M3GAN ミーガンのレビュー・感想・評価
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1985年に映画館で観た『ターミネーター』くらいに楽しめる。(褒め...
最新AI映画に母性愛の行き着く先を見た。
「一分の隙もない完璧な映画」と言ったらハードル上がりすぎるだろうか?
でもこれが自分の素直な感想だ。
102分という短い尺。その中で近未来の世界観を過不足なく説明。人間ドラマを丁寧に描き、伏線を上手く回収しつつ説得力のある脚本で魅せる。ミーガンが闇堕ちしていく理由も理解できるし、故に惹かれてしまうのだろう。
過去の様々な作品へのリスペクトも盛り込みつつ、きっちりと独自のキャラクター性も確立している。見事だ。
この手のジャンル映画としては間違いなく名作と言って良いだろう。
AIモノとしてはスピルバーグの「AI」やアレックス・ガーランドの「エクス・マキナ」、「ターミネーター 2」やブロムカンプの「チャッピー」にも並ぶ傑作だ。
AIを通じた親子関係の変化や、社会がどのように受けいるかといったドラマもリアル。
それでいて最新型人形ホラーとしてもしっかり怖くて面白いという。
SFとホラーのバランス感覚で言うと「スモールソルジャーズ」にも近いか。とにかく見ていて心地良い。
ミーガンは自己学習と果てに、少女を守る為に母親になろうとする。この瞬間、AIはプログラムを超えた。
それを少女も受け入れ、両者は共依存になっていく。
この展開は非常にドラマティックかつスリリングであり、常に緊張感のあるドラマは見ている者を飽きさせない。
しかもこの展開がやがて歪んだ親子同士の対立を生みラストはエイリアン2ですよ!!
めーちゃくちゃ熱い!!
SFとして、ホラーとして、AIものとして、親子の人間ドラマとして。
様々な切り口で語れる名作を、アマプラ配信中のこの機会にぜひ見てほしい。オススメです。
チャッキーとは違うね
ミーガン
ミーガン
正直あまり面白くはなかった。
擦られ続けているAIの暴走のお話。主人公の女性やその隣家のおばさんあたりのキャスティングがB級映画のにおいが満載だった。噂ほどの面白さはないと思う。
ただ、ミーガンというものの斬新さ、報復行為のあたりの演出は見事だったと思う。シンプルにカッコよかったし、乗っていけた。
お話が先が読める展開が多く、日曜の深夜とかにやってるとちょうどいいかもしれない。
カメラワークも無駄に綺麗な映像なだけでどちらかというと放送系のニュアンスが感じられた。
あまり刺さらなかったので自分の映画研究からは除くが、今自分がやろうとしている企画に近しいものがあった。狂った人物やものというものは、そこにサスペンス(緊張感)やカタルシスがあるという条件下で、美しく映るのである。
普通は受け入れられないサイコパスたちも、その人物や人となり、周囲の環境を見せるとグッと入り込める。
思った以上にSFだった。
レンタルビデオで鑑賞。
公開前の情報を観てまず思ったのは「女の子版チャイルドプレイじゃん」だったけど、チャイルドプレイのチャッキーが呪術によって人形に殺人鬼の魂を宿す設定なのに対し、本作はAIの暴走というかなりSF的な設定になってた。
基本的には面白いし、ゴア描写もほぼほぼ写らないしジャンプスケアもほとんどないので、ホラーが苦手な人でも楽しく観られるんじゃないかな。
ただ、個人的にはちょっと乗り切れなかったというか、ケイディとの関係性を描く前半と、ミーガンが暴走しはじめてからの後半がまるで別の映画みたいになってるし、ミーガンのキャラ造形も変わっちゃってるところに違和感を感じた。
あと、そう考えてもミーガンが強すぎるというか、子守りロボットにあのパワーと強度は絶対いらないよねっていう。ミーガンの制作者である主人公のジュマは、あんだけロボットオタクなのにアシモフのロボット三原則を知らないのかしら。
暴走するAI
思ってた映画と全然違うっ!でも面白い!
稀有なキャラクター
ミーガンのようなAIロボットが欲しくなった。
AI人形(AIロボット)と不登校(積極的)少女の絡みが、現実社会を表していて面白かった。
この映画はホラー映画というジャンルに入れられているが、私の感覚では、ホラーらしい場面はほとんどなかった。
ミーガンが階段を降りたり、ダンスの場面では、もっとロボットらしい動きをしてほしかった。
最後の場面は、シュワルツェネッガーの「ターミネーター」のラストシーンを思い出してしまった。
最近、AIの進化のスピードが加速度的に上がってきたので、10年後にミーガンのようなAIロボットができると期待している。AIロボットと一緒に遊んだり、買い物したり、散歩したり、最後は、介護して、葬儀までしてくれると最高です。車並みの値段(500万円まで)で販売してほしい。私は現在71歳なので、10年先にAIロボットが欲しい。
夢みたいなことを言っていると思われるかもしれないが、AIが自分でデーターを24時間・365日体制で記録するので、計算・抽出・制御・記憶・通信以外でも、人間の脳力を越えるのも近い。
ただ、その頃には、現在の人間の仕事の相当量がAIロボットに置き換わっていると思われるが‥‥。
久しぶりに、面白い米国映画に出会えた。
リアルスティール!?
試作品みたいなロボットがカッコよく、あれだけで別の映画できるんじゃないかなとすら、思っちゃいました。
ミーガン演じる子のダンスも見る価値ありだと思いました。
ただ、内容的にホラーなのか、家族愛なのか、モヤっとしたものを感じてしまいました。
人工知能をテーマにしたものでは、攻殻機動隊ゴーストインザシェルの、進化したAIが自らを生命体だと主張することで、生命の定義にまで踏み込んだものや、オスメントくんが主役を演じたAIなんかも、ロボットを通じて、人間とは?みたいなところを考えさせられたように記憶しています。ともに古い映画なので、当時の発想としては斬新に映りました。
ミーガンはおもちゃなので、子ども✖️AIという切り口で、より幅広い展開も期待できたのかなとも思いました。
子供もしっかり楽しめる良作(グロあり)
造形は良い
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