M3GAN ミーガンのレビュー・感想・評価
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天才工学博士が務める玩具会社
死んだ殺人鬼の魂が人形に乗り移った「チャイルドプレイ」とAI(人工知能)が暴走し人間に危害を与える「ウエストワールド」や「ジュラシックパーク」のフォーマットを踏襲したそこそこ手垢のついた設定のホラー映画だが、ブラムハウスとジャームズ・ワンが製作を手掛けたという事でどんな目新しさを見せてくれるのかと期待して観た。
ケイディのミーガンへの愛着や依存度に説得力を持たせるため、ビジュアルや動きをより人間に近づけ友達感を出したが、それが逆にリアリティを損なう結果となった。
またこの設定では周囲がミーガンに魅了され、ジェマのみ孤立すると言う流れに行きがちなところ、そんな安っぽい人間の機微の様なものは不要とばかりにスパッと排除し、ケイティに攻撃してくる相手をしっかりと見せる事でミーガンが攻撃する理由に説得力を持たせる事に特化した潔さは良かったと思う。
嫌な奴はしっかりと罰を受けるというホラー映画の不文律をしっかりと守っている優等生ぶりは個人的には好きではないがスッキリとする。
ケイディのミーガンとの決別は両親の死を乗り越える事に繋がっているのだが、ラストのケイディの行動はここまでの流れからすると少し受け入れ難い心変わりぶりで、2時間弱の尺であればもう少しストーリーに工夫があっても良かったのかなあと思った。
いろいろな意味で感じる恐怖!
ホラーは苦手なのですが、予告映像で怖さより興味深さが勝ち、紹介サイトにも「サイコスリラー」と書いてあったので、「うん、これはホラーじゃないんだ」と自分に言い聞かせ、念の為に中学生の甥っ子も連れて鑑賞してきました。確かに恐怖は感じましたが、それ以上にメッセージ性のある期待以上の作品で、とてもおもしろかったです。
ストーリーは、おもちゃ会社で研究開発に携わるジェマが、AI搭載の最新型人形「M3GAN(ミーガン)」の完成に近づいた頃、交通事故で両親を亡くして失意の底にある姪ケイディを引き取ることになり、彼女の心の傷を癒すために、試験運用も兼ねてミーガンを与えたところ、二人は急速に仲良くなるが、しだいにミーガンの行き過ぎた行動が目立つようになっていくというもの。
人間の役に立つはずのAIが、その学習能力の高さから、開発者の予想を超えて発達し、やがて人間の脅威となっていくというプロットは、数多くの作品で見られる鉄板ストーリーです。本作では、そんなAIの暴走を、子ども用のおもちゃに設定したことが斬新です。これにより、単なるAI暴走クライシスではなく、育児に代表される親子のふれあいの大切さを描くことに成功しています。
劇中、ジェマがミーガン活用の利点を挙げる中で、子育てを「雑用」と表現します。突然ケイディを引き取ることになった未婚のジェマが、悪気なく放った言葉ではありますが、最近は実の子に対しても似たような感覚をもつ親が少なくないのではないでしょうか。私の身近にも、ゲーム機やスマホを与えておけば、何時間でも静かに過ごしてくれるからと、安易に機械に子守りをさせている親は少なくありません。それなのに、今度は「長時間やり過ぎだ」と子どもを責めたり、ネットゲームやSNS上で起きたトラブルの解決を学校に丸投げしたりと、傍からみればずいぶん身勝手な物言いです。
もちろん子育ての苦労は多いし、親だって自分の時間が欲しいのはわかります。でも、そうやって得た自分の時間と引き換えに、何か大切なものを失っているようにも思います。子どもが絆を結ぶべき相手は、ゲーム機やスマホやネット上の誰かではなく、身近な家族であってほしいものです。本作を通して、スマホやタブレット任せの子育ての果ての物語を観せられた気がして、ある意味ミーガンに襲われる以上の恐怖を感じました。
主演はアリソン・ウィリアムズで、自身の開発したミーガンにしだいに疑念を抱くジェマを好演しています。共演のバイオレット・マッグロウは、ミーガンに心を開きしだいに依存していく演技が秀逸でした。そしてなんといっても、絶妙にかわいくて不気味なミーガンを演じたエイミー・ドナルド、彼女の怪しい動きとキモカワダンスがクールです。
そんなに怖くないけど
怖い映画だ
ロボット(可愛く?不気味に)、ホラー要素(ライト)、家族(心の通い合い)、会社と家族の関わり合い〓画も音も恐怖を過剰に煽ることなくバランス良く観れる映画
予告編を見て、チャッキー映画の女の子バージョンかな? と思って鑑賞。
ホラー、スプラッター、ロボット、キャラクター、家族ドラマ、といろいろな要素が楽しめました。ホラーもスプラッターあるものの、ごくわずかで目を覆うようなシーズンはライトに描写。ロボットのミーガンも無表情ながら目やルックスや、動き(戦闘トード等々)は謎の可愛さを醸し出す。
いろいろな所で、いろいろな映画から持ってきたシーン(日本のアニメ、ET,ターミネーター、エイリアン2、遊星からの物体X、他)が見うけられた(私的)。そういった所を観極める楽しみ方も出来る。
ストーリーの展開も、映画始まって早々事件が起き、展開はスムーズに進行。
事件により、両親を失った少女ケイディが新たな家にひきとられる先での心の葛藤╋少女ケイディを受入れたジェマの葛藤、近所問題、ジェマの開発しているロボットにおける会社の問題➡ロボットは優先リンクを張るが、リンク先の少女ケイディの心身の不安定からか・・・ロボットはケイディを守る為の過剰擁護行動を起こし➡制御不能に・・・。
映画全体として、制作はかなりのスプラッター要素有りで作られたようですが、日本公開版は適度な軽いホラー要素と、ミーガン・ロボット(可愛さキャラ?╋無表情)、少女ケイディとジェマの心の葛藤が、テンポよく旧作の映画のリスペクト有りで描かれました。グロやかなりのスプラッター、ロボットの戦闘格闘などのコアな楽しむのでなければ、バランスの良いライトであって、心も通う楽しくもあり、怖くもありの映画に出来上がったと思います。
本国で好評を受け、早々と続編が決まったそうです。
★ Digital5.1ch鑑賞
シネスコ・サイズ
★重低音 2
★音圧 2
★分離度 3
★サイド(左右、後、活躍度)2
サラウンド 2
音響の作りは、スクリーン側での左、中央、右がメイン。サラウンド側は残響と時折、音楽に使われる程度。ホラー特有の驚かす要素にはスクリーン側、サラウンド側共に使用せずです。
映画エンドロールにはDolby-atmos表記ありますが、上映館無く、公開時期が悪かったのか、そもそも日本に入ってきてないのか?Dolby-atmos日本での上映契約が無いのか??
フイルム時代と違って、音の規格で音響。音質が劇的に変わるでないのですが、少し残念に思います。今は上映映画館の設備の違いが大きいと感じます。
画面画質も、フイルム的ではないもののレーザー4kは明るくクッキリハッキリに慣れてしまうと、以前の設備での上映は暗く感じてしまう。
🎞個人的好み度(★1~5)★5
もはや使い古されたロボットパニックホラーの新風
まさかの売れ方をしたロボットパニックホラー。同時期公開の大作である人魚姫映画より人が入るという番狂わせな話題作。
欠陥が全く無いかといえばそうでもなく、中だるみやツッコミどころ満載な本作。しかしホラーの定番をしっかり押さえつつ、大作ほどの予算のなさをアイデアでカバーしており陳腐さを感じなかった。
シナリオもよく、人形に依存してしまう傷ついた少女と、子供と向き合えないギークな技術者の微妙な関係、そして言葉巧みに心に滑り込んでくるアンドロイドの三角関係が効果的に使われている。玩具で救われるのは一時のことであり、また、育児は大変なことであり機械でこれを簡略化は出来ないのだというメッセージ性もある。
アンドロイドであるミーガンは口達者で、これまでのロボットホラーと違って懐柔しようと相手を観察しながら言葉を選ぶ。そのさまはロボットというよりも悪魔で、最先端テクノロジーによるAIの進歩と怖さをとりいれてありこれもよく考えられていると思う。
決して色物では終わらない、ロボットホラーの新風といえる秀作。
ターミネーターみたいにシリーズ化して欲しい‼️❓
期待を遥かに超えてくる、凄い高品質な名作に出逢うことができて感激至極です。
映像や脚本が最高であることは言わずもがなですが、キャストの造詣や演出のセンスが抜群です。
ミーガンのチャーミングなところと恐ろしいところの振り幅が凄まじい。
取り巻く少女とおばさんも深く感情移入してしまうくらいに名演技で心の底に刻まれるほど。
殺される面々もキャラ立ちが素晴らしいので、ある意味、ワクワクドキドキしてしまうほどです。
犬ばーさんとかデカい悪少年とか、やられるのが爽快ですらある。
展開も緻密でムダ一つない、最初から最後までジェツトコースターです、名残惜しくて、続編を是非みたい。
令和のホラー、サスペンスの名作として是非シリーズ化やリメイクを期待します。
全ての映画ファン🎞🎟🎬🎦に是非。
可もなく不可もなし
さすが、ジェームズワン。
もっと壊れやすく作ろう
2023年劇場鑑賞135本目。
人間の友達ロボットがそのうち人を襲い出すと聞いて、「ショート・サーキット」を思い出して調べてみたのですが、コメディとあり、どう考えても人は襲ってそうにない。じゃ自分観たのなんだったんだろう、と調べても出てこず謎のままです(笑)
もともとミーガンの顔怖いなと思っていたのですが、予告で観た動きがなめらかすぎて逆にそれがさらに不気味。最近だと同じ製作者のアナベルシリーズは直接人形が物理的になにかするわけじゃないし、どちらかというとリブート版のチャイルド・プレイが似た展開でしょうか。もっともあのチャイルド・プレイのチャッキーはAIに殺人プログラムを仕掛けられ、こちらは学習の末にたどり着くという違いはありますが。
ストーリーはまぁ大体思ったとおりに進んでいくのですが(途中なんでこの人殺されるの?というのはありましたが)、ラストはちょっと誰も想像できない展開だったのでそこはちょっと痛快でした。
いやそもそも頑丈に作り過ぎなのよ。今後こういう人形作る時は素手でも壊せるように作った方がいいね!
しかし、これどうやって撮影してるんだろう。モーションセンサーでCGなのか、顔だけCGに差し替えているのか・・・。
ロボット工学3原則は必要
今年19本目はMOVIX三好で鑑賞
ミーガン色気があって、怖可愛い感じ
途中欲しい気もしたけどジェクシー(スマホ)くらいがちょうど良いかも
おもちゃ台のシーンではトイストーリーコラボとか面白いなと妄想しながら観てました
最近の映画だと動物に危害が加えられない事が多いが、本作では第1犠牲者に。
学習能力付けて本体を頑丈にするならロボット3原則くらい付けとけと思った、姪の「ブルースが居るなら他のオモチャは一生要らない」との発言だけで1週間で仕上げた弊害とも言えるか
ストーリーは大体思った通りに進行したので、時折り驚く事はあっても意外性はあまりなかった
「女は怖い、大人もガキも人形も」
警察に通用するのかな・・・
PG12なので、そんなに派手ではない。
結構ソフトな殺し方。
耳を引きちぎられたチビッコは一番気の毒だったが・・・
まぁいいや。
育児問題だったり、親を目の前で失った子供の心理状態、預かることになった叔母と姪との関係性、ご近所トラブルなどなど・・・
色んな要素を取り入れているんだけど、結果、描き方が薄くなってしまったかな。
娘がミーガン人形に溺愛する部分だったり、ミーガン人形が得た知識からどのように暴走するようになった部分とか、ピンと来なかったし。
2時間近い作品だけど、見終わった後の感想は、「欠陥品が出回ると、チャッキー人形のようになる。」
だけしか印象に残らなかった。
冒頭の事描きたいのであれば、我儘(反抗期)な娘+シングルマザーの設定でもやれるし、血が繋がっているから、鑑賞している人間にはもう少し突き刺さるような内容になったのではと思えた。
そうなると、脚本に問題があるのかな。
内容的には1時間40分程度でも出来そうな内容だし。
ラスト、同僚と一緒に大量のパトカーがやってきたが、この事件の真相を伝えた所で通用するんだろうか・・・(笑)
ってか、会社の監視カメラは機能してたのか?
機能していなければ、映像による証拠が残っていないんだが・・・
未来の話ではない。
ファンタジー
既視感
山の中の学校?で男の子を殺すところが私的にはハイライトでした。
もっと迫り来るミーガンから逃げるハラハラする展開を想像していましたが、ミーガンが完成するのに時間がかかるし、完成して異常性が出てくるのは、さらにその後なので、スリラースリラーするのは後半の一部のみでした。
ミーガンダンスの場面も無理やり入れ込んだ感があり、ちょっと不自然でした。
AIで学習するのだから、もっと賢く殺戮してほしかったですね。
また、ミーガンに依存してしまったケイディが改心するところは、あっさりし過ぎている気もします。
ただ、ケイディのグレ具合はとても良かっと思います。
つまるところ、AIは危険を孕んでいるってことなのでしょうが、その手の映画は過去にもあり、特に違いは見出せませんでした。
話題のAI題材にしてタイミングよし。B級ホラー映画としては良作か
どうカナ〜なんて見るかどうかを迷ってた作品。
しかし、当サイトの星評価も高かったし「そういった悪い思い込みは良くない!」と自らを戒めながら鑑賞。
えーと、、、、
結果だいたい当初の予想通りでして、もう少し自らの直感も信じ直したいと思いました_| ̄|○
***
一体何なんでしょうか、この大昔からあるB級ホラー映画ならではのストーリー。
ある意味、鉄板ということなのかも知れませんねえ。
思い上がった感があるあるの主人公を始め、登場人物バカばっか。
等身大バービーが例えば日本人形でも、赤ん坊お世話オモチャでも、
はたまた未来から来たロボットであっても、だいたい成立するわけで。
AIの能力もどんどん増してくし。
クルマの鍵もエンジンスタートも全部思うがまま、って魔法使いかよー
良かった点としては、音響脅しは多少あったけどもそれに頼りすぎず、
スプラッター描写もあまり無く、出てきそうな時にちゃんと出てくる感じには好感。
これらは製作者側が、これを映画として成立させたいっていう思いと受け止めました。
でも、ここまで売れる映画か???っていう感じ。
PRの作戦勝ちなのかな。オープンAI元年な今年だからこそ「見れる」感じなのかな?
良くも悪くも何も考えないで見るお気楽ムービーでした。
お隣さんのイヌ、クルマにアタックした時が作中1番のビックリだったかな。。
怖いの苦手な方でもけっこうイケちゃう口ですよ。
これでめでたくヒット作なもんで、
「M3GAN 2.0」では帰ってきたミーガンがさらに凶悪になって大暴れ。
「M3GAN 3」では、ミーガンが遂に量産、世界中に出荷され、やがて…
みたいな感じかな〜、しらんけどっ!
一人で風呂に入るのが怖く・・・ならない
ホラーとまではいかない、SF時々サスペンス 、ところによりホラー?
痛そうなシーンは少しだけあり、あとは怖いというよりビックリ寄りのシーンが少しあるぐらいで、ホッと胸を撫で下ろした。ミーガンの不気味さは終始あるけども。
自分は1ミリもミーガンを可愛いと思う事は無かった。
ずっと不気味だった。
森林でのあの走りはエクソシストを意識したのか分からないが、終盤普通に走ってたような(´_ゝ`)
どっちの方が速いのだろう。
途中子役にイライラ。いや、演技上手いからこそなのだけども。
大体次に起こる事が予測可能だが、意外にも中々楽しめた。
ところで、CEOはとんだとばっちりだよね?
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