「迫力がウリかなと思って行ったら、神木くんにやられましたー。 面構え...」ゴジラ-1.0 ミーユミーさんの映画レビュー(感想・評価)
迫力がウリかなと思って行ったら、神木くんにやられましたー。 面構え...
迫力がウリかなと思って行ったら、神木くんにやられましたー。
面構えが違う!
頬張った精悍な顔にやさぐれだ眼差し。
自責、自己嫌悪、怯え、錯乱、そして…覚悟。
生きたいと死んでしまいたいを生き抜く、生き切る、に昇華していく様が素晴らしかった。
怪獣映画なわけだけど、その間を紡ぐ、既視感はあれど本気度MAXな人間ドラマが良かったです。
もちろん、災害と戦闘部分も充分な迫力。
冒頭の軍人なんて!は安藤さくらが説得力素晴らしく、言外に戦争中「軍人さんが頑張ってくれてるから」と何もかも提供し協力させられた苦労の日々まで想起されました。
そしてそれは後半の民間だけど国を守る、という面々へと繋がっていく。
国はロシアを刺激するからと動かないの…これ、今にも通じるでしょうね。どんなに防衛費膨らませても、いざというときは米国のお気持ちを逆撫でるからって動かなそー。
ゴジラを嫌悪ではなく畏怖の対象とするのが、これまでのゴジラ映画への敬意のようで良かったです。
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