「メチャクチャ面白くて大満足!! ただの怪獣映画にとどまらず、骨太の人間ドラマと大迫力のスペクタクル映像で見応えたっぷりの125分」ゴジラ-1.0 Jettさんの映画レビュー(感想・評価)
メチャクチャ面白くて大満足!! ただの怪獣映画にとどまらず、骨太の人間ドラマと大迫力のスペクタクル映像で見応えたっぷりの125分
今回のゴジラは水色に光るトギトギの背びれや獰猛な顔が印象的で人類に容赦なく襲いかかる破壊の権化として描かれています
それに必死で立ち向かう人々の物語が1945年の終戦直後を背景に、ただの怪獣映画では終わらない、熱いドラマが描かれ、予想を遥かに上回る傑作として完成されています
日本でこのクオリティのパニック超大作が作れるのかと、とても感心し嬉しくなりました
グローバルマーケットに通用する、完成度の高い素晴らしい作品だと思います
IMAXというもあるかもしれませんが、とにかくVFX映像と爆音が凄まじく圧倒的
海で艦艇に襲い掛かるゴジラ
銀座の街を破壊しまくるゴジラ
とお約束のくだりを経て、
クライマックスは吉岡秀隆さん演じる野田が考案した”海神作戦”での人類対ゴジラの相模湾ラストバトル
海上・海中での猛攻撃から神木隆之介さん演じる敷島浩一が乗る戦闘機”震電”でとどめを刺す(残念ながら実際には刺せなかった様ですが)まで、手に汗握る圧巻の映像に終始釘付けにされあっという間の2時間でした
舞台が戦後日本というビジュアルがとてもノスタルジックで良かったし、その映像に完璧に染み込んでいるキャスティングがすごく良かった
神木隆之介さんがとても勇ましく、時に苦悩する敷島を熱演、今までで一番好きな演技です
浜辺美波さんも相変わらず綺麗で凛とした佇まいが素敵でした、トム・クルーズさんの「ミッション・インポッシブル デッドレコニング part one」で縦になって半分車体が無くなった列車の内部に掴まってぶら下がるアクションと同じ様なシチュエーションもこなして頑張ってましたし、最後は生きてて良かったです
そして吉岡秀隆さんも重要なキャラクターを演じ、久しぶりにハマり役だと思います
それ以外にも安定の安藤サクラさん、青木崇高さん、佐々木蔵之介さん、山田裕貴さんなど確かな演技派が脇を固め、珍しく1人もミスキャストを感じず素晴らしいと思いました
やはり日本製のゴジラ映画が一番!と痛感した傑作、山崎貴監督、お見事です