対するアンサーを示していることもぐっときた。傑作。

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HANA moonlight

4.0面白いんだけど

2023年11月15日
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鑑賞方法:映画館

VFX文句無し。
ゴジラの暴れっぷりも爽快。
浜辺美波の電車シーンもスリリング感満載。

ただあえて言いたいのは、
銀座破壊しまくったゴジラを何故か民間人が退治?
戦後のなのに出演者今風髪型で皆体格良く顔色良し。
バルーン会社のスタッフの制服がほぼ今の時代感。
ストーリー部分はNHK朝ドラ見ているよう…

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TZW

2.5物語の先が読めて終う!結局、CGだけ・・・!毎日の『まんぷく』観た後だったので、時代設定も同じで「安藤サクラ」が「福子」に!そう、ゴジラの居る世界のアナザー・福子に!

2023年11月15日
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怖い

単純

興奮

水曜日で安いので、金沢での4本ハシゴから3週間ぶりの映画館!

感想は殆どタイトルに!「橋爪功」が一瞬出て居たけど、逃げ惑う人々の中にもっと色んな人を出してくれれば、好かったのに・・・!?

タイトルに小数点が付くのは?普通に考えたら海底に沈んだ後、再生して1作目に繋がるんだろうけど・・・!?何か有るのか?

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チェンターテイナー元締

4.5それでもなお生きろ、生きて未来を切り拓け

2023年11月15日
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泣ける

悲しい

興奮

怪獣映画の域を遥かに超えた極上の人間ドラマだった。歴代の邦画ゴジラ映画は、時代設定を公開時にしてきたが、本作は時代設定を現代とは真逆の、日本が焦土と化した太平洋戦争直後にし、歴代作品とは異なる切り口で現代に生きる我々に強い問題提起をしている。

本作の主人公は、元特攻隊員・敷島浩一(神木隆之介)。彼は、機体不良を理由に任務の遂行を逃れ、終戦を迎える。そして、東京で大石典子(浜辺美波)と出会い、一緒に暮らし始める。敷島は機雷除去という危険な仕事に就き、秋津(佐々木蔵之介)、野田(吉岡秀隆)、水島(山田裕貴)と知り合う。やがて、東京に巨大怪獣ゴジラが出現し銀座を破壊する。銀座で働き始めた典子も行方不明となる。ゴジラを倒すため、旧海軍主体の組織が結成される。野田が考案した作戦は失敗するが、単身、戦闘機に乗り込んだ敷島は、大胆な作戦を敢行する・・・。

敷島が戦闘機に乗り込んだ時、整備士の橘(青木崇高)が叫ぶ『生きろ』という台詞が心に刺さる。敷島だけでなく、平和を享受している我々を鼓舞している。どんな困難なことがあっても生きて乗り越えろ。そして未来を切り拓け。という檄である。

戦争に敗れ、身も心もボロボロの人々は、それでもなお、ゴジラに挑んでいく。何故か。ゴジラを倒すことが、今を生き、子孫を残し、やがて日本が再生する未来に繋がると信じているからである。玉砕では未来はない。故に、人々は知力を振り絞ってゴジラに挑んでいく。

神木隆之介が敷島の苦悩を目の表情で巧演している。永遠の0を彷彿とさせる。そんな敷島の苦悩を受け止める気丈で懸命な典子を浜辺美波が熱演している。二人の演技の相性が抜群で、本当の恋人、夫婦のようだ。

出番は少なくなったが、ゴジラは最強になった。正しく破壊神のごとき迫力。特に、背びれが次々に青白くなり放射線光を放つシーンは恐怖感すら覚える。

生きることを強く意識したラストシーンが清々しかった。本作に相応しい幕切れだった。

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みかずき

4.0色々ありますが。

2023年11月15日
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シン・ゴジラは、恐怖映画。
ほんま、怖かった。

マイマスは、ゴジラ映画の最高峰。

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大場嘉門

4.0この映画は初代のゴジラに山崎監督の以前の作品の要素を加えたような作品でした。

2023年11月15日
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楽しい

興奮

『シン・ゴジラ』ではゴジラの動きが制限されていましたが、『ゴジラ-1.0』ではゴジラがかなりアクティブで、それが良かったです。

物語は『ゴジラ』の初代や『シン・ゴジラ』に近い雰囲気で、ゴジラが悪役の怪獣と対決する正義の味方ではなく、人間に敵対する怪物として描かれています。

時代設定は初代よりもやや古いですが、大まかには同じ感じでした。

自衛隊との対決は、着ぐるみ時代や『シン・ゴジラ』などでも見られるものであり、他の怪獣との対決もやり尽くされた印象がありました。

最近のハリウッド版では米軍との戦闘も描かれているため、被らないためには自衛隊が登場する前の終戦直後くらいしかないかもしれません。

もちろん、それ以前にもゴジラはいたかもしれませんが、ゴジラが水爆実験の放射能で爆発的に強くなったという設定があるため、その時代には難しいでしょう。

この時代は山崎監督が得意とする時代であり、『ALWAYS三丁目の夕日』や『永遠の0』、『アルキメデスの大戦』などを手がけているため、十分なノウハウがあり、映像の使いまわしも考えられます。

実際、この映画は初代のゴジラにそれらの要素を加えたような作品でした。

山崎監督の映像は他の監督のものとは異なります。

『シン・ゴジラ』と比較すると、その違いがよく分かります。

『シン・ゴジラ』でゴジラが動かないのは、動かすのが難しく手間がかかるからでしょうが、『ゴジラ-1.0』ではハリウッド映画並みに滑らかな動きで、比べても劣っているとは感じませんでした。

背景も現代ではなく、終戦直後のものであるため、制作は相当難しかったでしょう。

そして、この時期にゴジラ映画に取り組む勇気と自信も素晴らしいと思います。

ハリウッド版ゴジラや『シン・ゴジラ』などが存在するなか、ゴジラ映画に挑戦したい人はあまりいないと考えられます。

山崎監督の作品で一番好きなのは『寄生獣』ですが、あの時も同様の感覚がありました。

ジェームズ・キャメロンが権利を持っていたにもかかわらず取り組まなかったし、その後も他の監督はためらって手がけなかったのに、山崎監督が手を挙げて映像化し、あまりヒットはしなかったものの素晴らしい映画に仕上げました。

ただ、『ゴジラ-1.0』で少し残念だったのはキャストでしょうか?

おそらく山崎監督の他の作品も同様のタイプの俳優を使用していると思いますが、全体的に軽い雰囲気で、この映画には合わないような印象を受けました。

そのため、内容的には重厚なのに感情移入が難しいと感じました。

ハリウッド版ゴジラの渡辺謙さんのような、もう少ししっかりした印象の俳優を起用すれば、物語全体も引き締まり、人間ドラマも盛り上がったのではないかと思います。

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Push6700

5.0ゴジラは怪獣映画じゃなかったのか?

2023年11月15日
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怖い

興奮

ゴジラの映像作品を一度も見たことがなく、キャラクターとしてでしか知らなかったですが、めちゃくちゃ面白かったです。
特撮っていうすこしチープな先入観とは裏腹に、CGが作り込まれていてリアルで臨場感がものすごかったのでかなり没入しました。
また、怪獣映画かと思いきや、主人公や登場人物の心情や人生ドラマをしっかりと描きつつ、日本の時代背景を抑えた話作りと描写があり、その中でゴジラがちゃんと怪獣として敵の立ち位置に違和感なく収まっている絶妙なバランスが良かったです。
まるで戦争映画のようで、内容的にもとても面白かったです。

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さいぬ

4.023-133

2023年11月15日
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生きて、抗え。
キャッチコピーそのままの内容でした。
気楽に楽しめる娯楽映画ではなかった。

だがしかし、
琴線に触れる心揺さぶられる良作でした。

ゴジラ映画なのに
最後は涙が出て溢れた😭

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佐阪航

5.0バランス良い傑作

2023年11月15日
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戦後日本を舞台にした設定のアイディアが大正解。当時の火力で、どうゴジラに立ち向かうかが見所。平成ゴジラのスーパーXなんてものは登場せず、歴史上に存在した軍艦や戦闘機が登場するのでミリタリーファンも大満足。
人間ドラマのシーンと、ゴジラ登場シーンが無理なくバランス良く配置された脚本も素晴らしいと思います。

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ジムナスト