「期待したほどでは無かった……かも。」M3GAN ミーガン syuntokiさんの映画レビュー(感想・評価)
期待したほどでは無かった……かも。
予告編で観た内容を上回る展開があるはず! と思って観ると、がっかりします。なぜなら、予告編で見られる内容が、ほぼ盛り上がりのすべてだから^^; 前半、ミーガンとペアリングにある子どもがヒステリックすぎて、結構、うんざりします。観終わると、「あぁ、なるほどね。伝えたかったことは、こういうことね」と納得しました。子どもとオモチャ(インターネットとか、ゲームとか、いわゆるデバイスの向こう側にある世界)との関係性が、依存になってしまう危険性をはらんでいることとか、人間性や社会性というものが、人が成長する過程には必要であることとか。ミーガンが優秀なプロトタイプであることはものすごく良く分かるのだけれど、安易に殺人に走りすぎだし、製作者(ジェマ)のキャラ設定がひどすぎて、あんな優秀なAI人形を作成できたとは思えなくて展開にのめり込んでの鑑賞はできなかったかな。
話題になっていたミーガンのキモカワダンスに続くシーン、あそこで社長とか社員とか殺す必要あったのかなぁ。流れがまるで理解できないのだけれど。まぁ、映画の発端が「殺人人形」からだと考えれば、殺人シーンを増やすことに製作陣は違和感はなかったのでしょう。
個人的には、仮想の玩具メーカー(Funki社)が雰囲気があって良いなぁと思ったのですが、印象的なシーンはオークランド工科大学でのロケだったみたいですね。
あと、ミーガンの原型ともなるAIロボット「ブルース」が、実は大活躍します。
続編も出るようですが、「ブルース」を登場させてほしい。実は一番のお気に入り(笑)。