ゴジラ-1.0のレビュー・感想・評価
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日本の本気のVFXスペクタクルを刮目せよ!
細部のリアリティーの粗はややあるものの、スペクタクルシーンの迫力はさすが日本のVFX第一人者、山崎貴の仕事。
ラストバトルの迫力と盛り上がりは久しぶりに席から身を乗り出して見た。
ドラマパートの展開に関しては殆ど予想通りに進んで行くのでそこまでの深みは無いものの、「特攻」と「ゴジラとの決戦」 の対比を戦闘機のある仕掛けから、人の生きる力を描けている辺りは見事だと思った。本作では殊更には語られてはないが「ゴジラ」が核兵器の実験による産物という設定を考えた時に、戦後間もなくという時代設定にゴジラを出没させた辺りの巧さも相まってこの作品のコピー「生きて、抗え」の意味が鑑賞後にグッと迫って来る。
ゴジラのテーマ曲も効果的に使われているし、久しぶりに日本の大作映画を観て興奮した。会心の一本。
…ちなみに、IMAXでの鑑賞だったが話題になっている額縁上映は個人的には気にならなかった。けど、に音響の迫力はもっと出たはずで、そこが普段のハリウッド作品を観ている時よりも圧倒的に不満に思った所。もっと胸に低音が響いて欲しかったかなぁ。。
不覚にも涙が…
劇場及びテレビの予告編を何回も見せられても本作には興味をほとんど抱きませんでした。
が、百田尚樹氏が絶賛し、予想外に著名人が評価する中、岡田斗司夫氏までもが極めて高い評価をしたので、考えを変え、とりあえず鑑賞することにしました。ベタな脚本と臭い演技には閉口しますが、悔しいことにポイントを押さえた演出であることは否めず、不覚にも涙が出てしまいました。本日、公開3日間で興行収入10億円突破という報道があり、正直それに見合う作品か、と納得できない気持ちがあります。
脚本の細部を書き換え、演技をつけ直したいと思う一方で、ベタで臭いままの出来の方が大衆受けがよいのか、100億円を突破するだろうという予感はあります。
怖かったし救いがないけど
予告を見てヤバそうだなと思ってましたが、実際に鑑賞したら予想以上に主人公の心も日本の国土も蹂躙されまくっててこんなの作っちゃダメじゃん、くらいまで思いました。
もう終盤までゴジラの破壊力に対してあまりに無力。
政府は全くアテにできず国の為に死ぬことが美徳とされた時代に生き残った人々は命こそ助かったものの別の地獄と隣り合わせ。ただでさえ辛いのにゴジラがめちゃくちゃに全部踏み潰すとか映画ってわかっててもこっちも気分が落ち込みました。
敷島の心の動きはよくわかりましたが、対する典子が敷島を支えたいと思っていたのかが描写不足で典子側にはあまり感情移入できませんでした。敷島が、典子が行方不明になるまで彼女を妻にしなかったのもそんなに清廉に生きていけるものだろうかと疑問に思います。だからこそあのラストが生きたとも言えますが。
音と音楽(特にエンディング)もすごかったしリアルで怖かったです。ゴジラの咆哮と足音が特に。
劇場で直後に何人か怖かった…って仰ってる方がいて私も同感です。誰かと見ればよかったかも。
神木さん青木さん安藤さんの演技が印象的でとてもよかったです。劇場で見ることで音と迫力の説得力もあるし心がぐーっと締めつけられたい方には見て頂きたい作品だと思いました。
ウルッと琴線を刺激する「ゴジラ」 堤真一と薬師丸ひろ子が出てれば、...
ウルッと琴線を刺激する「ゴジラ」
堤真一と薬師丸ひろ子が出てれば、三丁目の夕陽な「ゴジラ」
ヒーローとヒロイン、「らんまん」と同時進行で撮ってたのかなぁ???
人には好き嫌いがあるから、何が正しいか、なんていうのは人それぞれの好みに左右される・・。
という前提で敢えて言わせてもらうと・・。
以下、ちょっと毒吐きます。
あの「シン」庵野秀明氏がもてはやされる意味が全くわからん・・
個人的は、全く評価していないので・・、だから「シン・ゴジラ」にもそんか感じでかなりガッカリしていた。
JR の通勤電車を突撃させて・・何あれ???って感じ(架線切れて走れないだろ?)・だったし・あの、生気のない丸目を多用した不気味さ(大阪万博のマスコットのデザインに影響与えてるのか?)は、庵野氏らしさもあり・個人的にはキモいだけで苦手だ・・。
庵野氏の作品は、大体、ウルっとする人間らしさ、人情を感じさせない・・。
出世作品「エヴァンゲリオン」を仕事上、深く鑑賞したが・・幸せな気持ちにはなれなかったし、人の感情を揺さぶるような優しさ、暖かさを見出すことはでできなかった・・。仕掛けや設定、言葉の斬新さはあるので(あの明朝体の使い方は、市川崑監督のオマージュか?パクリか?)、マニアックな人には受けるのだろうけど・・それは ただ「シン」目新しいなだけで心を打つようなものじゃなかった・・
今、メディアでもてはやされている、粉飾決算失敗ロケット20億エモンや、賠償金踏み倒し論破ールーム、オデンめがねなどなど・・皆共通してるのが、感情を揺さぶる、心の琴線を刺激するような、暖かい言葉、表現に欠けている点。人として何か足りないのでは?といつも思う。僕には、庵野氏はそっち側の人のように感じられるのです・・
ですから・・三丁目の夕陽をはじめとして「人情」をテーマにして映画を作ってきた山崎貴監督が、どう「ゴジラ」を料理するか楽しみでもありました・・。
で、期待通りの山崎貴監督作品でしたね・・。よかったと思います。
悲劇の駆逐艦「雪風」が登場したり、「震電」が活躍したり・・なんでしょう・・「シン、ゴジラ」と全く逆をいくゴジラでした。
「シン」が感情より、社会システムだったり、論理的でクールな、冷たい物、者を描いたのとは、180度違うアプローチで創られた ウルっとくる「ゴジラ」でした。
「ゴジラ」は、あくまで脇役で・・太平洋戦争で傷ついた、人々の再生の物語だったと思います。
「ゴジラ」が、有楽町の旧日劇を破壊するのですが・・実際は後々「朝日新聞社」が壊しちゃったのですよね・・現実世界では「ゴジラ」まだ暴れていて・・なんとかしましょうよ・・今目の前にいる「ゴジラ」を退治しましょうよ・・というメッセージが込められているのかもなんて思ったりして・・深読みしすぎか😬
そろそろ、「ゴジラ」を便利なコンテンツとして使い倒すのも止めてもよいのじゃないのだろうか?
ゴジラも、休ませてあげれば。
※「シン・ゴジラ」が、次作を予想させるような終わり方をしていたのに、今回の節目の記念作を、全く新しいコンセプトで制作したのにも、なにか、訳があるのでしょうかね?
失くしたくないもの
冒頭数分で世界観に引き込まれました
なんならゴジラが出てこなくてもこの世界観のままでいい映画になりそうな雰囲気。
やっぱりこの監督はこの時代を作るのが上手いですね
登場人物それぞれの戦争への関わり方があり、それによってキャラの色が強く出ています。
役者の演技が良いんです
特に佐々木蔵之介さんと安藤サクラさんの演技によってこの映画の軸がぶれないものになったように感じました。流石の一言です。
そして神木隆之介さんが絶望の中で失くしたくないものをその手にする恐怖を演じていてぐっときます。
ゴジラの倒し方という永遠の課題は今後も残り続けるでしょう。しかし少なくとも今作品はエンターテイメントとして満足いくものでした。
映像としても何が起きているのかが見やすくわかりやすいのも好印象ですね
願わくば予想を超えたナニかがあれば最高でした。
おすすめですよ
山崎ワールド
初代白黒ゴジラ100点
シン・ゴジラ99点(初代に敬意を払って-1点)
今回のは60点
ちなみにこの3本以外は採点対象外
良くできているからこそアラを感じる。
簡単に言えば戦国時代の戦いにサラブレッドが出ている気持ち悪さを感じる。
終戦から4ヵ月経ったら戦争時の瓦礫がそのままにはなってるのは不自然。
ガイガーカウンターを持った係官がビニールの上着を着ている。
赤ちゃんに食べさせるときのスプーンは金属製でもなく(金属は軍に拠出させられた)もちろんプラスチックでもなく当日のは陶製だったと思うけど映画の中では陶製だったのかな?
細かいところが気になって仕方がなかった。
山崎作品はよくできているからこそ細かいところが気になって仕方がない。
軍艦がすれ違うときな無理に擦らなくても良いのでは?とも思ったけどあれはオマケか。
そもそもそんな事しなくたって最初から震電で突撃すれば良いだけでは?などというのも全体から見ればストーリー展開に必要なのかな。
レバーひとつで脱出できるか?というのは野暮です。あれはお約束です。
でも話は良くできていて「永遠の0」のアンサーにもなっていたように思った。
残念なのはフリゲートマーチの出番がなかったことです。
悪くはないけれど、いくつかガッカリポイントがありました。
怪獣映画なのですから、当然迫力のある生き生きとしたゴジラを期待する観客が多いと思います。
僕もそうでした。
たしかに、尻尾で薙ぎ払ったり、鋭いアゴで喰いついたり、見せるべき場所はすごいと思いました。
が、基本的な仕草というか、例えば「歩くだけ」の場面は、まるで機械仕掛けのオモチャのようでした。
人間なら、歩くときには腕を振ってバランスを取ります。
尻尾を振ったり身体をねじらせてバランスをとりながら歩く動物もいるでしょう。
でも、本作のゴジラは、尻尾を振るなどのバランスをとる動きがはっきりとは見られず、上体も揺れず、ただ脚だけを動かして歩くのです。
せっかく、コンピュータグラフィックの力で、まるで生きているような怪獣の映像を作っているはずなのに、生きているようには全然見えないのです。
ゴジラが生きていないことが最大のガッカリですが、映像面では全体的に、僕のような素人でも気になる点がチラホラと混じっていて、例えば冒頭の飛行機が着陸する場面などは、舗装もされていない土が露出した茶色い地面と、滑走用のタイヤとが大きく映っているのに、映像はタイヤが固定で映り込む視点のまま、地面だけが横方向へ流れていくのです。
荒地へ着陸するのに、上下方向の振動が全くないのでした。
戦後焼け野原で家だってボロボロなのに、主人公の男性の、ほとんど汚れていなくてきれいな表情。
屋外の様子はとても電線を張り巡らせてインフラを整備してあるようには見えないのに、夢にうなされて目を覚ましたときのやけに明るい場面。
いや、たしかに暗くて何が何だかわからないのは、映像作品としてダメなのはわかります。
でも、時代劇など電灯のない時代を舞台にしたドラマだって、もう少し薄暗くして、ロウソクの火のゆらめきのような、不安定な灯りでしょう?
それに、日米合わせて6万もの機雷を敷設していたから、掃海の仕事があったわけですよね?
悠々泳いで東京へ上陸したゴジラは、機雷を見分けて避けるだけの知的な生き物だったのでしょうか?
いえ、子供の頃に平成のゴジラVS◯◯シリーズを観ていた世代なので、未来人が現代の科学を超越した技術で作ったメカキングギドラやメカゴジラさえ退けた僕らのゴジラが、終戦直後の大した科学技術を持っていない民間の防衛隊に負けたのが悔しいのです。
かなり、辛口になりました。
お話としては特攻から逃げ出した臆病な戦闘機パイロットが、守りたい家族を得て、命懸けの戦いの末大怪獣ゴジラをやっつけるのですからなかなかに感動的だったし、見せ場できっちり迫力のある映像は素晴らしく、なかなかにいいと思いました。
まるでアトラクション!
監督が山崎貴ということもあり、監督の過去作の影響を強く感じた。キャストも王道で揃えてあるため、普段ゴジラを見ない人たちにも受け入れやすい作品になっていると感じた。
観終わった感想としては、映画を観たというよりは遊園地のアトラクションを体験した感覚に近かった。CGを多用し、まるで自分がその場にいるかのような錯覚を覚えるほどの臨場感が演出してある。これはまさに山崎貴が得意とする表現方法だと感じた。
怪獣映画はこうあるべきだよねというツボをしっかり押さえてあり、観終わった後の満足感がしっかりあった。特にゴジラはもともと海の生物と言うこともあり、海上での戦闘シーンが多かった点がこれまでの作品との差別化ができてて良かった。
この作品を観て感じた事は、今後ゴジラの新作を作る場合は、特撮ではなくCGで作らなくてはいけないと感じた。特撮は特撮の良さはもちろんあるが、CGを使った迫力ある演出には負けるとこの作品で強く感じた。
個人的にはキャストをもう少し工夫してほしいと感じた。あまりにも王道なキャスト過ぎたため若干つまらないと感じた。
神木隆之介の演技は悪くはないが、良くもないといった印象で、正直演技からは人物の深みをあまり感じることができなかった。山崎貴作品の難点としては、CGの演出クオリティーは高いが、俳優の演技力を引き出すような品質はできていないと感じた。
迫力だけを見れば星5レベルの作品ではあるが、登場人物への感情移入があまりできなかった点や作品の内容にいまいち腑に落ちないご都合主義ともいえる点があったところもあり、星3.5の作品だと感じた。
庵野秀明監督のシン・ゴジラと比較した場合、個人的にはややシン・ゴジラの方が上の作品だと感じた。シン・ゴジラのゴジラと比較して、今回のゴジラはとにかく動き暴れる叫ぶ迫力重視のゴジラ。シン・ゴジラはあまり派手には動かないが、存在が神のような恐ろしさがあり、それが非常にリアルだった。
そしてシン・ゴジラの俳優たちの演技が非常にリアルで観客向けを狙いすぎてない。演技も良かった。今回の作品は、シン・ゴジラには少しだけ劣るものの、今後のゴジラ作品に大いに影響し、期待ができる作品であると感じた。
海外の人が見ても十分に楽しめる作品になっており、言葉がわからなくても十分に伝わる作品だと感じた。
薄い、浅い、疑わしい
額縁上映ではありますがIMAXで見ました。
私にはぜんぜんゴジラ映画として十分なものとは思えなかったです。
これ「ゴジラ」じゃなくて「ジュラシック・パーク」では……という冒頭に続き、「終戦直後の日本人ってこんなでしょ?」という演出も、この人は「生き残ってしまった」ことに苦しんでいるんですよー、という記号的表現も、クライマックスに対応させるための物語上の「手続き」でしかない。
今回に関してだけは、神木隆之介の演技もただ小賢しいだけで、そこに特攻の生き残りがいるというリアリティには程遠かった。これはミスキャストなのでは?
「生きる」「生きない」の薄っぺらいやりとりには自然と舌打ちをしてしまったほど。これほどまでに平板な、人間ドラマを排除した「セリフでの説明」でないと観客には伝わらないということなのでしょうか。「生きろ」はどう考えても終盤のあのシーンでだけ使うべきでした。
そして何より、それまでと映画のトーンが違うので、東京にゴジラが現れた時の伊福部昭の音楽が浮いてしまった。ここには本当に怒りすら湧きます。
映像技術は頑張っているが、不思議なほどスペクタクル感が薄く、単純に見せ方、撮り方が下手なのでは?と思わざるを得なかった。
しかしゴジラの熱戦放射を完全に広島・長崎の原爆に重ねてキノコ雲から即座に黒い雨が降ってくるという描写はもはや悪趣味の域では?
ゴジラは原爆のメタファーではあるが、原爆そのものではないし、初代の映画「ゴジラ」の大量破壊兵器への批評性ってそういうことじゃないですよね?
この映画を作っている人の戦争についての認識がどこまでも疑わしいんですよ。
もしかして何も考えてないの?
それとこれ、ストーリーとしてはゴジラファンが忌み嫌っていた「ゴジラ=南方で戦死した日本兵の英霊」説に完全に踏み切ってませんか?
前作「シン・ゴジラ」が政治家や公務員の話だから今回は民間ね、という安易な発想が透けて見えるのもマイナス。
あらゆる意味で乗れない映画でした。蓋を開けてみれば、やっぱり山崎貴の映画。
大和武蔵ならワンチャンあった⁉
戦後、焦土化した日本にて復興に向けて頑張る人々の元にあろうことかゴジラが…。ある理由から戦争を生き残り、心に闇を抱える青年が、国と大切な人々を守るために再び立ち上がる物語。
お馴染み、日本が誇る人気アイコンですね。ワタクシも特に平成ゴジラが好きだった世代です。
物語としては、ゴジラそのものよりも人間ドラマがメインといった感じでしょうか。vsビオランテが一番好きなワタクシとしては寧ろ好みの展開。
そして、絶望感という意味では過去最高レベルかも。戦争敗戦直後という時代背景に加え、長年のファンからすると、平成の新兵器にもビクともしなかった怪獣に、この時代の兵器ではどうにもできないだろう…という八方塞がり感も。まぁ他作品とはパラレルワールドだろうから一概に言えないが。どっちにしても20㎜じゃ効きませんよ~
でも高雄の20cmでアレなら、46だったなら或いは…⁉もう無いけど。
さらに、迫力面でも圧倒的ですね。ゴジラの大口がドアップになる度にヒュンってなります。
でもでも、見所はやはり人間ドラマですかね。戦争で粗末にされすぎた命とゴジラに立ち向かう人々の対比が胸に染みる…この時代設定にしたのは大正解ですね。まだ終わっていない…う~ん(涙)
それだけでなく、現地調達の武器や何だかんだで守ってくれない雰囲気の米国。ソ連の顔色も…色々とリアルな感じも、ゴジラ単独登場作品の醍醐味ですよね。
もっと言えば、ここ最近しつこすぎて逆に萎えてしまっていた原作オマージュ的表現も、ワタクシが知る限りは無かったような。これが良かった。電車にムッシュさんが出てきそうだな~と思ったが(笑)。難癖付ければ「やったか」はシンゴジオマージュw??
とにもかくにも、新しくも期待通りのゴジラ作品といった感じで非常に楽しめたし感動した。ちょっと蛇足もなかったこともなかったかもだけど、超良作だった。
でも何て言うんでしょう…人類に絶対に負けて欲しくないと思いつつ、個人的にはアイドルみたいな面もあるので、ゴジラがやられる所を観るのもちょっと辛いんですよねw
かと言って、ゴジラ勝利じゃあそれこそダメだし。
このジレンマがある限り、どんなに内容が良くてもゴジラ作品で☆5は叩き出せないのかなぁ…(涙)
これは 永遠のゼロ?
戦争が非日常の幸せ
やっぱりゴジラはすごい
海戦はスゴいけど…日本人としては「?」
迫力はあったが内容には「?」になった。
●CG特撮がスゴい。
CGに関しては日本もハリウッドと遜色ないと思った。
「シン・ゴジラ」にはなかった海戦が迫力があって、良かった。
●戦後の日本VSゴジラという発想を活かせていない。
予告で見たら面白そうに思えたが、あまり発想を活かせていないと思えた。
戦後の日本が抱える事情に対してのゴジラという脅威がうまく描けていない。そう考えると焼け野原の戦後という発想自体が失敗に思えてくる。ある意味、戦後は失うものなんてないところからの出発だったんだから。マイナスにすら出来ない。
●ゴジラの動き、変
あきらかに破壊を目的にしてる動き。飛行機についていくのもご都合。
●爆弾で死亡
爆弾ひとつで死ぬのもな。
●主人公の動機が釈然としない。
ゴジラに対抗する動機が復讐というのがいけない。そもそも特攻を逃げ出し、仲間を見捨てた主人公。そのくせ愛する女を殺されたから復讐してやる…というあまりにパーソナルで小さい。特攻隊に感動するのは命を捨てて国や家族を守るという大義があるからだ。矮小な男がゴジラと対決するとは思えない。
●主人公、生き残る気まんまん?
加えてパラシュートで生き残る計算があったとなると、ますますこの男は何なんだ?愛する女を失って生きる希望を失ってたんじゃないのか?と思えてしまう。
守るために命を捨てるというのがヒロイズムなんだから、ゴジラを殺して自分も助かろうというのはカッコ悪すぎる。
●妻でいいじゃん
たまたま出会った女に生きる希望を…って都合よすぎる。帰国したら妻と娘が生きていて、卑怯者なりに生きるしかない…って方が素直だと思う。男と女が何年もひとつ屋根の下で暮らして、何もないのも清さを通り越して人間性を感じない。
●神木くん、残念
似合ってないとしかいいようがない。演出サイドの問題でもあるけど、何でも叫べば表現できるとするのは工夫がない。他キャストにも言えるが、日本の俳優にリアリティを感じないのはこういう芝居ばかり要求されて、本人たちも器用に答えるからだろうな。
●ヒロインが生きてるのは最悪
ご都合、ここに極まれり。ようは主人公は早とちりで戦ったわけだ。
エンタメとはいえちょっとヒドい。
戦争後を絡めるんだったら、もうちょっと日本人観を考えて欲しかった。
戦争に限らず守るために戦い、失っても希望を捨てずに生きるのが日本人だと思うのだが?
ゴジラ史上、もっとも魅力的なキャラクター達
ゴジラ最新作ということで観てきましたが、非常に素晴らしく初めてレビューを書きたくなりました。
今までのゴジラシリーズは当たり前ですが怪獣映画なので、いかにゴジラをカッコよく又は恐ろしく描くかに主眼を置いてきました。
しかし今作では神木隆之介演じる主人公:敷島が中心の作品となっております。
敷島の境遇やゴジラとの因縁をしっかり描くことで、これまでのゴジラ作品以上に主人公に共感し深い没入感を得ることができました。
その他の登場人物も敷島を中心に登場し関わっていくため、人となりを理解しやすく魅力的に感じました。
特に仕事の仲間達はみな明るいキャラクター達で、重い展開が続く中でも作品が暗くなりすぎないよう上手くバランスをとる存在だったと思います。
ではゴジラはおざなりなのかといえばそんなことはなく、圧倒的な恐怖感とカッコよさがしっかりと描かれています。
特に熱線を吐くシーンは非常にカッコよく、あれだけでも映画代の価値がありそうな出来でした。
人間ドラマ、怪獣の活躍、どちらも上手く融合して非常に完成度が高い作品だったと思います。
見た目が昔のゴジラを踏襲しているようで好き!
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