「美術とVFXの連携が素晴らしかった!」ゴジラ-1.0 詠み人知らずさんの映画レビュー(感想・評価)
美術とVFXの連携が素晴らしかった!
IAD(ダレス空港)からの帰国便(ANA)で視聴
噂に違わず、素晴らしい映画だった。
第一に、この映画は直接、あの「3丁目の夕日シリーズ(三浦友和が扮した開業医の先生が一番、好き)」につながっている。
繋げているのは戦争の影。この映画では、戦災を受けた直後から都心にバラックが立ち、それが日に日に改修されてゆくところが、美術陣(日本アカデミー賞の最優秀美術賞を取っている)により、見事に再現されていた。
IADに到着した時、たまたま空港に近いスティーブン・F.・ウドゥバー-ヘイジー・センター(スミソニアン国立航空宇宙博物館・別館)に、時差を調整するため寄ったのだが、驚いた!あの「震電」胴体前部が、展示されていた。米軍が、終戦時接収した機体そのものと思われた。この建物には「震電」のみならず「晴嵐」「紫電改」など、先の大戦時の日本軍兵器の最先端部分が展示されていたばかりでなく、原爆を投下した「エノラゲイ」やスペース・シャトルの実物、超音速コンコルドなどが所狭し(展示場自体は広い)と展示されていて、米国の驚くべき底力をまざまざと思い知らされた。
それにしても、米軍は「震電」の先進性を認めていたことになる。
この映画では、「震電」のモックアップ(実物大模型)とVFXが連続していて、凄まじいまでの破壊力を見出している。
やっと観れた映画だったけれど、山崎さん、やったね。おめでとう!
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