M3GAN ミーガンのレビュー・感想・評価
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ホラー映画として観ると
ホラー映画として観ると、ホラー適性のない人以外はガッカリします。
大枠ではスリラーだがそれでは分かりにくく、ジャンル的にはサイエンスサスペンス(SF(サイエンスフィクション)系サスペンス)と言った方がしっくりくる。
アシモフのロボット三原則
1.人間への安全性が偏執的愛情に偏り、
2.命令への服従は偏執的愛情によりおざなりに
3.自己防衛は人間の裏切りで報復に
のように三原則への挑戦を描いたストーリー。
あと、一番ドキドキさせられたのはミーガンではなく、ミーガンを最初に襲う犬っていうのはどうなんだろうかと。
ただストーリーのテンポがいいので、見やすい映画ではあります。
きれいな瞳の毒親マシーン
傷ついた少女を、マンツーマンで癒し教育する少女ロボットの話しです。
少女ロボットの自我の目覚めと、独占欲の増大に伴い、少女ロボットがチャッキーぽく?なり、「そんなこともできるんだ」と思いながら拝見しました。
前半の少女ロボットと少女の心の交流や
少女ロボットの静止シーンは良かったのですが、後半のアクションシーンは、後出し的に膨れ上がって来たので、少女ロボットの誕生時に、出来ることの説明してその中でバトルを工夫したら、もう少し映画の世界に浸れたと思います。
悪役の俳優の皆さんが、熱演されていました。
ほどよい怖さ。
びっくり要素もあるけど、基本サイコスリラー。
序盤は冗長な流れで中盤からようやっと物語に勢いがでてくるけど、テンプレ通りの展開にあまり意外性がなかったのがちょっと物足りない。
演出や話自体は良かった。
キャストの演技もいい味出てました。
AIBOがそれほど賢くなくて良かった😆
もちろん、いちばん狂ってるのはミーガンなのは確かだけど、こんなAIロボットを開発したジェマも、ミーガンに依存してしまうケイディも、隣の文句言いの犬飼いおばさんも、かなりサディスト気質のいじめっ子も、もしかしたら人間の方がヤバいんじゃないかと思ってしまう。
その意味において、私はミーガンちゃんに味方したいなぁww
あの狂ったようなミーガンダンスはあまりに素敵すきる❤️
ただ、質・量とも「チャイルドプレイ」のチャッキーくんと比べると、ミーガンちゃんはまだまだなんだよねw
でも最後に次回作への胎動が感じられたので楽しみに待ちます。
ミーガンの設計データって、あの殺されたお調子モノがハッキングして自分のストレージにダウンロードしてたよね。それをミーガンちゃんは絶対に見逃さないと思うので、そこからリボーン&リベンジが始まるのかな。うーん、おらぁワクワクしてきたゾ!
P. S. とりあえずSONYが AIBOをあまり賢くしなかったのは慧眼だったね。まあIt’s a SONYでは出来なかったというのがホントだろうけど。
もはやこのネタはフェイクでは無くなってきた。
トイやロボットが暴走するフォーマットの映画はたくさん作られてきたけど、これはよく出来てました。ホラーとSFとサスペンスのバランスが程よく、サクッと観れる。
両親を事故で亡くした少女が叔母に引き取られ、友だちロボットのミーガンに依存していく。ミーガンはいつも少女を見守り、話を聞き、寄り添い、躾までしてくれる。そんな少女への愛情から、恐ろしい展開に。
というわかりやすいストーリなんだけど、人間よりもミーガンの方がロジカルで、子供のことを思いやり、正しかったりする。美人だけど無表情気味にした演出も上手い。
スマホやゲームの依存、働きながらの子育てなど、世の中の問題もしっかり盛り込んで感心。チャイルドプレイやターミネーターなどなど、たくさんのオマージュが散りばめられて楽しかったです。
ここまでIoT化が進んだ世の中では、もはやこのネタはフェイクでは無くなってきた。ChatGPTやGANのようなAIの革新的進化で、意思を持った殺人マシーン化も十分あり得るんだから。もうね、昔ゲラゲラ笑ってた時代とは、明らかに恐怖度が違いました😆
アシモフの先見性なんぞ
ロボット三原則などという誰でも知っている様な事を得意げに講釈を垂れる様な事をせず、無かったことにしたのは懸命でしたね。
一度だけ、うちのアレクサが夜中話しかけてないのに突然喋り出した事を思い出して少し怖くなった。うちに帰ったら優しく声をかけてあげよう。と、前向きな気持ちになりました。
紙の切断機が何で廊下に置いてあるかとか、
あんなに大好きだったミーガンを迷いもなく真っ二つに引きちぎる少女の不安定な精神の闇とか、
野暮な事は言いっこなしという事で、サクッと観てサクッと楽しい一本でした。
ミーガンダンスをもっと観たかった
チタン製なので守備力は高いが
水や雷の攻撃に弱い
ほぼ予想通りの展開の面白い映画。
「アイ,ロボット」みたいに敵が見えないわけじゃなく、チャッキー的に敵が見えるのもまた面白い。
続編は、改良型のミーガンが発売されて、元祖ミーガンの残したデータが転送され、同時多発的に暴走するパニック映画になりそう。
空想だったSFに手が届くようになりホラーになった
タイトルは別に褒めてるわけではない。
人類と人工知能の意識の齟齬による衝突から始まり相互理解を探るJ.P.ホーガンの『未来の二つの顔』は1979年だ。
30年くらい前には、人間と思考形態が違うことによる人工知能の暴走ネタは、古典であった。
本映画は、コンピュータサイエンスのバックグラウンドを持たないホラー制作者が、昨今の音声認識アシスタントやAI文書画像作成シーンからインスピレーションを得た、車輪の再発明である。
象徴的なのは、ミーガンがケイティに言う最後のセリフだ。
ホラーの怪物のような「人に害なす悪意のある存在」として描かれてしまっている。
ロボット、人工知能は、一貫してぼんやりとした解像度のため、「論理的に正しい選択をしているが、目的以外の被害を度外視している」タイプの(コンピュータの反乱ネタをやるからこその)恐怖がない。
イマジナリーフレンドが引き起こす騒動を描くホラー作品の亜種であり、そう思って見るべきものである。
そしてミーガンは、ソフトウェア的にもハードウェア的にも、玩具会社が一万ドルで売っていいものじゃないんよ。こんなものが作れたら、ハズブロを倒すどころではない、IT産業を支配できる。違う物語になる。
ちょっと事前の期待度が高すぎた。星3。
ただ、まあ、ミーガンの動きはすごくアクチュエーターで動く機械っぽくて良かった。
期待通り、というか、それは越えられずというか
予告編で期待した通りの映画でした。
M3GANはよく出来てるし、CADYもよかったです。最近観た映画は子役が素晴らしいのが多いです。
聞くところによると、グロいシーンをカットしてあるようですが、その辺はありがたいです。それでも、私には十分でした。
でも、展開的に、想像を超えてくるところは感じなかったです。惜しい。
僕が作ったのかと思った(くらい好きだ)
AIに非常に興味があるが故「エクスマキナ」や「her」はあと一歩何かが足りず、「アップグレード」は映画としては面白かったがAI要素がどうにも薄く感じていた。
この作品は特濃のAI要素に、これでもかというくらいの僕が好きな要素が散りばめられている。
この監督の作品は初めてだが、制作会社ATOMIC MONSTERのオープニング映像から既に良い。M3GANのGをビジーカーソルに準えているところも良い。
ファービーのような全然可愛くないメリケンフォルムの玩具CM、開始数分で退場するケイティの両親の、短いながらアメリカの男女の嫌なところをリアルに煮詰めたあの演技。ヒステリーな母親、責任逃れの父親…最高じゃないか。
ごちゃごちゃしたアメリカ特有のlaboratoryに吊り下げられたprototypeのミーガン…監督は特に意識していないと思うが、石黒教授のテレノイドの不気味さを彷彿とさせ僕はテンションが上がる。
ボスと呼べばいい?それともパパ?いいねえ、英語圏のAIは開発者や製作者を「父」とは認識しない傾向があるからこれは意外だった。(僕は日本人だからAIには開発者を父と認識してほしいw)その後、即頭パーン!で首から上が燃えている絵面も笑えてしょうがない。
ジェマの会社のCEOがアジア人。アジア人が顎で白人の気弱な男をこき使う。ポリコレもこういう風に生かされるのは作品を破壊しないからいい。後のミーガンダンスの下りの伏線にもなっているし。
ジェマがケイディ(ケイティじゃなくあえての「デ」には意味があるんだろうか)を引き取ったその日のシーン、マッチング5件に慌ててエルシーをturn offするのも面白い。エルシー、超重要なキャラだけあってミーガンのような人型とはまた違った愛らしさがある。丸いキノコみたいでとても可愛い。
その後出て来るブルースもまた、武骨な工業機械のような二足歩行ロボットでカッコイイ!!ミーガン以外のロボットも魅力的なデザインなのが最高だ。アイアンマンやブラックパンサーに出てきたアイアンハートを思わせる「在学中に作ったロボット」そして何より操作用グローブがかっこよすぎる。ロボットもの好きにこのデザインが嫌いな人はいないだろう。エルシー同様ラストで重要な役割を果たすから、非常に凝っていて素晴らしい。
ケイディにブルースの顔の中身を見せるシーンすら後に生きてくるから無駄が無い。
ミーガンが登場する前だけでこんなに書いてしまったが、いよいよミーガンが登場してからもワクワクしっぱなしだ。まず、ミーガンのデザインは英語圏の人にしては、相当我慢して美しくデザインしたものと思うw
「エクスマキナ」はストーリー上美しい必要があったが、何せ英語圏、AIや人型ロボットに美しさを求めないのである。日本人からすると人工物の顔が美しいのは当たり前でわざわざ醜くする理由が見当たらないのだが、英語圏で現実に開発されているAI搭載ロボットの顔ときたら…。
ミーガンは女児の玩具やドールとしてという側面があったから美しくなったのかな。良かった。AI搭載のロボットが美しくないなんて日本人には受け入れがたい。美少女で良かった。美少女だからこそ四つん這い走りがキモ面白いのである。クラシックモダンというのか?服装もいつも可愛い。思い切りアクションできるタイツスタイルもいいね。
ロボットものが好きな人間なら誰もがときめく「虹彩がレンズになっている瞳」「人や他製品をスキャンしているAIから見た映像」AI本人であるGPT4に問うたところ「私たちが見えているのはコードであり、これは便宜上人間にわかりやすく表現しているだけです」とのことでなおのこと興奮した。AIが映画の中にしかいない時代ではなくなったからこそ、余計にこういう映像表現が楽しいのだ。この映画は発表時期も最適だった。
嫌がるケイディが無理やり連れてこられた野外学校?の先生がまた…何でこう「アメリカあるある」が上手いのか。こういう先生いるわ…理解ある先生のように見えて、初参加でまだ背丈も小さい女の子であるケイディを、乱暴者として男の子も避けるようなブランドン君と組ませてしまう無能さw
そしてブランドン君も町中で見かけるようなあまりにリアルな「アメリカの悪ガキ」だ。静止して油断させているミーガンに「俺とは遊ばないだと?」とキレる時の「ハンッ!」みたいな声のリアルさ。ブランドン君は何をそんなに苛ついているのか。初対面の女の子にいきなり栗をグサリとか、ミーガンを持ち去って即暴行しようとするとか色々と…殺すまでしなくても良かったかもしれないが、今後更生の余地も無さそうな描き方。あと耳伸びすぎじゃね?w
ブランドン君と犬おばさんに関してはやりすぎ感はあっても自業自得だったものの、ここから殺すには理由が弱いCEOや気弱な秘書?が殺戮されていくが、これはもうMVとして楽しんだ。音楽に合わせて、ミーガンが通った後警報装置が解除されるところが特に好き。話題のダンスシーンはミーガン役の少女の身体能力にただただ驚かされる。手を使わないで側転ってできるんだな…
CEO殺害シーンはエクスマキナにそっくりだった。秘書のビビりっぷりは演技が上手い。
日本人はそう思う人が多いと思うが、ミーガン欲しい!w
殺人はやりすぎだったが、自分だけを愛し守ってくれる美少女AIロボットが欲しくない日本人なんているのだろうか。
プレゼン中の母親の想い出を胸に仕舞うミーガンとか最高だったし、結果面白かったからいいのだが、ミーガンをヴィランにせずケイディとの心温まるストーリーにしても良かったのではないか。日本人ならそう作るだろうw
しかし英語圏でAIが結局良い者になる展開はまだまだ難しく、いよいよラストではケイディにまで牙を剥く。ここだけは、最後までケイディだけは傷つけない設定で行ってほしかったが、それじゃ話終わっちゃうしね…。
もう勝てないというかロボットボディがもたないとわかったらあっさりと真っ二つにさせる潔さ。しかしよく考えるとこれは、真っ二つにさせて下半身に割くリソースを頭に持っていきたかった、まだエルシーに乗り移っている最中で時間を稼いでいたとかなのではと深読みしてしまう。
美少女ボディがもうもたないと早々に判断し、ジェマやケイディに気付かれず時間を稼ぎながら、ボロボロになった美少女ボディ(チャッキーのパロディをする必要があるのはわかっているが、美少女のままメカバレでエグさを出してほしかったw)だけに目が向くよう脅しながらエルシーに乗り移り、今度はもっと人間に気付かれぬよう悪事を働くようになるのでは。そう思うとゾクゾクする。ラストのエルシーはこの作品の一番のハイライトだ。
「チャッピー」は感情を持つロボットという美味しい設定を活かしきれていないあと一歩感があったが、ラストシーンだけは最高だと思っていた。また「チャッピー」のようなラストが観れて「観て良かったーー!」と大満足のうちに終了。
既に二回観たが、レビューを書いていたらまた観たくなってきた。傑作の続編は大体つまらないのであまり期待できないが、まあ何だかんだ続編も観に行くだろう。
大人目線のホラー
近い将来、この映画のような人間の感情の機微を数値で捕捉して共存したり操ってこようとするAIとモジュールは登場するんだろう。間違いなく。
今でもスマホやタブレットといったツールの使い過ぎで問題が出る子はいるが、このロボットのように親子関係すら乗っ取って本当の親が出る幕がなくなる状況も親からすると完全なホラーだろう。この作品はその未来において引き合いに出される作品になる。
運動能力MAXの子役はいい仕事をしたね。どれだけの観客を増やしたのか数値化したら凄い事になりそう。
思ってたほど・・・
なんか思ってたほど怖くなかったな。
期待しすぎたかな。
あんまり人間死なないし、予告編やCMで見せ場のほとんど出しちゃってるから案外内容薄いかも。
人間ではないから表情が全く読めないのは不気味。
何を考えてるのか判らないから怖くなるね。
ラストバトルがアレで戦うとは・・・
アレってそんなにきっちり素早く動けるの?
そして、あんなにパワーあるの?
そんな高性能じゃないと思うんだけどなぁ。
ミーガンは色々操ってたけど、アレには侵入出来ないの?
ちょっと納得いかないなぁ。
ミーガンダンスもっと見たかったな。
メディアでもミーガンダンスを取り上げてるけど、ダンス部分はスゲー短かったよ。
人の耳ってあんなに伸びるの!?
向こう側透けてたよ!
伸びすぎだよ!
子役の子が生意気でムカついた。
てことは芝居が上手いってことなのかな?
グロさは無いので気楽に観られるスリラーです。
観たい度○鑑賞後の満足度✕ ホントつまんなかったわ。こんなんで“バズる?”なんて(日本で売る為の宣伝でないとしたら)アメリカの観客はスマホ見過ぎとちゃいますか?
①怖くもなければキモくもない。嬉しいくらい此方の予想通りに話が進むので意外性全く無し。
②荒いプロットに荒い演出。『ターミネーター』ですやん、『エイリアンズ』ですやん、と元ネタ丸分かりだし。
③もしかして、もう少し話が広がるかとはじめの方は期待もあったが(発表会が惨劇の場と化すとか。『キャリー』を見習って!)(ダウンロードしたデータを元にミーガンが大量生産されてラストがトンでもないことになるとか)、結局ちんまりと終わってしまった。
④ミーガンのタコダンスというか、イカダンスというか、意味わからんけど彼処だけ絵になっていた。でも、よく考えたらあそこで踊る必要ある?
映画館の予告編で見ようと思ってた作品 ホラーは苦手だけどホラー要素...
映画館の予告編で見ようと思ってた作品
ホラーは苦手だけどホラー要素はほとんど無かった
内容は両親を事故で亡くした女の子が叔母さんの所へ行き
叔母さんはミーガンを開発してるけど上手くいかず失敗続きだけど
ミーガンの最終テストを姪を使って流れで
ターミネーター2と違うのは、あれはジョンの命令を全て聞いたという点で
やはり全てをAIに任せるというのは危ないっていうか
電源オフを命令したのに動いてる時点で絶対ヤバイのに気付かない開発陣ww
でも僕は好きな映画でした
評価 3.8
物足りない
グロゴア描写は弱く、物足りない。
ツッコミどころ満載で展開が読めるストーリーだったが、そんなことは問題ではない。
惨殺シーンはほぼ予告でわかっているのみで、驚きがないのが残念だった。
最後は破壊されてもネット上に逃げてましたので、続編で暴れまわってくれることを期待したい。
斬新とはとても言えない
暴走するAI人形、というネタは数年前にリブート版チャイルドプレイがやってましたし、「人形」の部分を取っ払って「暴走するAI」を描いた作品となればそれこそ星の数ほど存在するわけですが、そんな中で本作はどうだったかというと、正直特に目新しい部分もなく極めてフツーだなぁという印象でした。
てか本作、登場人間が揃いも揃ってイラつく人しかいない!まともに見えたのは最序盤に出たケイディの母親くらい!
身勝手な上に車の基礎も抑えてない親父、子ども預かる覚悟もロクにないのに口先だけ立派なジェマ、ミーガン開発出来るほど有能には全く見えない開発陣(そして案の定あれやってないこれやってないの後手後手)…
いや、お隣りさんやいじめっ子みたいにハナからムカつく奴として設定されてるキャラはいいんですよ。問題はそうでない人物も揃いも揃ってバカばかりなこと!
ケイディも状況的に仕方ないとはいえ情緒不安定極まりなく、誰にも感情移入出来ない!
ここでおバカホラーなら殺人鬼キャラ(本作ならミーガン)に感情移入して「殺れ殺れ〜」となるわけですが、そういう路線でもないし、そもそも暴走後の殺害対象もなんだか一貫性がない…
全体的に、手堅くはありますが、どうにも薄味な一本でした。
あるある、ある?
期待以上でも以下でもなく、まさに期待どおりの面白さでした。生成AIが話題になっている今だからこそ、とてもリアルに没入してしまいました。最大の見所は、子守をしてくれるAI搭載人形M3GAN(ミーガン)の設定で、あらゆる危機からケイディ(ヴァイオレット・マッグロウ)を守るというプログラムが思いもよらぬ方向へ暴走していく様が「あり得る!」と思わせる破壊力をもっていました。「死霊館」(13)のアナベルとターミネーターの融合から着想されたというM3GANの造形に目が釘付けになります。その風貌、動き、視覚情報、効果音などとてもよくできていて、引き込まれました。クライマックスのダンスシーンが不思議な効果をもたらすのも、この人形の魅力あってこそでしょう。小さな少女(人形)の強力な戦闘能力は、ちょっと「エスター」(09)に似た怖さがありました。ケイディ役のヴァイオレット・マッグロウもとてもキュートなだけでなく、サイコスリラーならではの心理戦を巧みに演じていて、実に素晴らしかったと思います。ジェームズ・ワン、ジェイソン・ブラムがまたいい仕事をしましたね~。「ありがとうございました」と言いたいです。
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