「泣けるゴジラ」ゴジラ-1.0 Basieさんの映画レビュー(感想・評価)
泣けるゴジラ
期待を上回る出来でした。
山崎監督にはヤマトのトラウマがあるものの、三丁目、アルキメデスなどの良作もあり、期待半分、不安半分でしたが不安は杞憂に終わりました。
ストーリーに目新しさはありませんでしたが、観たい画を観せてもらえて感謝しかありません。
怪獣映画という枠の中で、必要最低限の人間ドラマが簡潔に表現され、俳優陣の奇を衒わない演技が花を添えていました。脚本には所々「あれ?」「なんで?」という部分もありましたが、そんなマイナスもどうでもいいと思える完成度です。
強いて不満を言うならば、ゴジラの発光時の背びれのギミックはもう少し生物感のある動きにしてほしかったです。あそこだけかなりメカニカルな感じがしましたので。。。
兎にも角にも、こんなに感情移入の出来たゴジラ映画は初めてです。
製作に関わったすべての方、ありがとうございました。
※ゆきかぜの艦長は堀田じゃなくて古代にしてほしかったなぁw
蛇足:山崎監督の悪い癖が出てたとコメントされている方がいますが、「悪い癖」とは何を基準に判断されているのでしょうか。
思ったことをそのまま口に出す人、思ってても口には出さない人、人は様々です。
思ったことを全部台詞で説明しているからダメだと言うのは、あまりにも短絡的な感想だと思いました。
アンチであるのは構いませんが、アンチは相手を認めた立場にあるものです。
先入観で作品を判断してほしくないなと感じました。
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