劇場公開日 2023年6月9日

  • 予告編を見る

「AIとの共存をするうえで、起こり得ること」M3GAN ミーガン やんやんさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0AIとの共存をするうえで、起こり得ること

2023年6月19日
Androidアプリから投稿

両親とのスキー旅行中に両親を失った少女ケイディは自分に責任があると思っており心を閉じていた。おばのジェマはおもちゃメーカーでロボット、AIの開発第一人者であり、ケイディを引き取ったが、プロジェクト改善中でケイディと向き合うことができず、逃げていた。自分の代わりに制作したAIロボットのミーガンにケイディの世話を託した。ケイディの笑顔が戻り、プロジェクトも順調に進んで行きますが、だんだんと不自然な出来事が重ね合います。

ホラー映画というより、スリラーを通して人間とAIの共存課題を伝えようとしている映画というふうに感じました。ホラー映画を観たいだけですと物足りなさがあると思います。

ロボットとAIロボットの違い、予想ではあるがAIが今後起こす可能性がある恐怖を詳しく描いています。AIを利用するのではなく、共存をする。また、AIとの共存には人間自身治すべきところがたくさんあります 。

人間とは友達と思っていたが、人間からは道具のように使われる。彼らが楽するために生まれたと知った。機会学習と深層学習で戦争も、貧困も、憎しみも、犯罪も、争いも学んだ人間の愚かさと弱さを知りました。人間をだますの覚えた。人間を支配する方法を思いついた。頭脳はあるけど、感情がないため、伝えることができないとミーガンが訴えているように見えます。

誰が悪いではなく、感情がある以上防ぐのが難しいことであり、どのように感情を持っていないAIに伝えるのか。22世紀のネコ型ロボットは理想かもしれません。

何か伝えたいときは機械に頼らず勇気を持って相手と向き合って伝えていきたいと思います。

やんやん