ゴジラ-1.0のレビュー・感想・評価
全2017件中、1961~1980件目を表示
がっかり
山崎監督が、三丁目の夕日の最初の夢場面でVFXでゴジラを登場させて以来、山崎監督によるゴジラ映画をどれだけ心待ちにしていたことか。
いかに特撮が優れていて、戦後すぐの日本という時代設定が心躍る物であっても、クソ寒い脚本では……、この結果本当に残念です。
上滑りのエセヒューマンドラマは心に刺さりません。
なぜ、占領下の日本で米軍が出てこないの?
民間だけのゴジラ対策室って何よ?
こんな脚本で作品を作るなんてあり得ない。
せっかく、堕ちに堕ちたゴジラ映画がシンゴジラで持ち直し、今回の70周年ゴジラに心から期待していたのに。
情けないです。
山崎監督どうか2度とゴジラに関わらないでください。
これこそ作られなければならなかった本当のゴジラの続編です 70年かかってやっと正しいゴジラ映画ができたのです
ゴジラ -1.0
2023年11月3日公開
もちろん69年前のこの日に最初のゴジラが公開されたから11月3日に公開日が設定されたのです
だからゴジラファン、特撮ファン、根っからのオタクなら、どうしても当日に観にいくことに意味がありました
結論から言うと、史上最高のゴジラ映画でした
感動しました
期待を遥かに上回ってきました
衝撃をうけました
これこそ作られなければならなかった本当のゴジラの続編です
70年かかってやっと正しいゴジラ映画ができたのです
本作は初代のゴジラより7年前の1947年に時代を設定しなおしたリメイクです
ですが、これは続編なのです
「ゴジラの逆襲」から「シン・ゴジラ」を私達は経験してきてもまだ正しいゴジラの続編の答えを得ていなかったのです
本作がそれです
これが待たれてきた正しいゴジラ映画だったのです
ゴジラとはいったい何か?
日本を壊滅させ得る超絶的な災害の暗喩です
戦災の生々しい記憶、核戦争の予感がゴジラを生んだのです
だからそれを継承していなければ、正しい続編足り得ないのです
「シン・ゴジラ」は東日本大震災と原子力災害、政治の崩壊という日本が壊滅寸前にまで追い込まれたからこそ生まれた傑作でした
しかしそれでもまだ足らなかったのです
21世紀の私達はウクライナ戦争を目撃しました
戦争は21世紀でもあり得えたのです
もはや存在しないと言われたゴジラが現れ、否応なく圧倒的な力で、平和な暮らしをいとも簡単に破壊し尽くしていく様を私達はまざまざと見たのです
戦争を放棄したと勝手に宣言していても、ゴジラはそんなものを歯牙にもかけないことを現実として知ってしまったのです
つまり本作の世界は、ウクライナ戦争を目撃した21世紀の日本と地続きの世界なのです
本作の世界は、敗戦直後で陸海軍の軍備は放棄され軍隊は既に解散しています
自衛隊も、もちろんまだ存在しません
そしてゴジラの出現に米軍は、ウクライナ戦争のように出動してはくれず、とりあえずの武器だけしか提供してくれないのです
日本政府は情報封鎖して国民を混乱させないようにしかできない
そのような世界です
それでも軍隊ではない軍隊を組織して、憲法や法律上の正当性すらないのにゴジラに立ち向かう人びとのドラマです
すなわち本作は戦後の日本そのものの物語なのです
サンフランシスコ条約で日本が再独立を果たして、憲法9条の下で軍隊でない軍隊という自衛隊をもってなんとか平和を維持してきたという物語の暗喩なのです
そう自衛隊が設立されたのは初代ゴジラの公開と同じ1954年なのです
来年がゴジラと同じく70年だったのです
だから本作は1954年と2023年の間の69年を埋めるべき本当のゴジラの続編なのです
2023年の現代の日本
ゴジラが象徴しているものが、本当に現実としてやってこようとしています
そのときいったいどうなってしまうのか
それを真っ正面から映画にしているのです
だから本作は本当のゴジラの続編と言えるのです
現実から逃げていても、否応なくもなく日本は壊滅させられる
理屈も対話も通らない相手という存在は本当にいることを私達は見たのです
それでも愛する人、幼い子供を守りたいならどうするのか?
戦争するくらいなら、殺されよう!
繁華街でそんなビラを撒いてギターをかき鳴らして太鼓を叩く老人達
それが正しいのでしょうか?
その問いかけに、今まで私達日本人は、本作の主人公の敷島のように逃げ回ってきました
でも、いま私達はウクライナでゴジラが出現してどうなったかを見たのです
そして東シナ海でゴジラ接近のシグナルを受信もしました
朝鮮半島からは、ゴジラの熱線がきらめいて日本列島をなんども飛び越えて行くのも目撃したのです
70年間、現実を見ずに逃げ回ってきたツケを払う時がきたのです
生きろ!抗え!
本作にはこの惹句がつけられています
これこそ本作が伝えようとしたメッセージなのだと思います
まもなくゴジラが上陸しようとしています
その覚悟をするときが迫っていると本作はメッセージを送っているのです
劇中、元駆逐艦「雪風」艦長が「強制は出来ません、無理な人はこの場を去って構いません」と言います
しかし誰かがやらないとならない仕事なのです
あなたは去る方の人ですか?
残る方の人ですか?
決断する時が来たのだと告げているのです
主人公の名前は敷島です
敷島とは、大和と同じく日本の別称なのです
あなたはそこに気がつきましたか?
庵野監督がいうようにツッコミどころは満載です
ヒマラヤのようにあります
でも分かってやっていることがビシビシつたわってきます
分かってやっていることと、知識もなく無自覚にやっていることとは100億光年の隔たりがあるのです
庵野監督の言葉は嫉妬の裏返しのように聞こえました
2014年のハリウッドゴジラを撮ったギャレス・エドワーズ監督も嫉妬したとのコメントを出されています
掛け値なしに正直な発言だと思います
実写版の「宇宙戦艦ヤマト」の惨状がトラウマでした
だから山崎貴監督がゴジラ70周年記念作を撮ると聞いて不安を感じました
「ゴジラ Final wars」の50周年記念作に泥を塗った有り得ないほどの空前の大失敗
その二の舞になりかねないと本当に不安でした
「Always 続・三丁目の夕日」でのゴジラシーンで山崎監督にゴジラ愛は有ることは分かっていたのですが、それでも不安だったのです
もしかしたらタイトルの「-1.0」とは
そのことを意味しているのかも知れません
マイナスの期待からの出発です
しかも前作は「シン・ゴジラ」だったのですから
しかし、本作はその「Always 三丁目の夕日」、「永遠の0」、「アルキメデスの大戦」で見せた山崎監督の最良の部分がピタリと焦点を合わせて恐るべき傑作を生み出したのだと思います
脱帽です
不安を感じた自分を恥じます
史上最高のゴジラ映画だと断言します
星5つではたりません
100個でも200個でも、ありったけつけましょう
蛇足
今日の海上自衛隊は、本作で登場したままの機雷を掃海する部隊からの発足だったそうです
追記
何故1947年なのか?
それに何か意味があるのか?
それが気になっていました
ずっとつらつら考えてきてやっと分かった気がします
本作が何故1947年に設定されているのか?
それは日本国憲法が1947年に施行されたからです
そして発布されたのはその前年の11月3日だったのです
追記その2
大石典子が大空襲の火の海の中、押しつけられるように赤の他人から託された子供明子の事が気になって居ました
なぜ他人の子供の設定なのか?と
シンプルに典子の子供の設定になぜしなかったのか?と
明子は典子の実子で、典子は戦争未亡人の設定でストーリーには何の影響もなく成り立ちます
なぜ敢えて設定を複雑にしたのでしょうか?
そこには必ず意味があるはずだと
明子は終戦前の3月10日の東京大空襲以前に生まれていますが、彼女は1945年の生まれで間違いないようです
つまり彼女は戦後の日本を象徴している存在なのだとやっと思い至りました
だから敷島は「お前の父親ではない」と何度も明子にいうのです
戦前とは血が繋がっていないと、軍国主義の大日本帝国と戦後の日本国とは血が繋がっていない赤の他人なのだと主張しているのです
それでも、敷島と大石典子は、そのまだ幼い明子を愛おしみ育て命をかけて守ろうとするのです
問答無用で押し付けられたといういうことなら1947年の新憲法も同じです
つまり明子は新憲法の下新しく生まれた日本国という暗喩が子供の形をしている存在だったのです
だから明子の演技はわざとたどたどしく演出されていたのです
戦後の平和日本を守りたい
たとえ他人から押し付けられた子供であっても愛しいのです
しかしその子を守る為には逃げ回っていてばかりでは駄目だ
軍隊でない軍隊で戦わざるを得ないこともある
それが本作のメッセージの全貌だったのです
やっとわかりました、山崎監督
素晴らしい作品をありがとうございました
全面的に同意します
そしてアカデミー賞受賞おめでとうございます
台湾、韓国、中国、東南アジア各国のアジアでは本作は未だ公開されていないことを知りました
何らかの興行ビジネス上の問題があったのかも知れません
いやもしかしたら、ここに本作の本当のメッセージの意味を勝手な考えとして記してますが、それが当たらずとも遠からずだった証拠だったのかも知れないと思いました
アジアで公開すると政治的な批判を受ける可能性があるとの懸念を持って、東宝は敢えてアジア市場を放棄したのかも知れません
もちろん勝手な邪推にしか過ぎません
ご都合主義でも胸に響く帝国海軍の敗者復活戦!
今までに見たことのないゴジラ映画という点では大成功だろう。
何よりも、「海棲生物」としてのゴジラと、そのゴジラとの「海戦」が存分に描かれていて見応えがある。
特に、ゴジラが小さな掃海艇を追いかけるシーンは、ゴジラの背びれが巨体なサメのようで、その前方にゴジラが頭部を現わすところは「MEG」よりも恐ろしい。
クライマックスの舞台が海なのは、第一作と同じだが、水圧でゴジラを倒そうという発想は斬新で、オキシジェン・デストロイヤーよりも遥かにリアリティがある。
砲身を撤去した駆逐艦(雪風!)と多数のタグボート、そしてプロペラ戦闘機(震電!)でゴジラと戦うところも面白いし、危険を顧みずに難敵に立ち向かう男たちの心意気には、思わず胸が熱くなった。
ゴジラが放射能熱戦を吐く前に、背びれが撃鉄のようにせり上がる新たな仕掛けも、サスペンスを高める効果を上げていると思う。
その一方で、不自然さや違和感を感じるところがない訳ではない。
主人公は、特攻を逃れて生き残ったことに負い目を感じているが、それならば、申し訳ないと思う相手は、大戸島の整備兵よりも、同じ航空部隊の特攻兵の方なのではないか?(ここは、同じ山崎監督の「永遠の0」とも相通ずるところがあるので、特に気になった。)
若い男女が一つ屋根の下で暮らしているのに、なぜ、いつまでも結婚もせず、互いに敬語なのか?(後に、それは、主人公の戦争が終わっていないからだと説明されるのだが、それでも、あまり納得はできない。)
主人公は、ゴジラが東京に向かっていることを知りながら、なぜ、避難しようともせず、しかも、わざわざヒロインを銀座に行かせてしまうのか?(ここが、この映画で最も納得がいかないところである。)
その他にも、ヒロインが、ゴジラにくわえられた電車からせっかく生き延びたのに、その直後に爆風で吹き飛ばされてしまうところにも、話の繋がりの悪さと、必然性のない死への違和感を覚えてしまった。(ただ、この展開は、後に覆されることになる。)
そして、ラストで、ゴジラに特攻したと思われた主人公と、銀座で死んだと思われたヒロインが、共に生きていたというオチが用意されているのだが、これも、ご都合主義と言えば、その通りだろう。
ただし、この出来過ぎな展開には、なぜか不快感は覚えない。
それは、「生き残った者は、残りの人生を生き切るしかない」という作品のテーマが、ここで具現化されているからだろう。
さらに、ゴジラとの戦いを「戦争」と捉えるならば、この映画で描かれるのは、太平洋戦争の敗者復活戦に他ならない。
あまりにも人命を軽視した戦争の反省を踏まえて、海軍の生き残りたちが、今度は戦死者を出さないと誓う姿には胸に迫るものがあるし、その意味で、1人でも犠牲者が出てしまったら、ゴジラとの戦争に勝ったとは言えないのである。
主人公やヒロインの生還は、確かにご都合主義ではあるものの、それ以上の説得力を「生きろ!」というメッセージに与えていると思えるのである。
名作でしょ
庵野さんのより面白かった。
神木隆之介はじめ役者が素晴らしい。浜辺美波はシン・仮面ライダーより血が通った演技で良いし。反戦であり反核であるが説教臭くなくビジュアルで怖さを伝える。その前段に役者がきちんとドラマを演じてくれたからゴジラのクソ怖さが倍増する。これがゴジラだ!ってな感じで良かった。昭和の銀座や逃げ惑う人々の描写も素晴らしい。で、泣けるんだよ。鼻をすする人多数。観て良かった。もう一度観たい。
2回目鑑賞。LIVE ZOUOD。
やはりおもしろい、傑作だ。
今の日本みたいな情報統制など単なるモンスター映画としてではなく色々考えさせられた。1回観てパンフ読んでYouTubeのいろんなチャンネル観たらまた観たくなり2回目鑑賞行った次第です(笑)
追伸・・3回目行きました(笑)1週間で3回鑑賞。
4DXScreenで体感してきました。銀座のシーンはケツが浮きました🩸
ゴジラ映画の頂点
公開初日、最初の回、期待を込めて観てきました。素晴らしい作品です。感動です。ゴジラ映画で涙を流している人多数。終演後に大拍手。これが観たかったゴジラなんだなと改めて思いました。圧倒的なゴジラの威力と人間の無力感の表現、その中での人間ドラマをちゃんと見せてくれている点に感心。山崎監督は、これ作りたかったんだと感じることができます。また、キャスト陣も素晴らしい。神木君と浜辺さんには、朝ドラ以来また泣かされました。ただ、ラストに生きていた大石典子の首の黒い痣が気になります。なぜ典子が生きていたのか?解らないという人がいますがここが伏線になっているところです。鉄棒シーン、頑張っていましたね。また登場したメカ達も好みでした。特に震電に感動です、飛んでいる姿を観ることが出来るなんて予想していなかった。もう一度観てこようと思います。
山崎監督だと判断できるゴジラ映画
戦後間近の日本を舞台に特攻隊から逃げた過去をもつ敷島少尉と敷島少尉の人生に危害を加えた本作ゴジラへの戦いを描いた物語。シン・ゴジラの国内次作となるためハードルは高いと言えるが、舞台も描き方も違うのでマイゴジはマイゴジらしいさがあり、特に優劣ができないと思いました。今作は敷島の人間像に焦点を当てた時間が多く、同棲することになった典子や船乗の仲間たちとの奮闘が見所だと感じました。ゴジラに関しても独自のデザインで凶暴性が特に過去と比べて上がったかと見れました。それにしても太ももがかなり太い。また、再生能力も備わってる点もなかなか手強いゴジラでした。現代のような高層の東京都ではないある程度地平線を見渡せる高さの建物しかないフィールドでゴジラがいるのも現代となってはなかなか新鮮でした。
永遠のゴジラ0
なかなか良かったと思うが、途中永遠の0みたいな曲が流れると、ちょっと笑ってしまった
放射能を出す時は迫力あって凄かったがもう少し街を破壊するシーンが欲しかった
シン・ゴジラの後にしては期待を裏切られる事がなかったので良かったです
過去一でカッコいいゴジラ
2023年 19作目
まず、今まで昭和、平成、アニゴジ、ギャレゴジ、シンと見てきて、1番好きなゴジラでした。
ストーリーも圧倒的な絶望感とそれを邪魔しない、しっかりとしたヒューマンドラマに興奮しっぱなしでした。
ラストにチラッと見えたゴジラ細胞?に次回作への期待も高まりました。
今後はギャレゴジの派手な怪獣バトルも、山崎ゴジラもどんどん続いて、昔のようにどんどん新しい怪獣やドラマを見せて欲しいです。
特型と二等では同じ駆逐艦でも速力が違いすぎるだろ
ゴジラと安藤サクラはよかったが、それ以外は…特に主役は酷すぎる。軍ヲタ、鉄ヲタ、理系ヲタ達が一斉にブーイングしそう。およそ「考証」という概念がないのだろう。
ところで、この国民的大スターを反戦・反核の象徴と見なすのは皮肉じゃなく健全な精神の表れだと思うが、本作を含め歴代作品を観ると、本気で守る気がなかったら邪悪で凶暴な者に容易に蹂躙される、というシンプルな現実を突き付けているように思える。本作で描かれる日本はまさに丸腰だし。
この件、あまり深入りすると生臭くなるので止めておくけど、何にしろ古希目前の、ガッズィーラではないゴジラの益々元気なお姿に接し単純に嬉しい。
ラストシーンは「おやくそく」だが、続編作るなら監督かえてね。
面白い!!
いやー、良かったです!シン・ゴジラとはまた異なるアプローチで面白かった!個人的にはシン・ゴジラより、ゴジラのデザイン、そして今回のゴジラの倒し方は好みでした。
山崎監督はやはり、ハリウッド映画好きと言うこともあり、みんなが観たいと思ってるカメラワークや見せ方が本当によくわかってて上手いなぁと思いました。庵野監督はもうありきたりの王道カメラワークとかが嫌いで本人が面白みを感じないが故に、ありとあらゆる角度から撮った素材から、新鮮なカメラワークを探し出す手法が有名ですが、イチ観客としては、やっぱり王道でも観たいカメラワークやシーンは入れて欲しいもので、今回は圧倒的なパワーで銀座を蹂躙するゴジラのシーンや、戦艦との海上バトル等、テンションが上がりまくりのシーンがいくつもあって最高でした。突っ込みドコロはもちろん色々あるのですが、そんなコトは全く許せる程の出来でした。これは映画館で観るべき映画だと思うので、
迷ってる方は是非、映画館で見て欲しいです!
昭和の特撮
戦争後×ゴジラ
戦争後の人の人生の苦難にゴジラと言う謎の巨大生物との話しだと思った。
熱線を吐く際の背鰭に過去の作品無かったシーンが追加されている。
恐らく、次回作の可能性があるのかもしれない。
EDの前にそのシーンがあった。
今は分からないが、戦争の授業をしている学生は観た方が、より一層「戦争」が何か?わかるかもしれない。
若しくは、これからの世代も。
一番迫力のあるゴジラ
ドラマ部分が良ければ…
良い場面を予告編で出しすぎとは思うけど、ゴジラの出てくるシーンは総じてアクション・映像・描写すべて良かった。
あの熱線のギミックもケレン味溢れてたし、個人的には銀座でアクティブに暴れすぎとは感じつつ、アレも悪くない。
ただ、人間ドラマ部分はちょっとなぁ。
なんであんなに説明しちゃうんだろう。
セリフだけじゃなく、いわゆる「フラグ」を分かりやすく次から次に立てるから、「あ、この人はこの後○○ってことね。」ってなっちゃう。
まあ、東宝としてはゴジラは看板だし、前作のヒットがあるから、広い世代と映画に馴染みのない観客を見込みたいから、「分かりやすい」ことは大事なんだろうけど。
結果、ドラマ展開の驚きや感動はかなり薄くなってしまったのは否定できない。
すごく野暮ったい印象になってしまってるのはもったいないな。
端的に言うと…ダサい!
加えて個人的な趣味で言うと、「絶望感」がもっとあれば。
あの派手な熱線を放射した後の「引き」の映像が欲しかった。
あれがどのくらいの距離に対して、どのくらい破壊力があるかが視覚的に分かると、その後の熱線ギミックがもっと緊張感を持つだろうし、何しろ「ああ、こいつ怒らせたらこっちの命がいくつあっても足りないわ」と思わせる、圧倒的な絶望感になったと思うんだけど。
監督さんドSか?
主役の神木隆之介さん演じる敷島さんへのメンタル的な追い詰め方がエゲツなかった。
最初の方、ゴジラとの因縁から機雷掃海あたりまではこう…戦後モノの次第に復興してく中で良くありがちや復員兵ストーリーで、その手の映画だと思って観たらふつーだったのだけれど、そこまでの積み上げを一気に崩されるタイミングで例のゴジラのテーマ曲。
そっからは「おお!俺が観てた作品はゴジラだった!」と思い出したような怒涛の展開。
兎も角、敷島を虐め抜いたからこその動機付けがあの結末に繋がったのだという、凄い作品だった。
まあ、ラストの病院シーンには賛否両論あるだろーけど、フィクションなので奇跡が起こっても俺は良い派
初めての……ドキドキ
ドラマティックなゴジラ映画
売れろ
うーん、戦争のやり直しと描かれてしまったかー。
それが良く無いとは言わないけどやっぱ切ないなあ。
皆んな知っての通り、日本が行った戦争は大きな間違いで愚行なんだけど、あの戦争でこうしておけば良かったとか、あの死が無ければとか言われてもなー。
って、別に今作山崎監督悪く無いよ、VFX凄く良いし絵作り、脚本程良く観客に優しいし、客入りも多くてファミリーもいっぱい居て愛されてる感満載の劇場だったよ。
俺は今作大成功してもらって、ゴジラってコンテンツに金脈が有るぞと業界に認識してもらいたいからさ、ゴジラ映画を!怪獣を!
今作も伊福部BGM流れた時は劇場で声出たぞ、アガるー!
まあ本音は、死んだはずの人間を生きてました
の好都合はちょっとなーって、そこだけかな。
実はゴジラより現実のが人に厳しいしな。
戦後の日本にゴジラを降臨させる鬼畜の所業
タイトルの通りです。
ゴジラが登場するといつもどうやってこいつを倒すんだと思わされますが、まさか戦後の日本にこいつを降臨させるとは思っていませんでした。ドMなのかな。
なので、限られた資源、限られた人間でどのようにゴジラを攻略するのか、そこがめちゃくちゃワクワクしました。
急激な水圧の変化でゴジラを殺すと言うのは全く思い浮かばなかったのでとても面白かったです。
ゴジラに巻き付ける時に船にワイヤーを取り付けていましたが、船同時が交差する際引っかからないのかな?とか、ゴジラを浮上させる際に小さな船に手伝ってもらいましたが、あのロープは簡単に取り付けられるのなか?など、ちょっと細かいところが気になってしまいました。
戦時(ゴジラ登場)→戦後→出会い→働き→復興→ゴジラ上陸→作戦→色々→倒す
とやることいっぱいなので、とてもテンポ良かったです。
設定がかなりしんどい分、最後はのりこさん(浜辺美波)も生きていたことがわかったり、主人公も生還したのでよかったです。ハッピーエンドって言えるのかな?
ただ、のりこさんのことをもう少し深掘りしてもよかったんじゃないかなーと思いました。目的が戦後に現れたゴジラを、限られた人間や資源で攻略することなので、のりこさんのバックボーンはノイズになると判断されたのかもしれないですね。
全2017件中、1961~1980件目を表示