「キャストの演技が光るゴジラ史上最高の大傑作」ゴジラ-1.0 Yu0911Sさんの映画レビュー(感想・評価)
キャストの演技が光るゴジラ史上最高の大傑作
とにかく素晴らしいの一言です。
今年1番どころか近年でもトップクラスでした
個人的には侍ジャパンの映画に匹敵するくらい感動しましたし面白かったです。
今作はゴジラ作品でも唯一と言えるくらい誰にでもオススメできる作品でした
シン・ゴジラと比較されることが多い作品でしょうが
シンゴジも記録的なヒットはしましたし、私もとても好きな作品ではありますが、庵野監督定番の早口で小難しく長々喋るキャラクター、必ず1人は登場するルー語を話すキャラクターという人によっては不快なキャラクターがいません。
シンゴジは現代に舞台を移した初代ゴジラのリメイク
今作は正統な初代ゴジラリメイクです。
そして初代やシリーズに登場するとんでも兵器、とんでも天才もいません。
それどころか米軍も来てくれませんし
戦後直後の日本ということもあり兵器もありません。
とにかくゴジラへ無力感、圧倒的絶望感
シンゴジの熱戦シーンの絶望感もすごかったですが
今作も圧倒させる恐怖感です、細かいところでも人が簡単に踏み潰されてます。
おそらくゴジラ時代のスペックはそこそこ強力な兵器は効きますし、熱戦のチャージも長いので歴代でもそこまで強くないはずです、ただそれでもゴジラへの恐怖度合いは圧倒的です。
そしてなによりキャストの演技が素晴らしい
皆さん表情がとにかくうまいです。
神木隆之介、浜辺美波、山田裕貴、青木崇高、吉岡秀隆、安藤サクラ、佐々木蔵之介
主要キャスト皆さんが素晴らしかったです。
安藤サクラさん演じる澄子さん
初登場最悪でしたけど、そこからの株の上がり具合ですよ
敷島が最初死ぬはずだったのに帰ってきたシーン、敷島が特攻で勝手に死にに行こうとしたが無事帰ってきたシーン、同じく敷島を叩くんですが、そこの感情の違いの表現が素晴らしかったです。
とにかくキャストの表情
すごかったです。
この作品を批判する方はおそらく
展開が読み易いなんかの批判をあげるんだろうな
と予想します(他の方のレビュー読んでいないので)
敷島が飛行機準備してる段階でゴジラを深海に沈める作戦は失敗するのはすぐわかるでしょうし
脱出装置も直前のシーンの流れからしてすぐわかると思います。
でも怪獣映画はそれでいいんです
私はそこを批判するのはナンセンスだと思います。
敷島も生き残り、典子もまさかの生存でハッピーエンド風のエンディングでしたが
典子の首元に意味深のアザ
再生不可避な細胞描写
しかもシンゴジラのようにセリフでは言及されていませんが、東京は放射能だらけ
戦艦に搭乗していた皆様も放射線浴びまくってますし
典子の生存に関してはご都合主義だったようにも見えますが
あの首元の動くアザ
間違いなくゴジラの細胞でしょう
ゴジラの再生能力もあり生存だったんですかね
たしか途中も結構ゴジラの細胞というか肉片的なものが落ちてるようなセリフありましたよね
シンシリーズと同じく
おそらく1作での完結になる作品でしょうが続編というかその後が気になる作品ですね
山崎監督へ当初不安の声も多くありましたが、この監督はホント戦争系撮らせたらうまいですね
私個人としてはゴジラ作品の中で1番好きな作品になりました。
是非いろんな方に観ていただきたい傑作です。