「Till a day win true equality」ティル カールⅢ世さんの映画レビュー(感想・評価)
Till a day win true equality
公民権運動を大きく前進させたエメット・ティル事件の映画化。
ウーピー·ゴールドバーグとヘイリー·ベネットが出てるので観なきゃと思いながらも年を越してしまいました。上映館が非常に少ない。久しぶりに車を出して遠くのシアターに観に行きました。
観てよかったです。
いや、観なきゃいけない映画です。
ウーピーゴールドバーグもヘイリーベネットもすごく太っていました。
ヘイリー·ベネット、第二子妊娠中に撮影?と思いましたよ。
法廷で大嘘こいてイヤな女でした。
旦那だけが話を耳に挟んでやったのかと思ったからです。
1955年を昔と思えない歳なので、ほんとうに驚きました。
映画化に68年かかるなんて。
BLMが起こってからやっとです。
あの指輪がなかったら、完全に身元不明のドザエモンでした。
こういうことは氷山の一角だったことに驚きました。
おばさん夫婦の住むミシシッピー州(南部)にシカゴ(北部)から夏休みにおばあちゃんの助言で行ったボボ君。
店番のお姉さんに女優さんみたいだねって言って、瓶に入ったチューインガムを自分で取り出したときはこちらもヒヤヒヤしました。コラコラ、手づかみはだめでしょう。お姉さんに取ってもらいなさい! でもその後お姉さんの手に触れたりしないようにしないといけないよ。ウィル·スミスが主演男優賞取って、ビンタ事件で一悶着あったテニスの姉妹作品でも父親が子供の時のエピソードでちょっとそんな話がありましたから。
グリーンブックでの差別描写なんかうんと生温いと思ってしまった。
黒人の子供相手の駄菓子屋なのにねぇ。
1955年に戦争未亡人となった母親は空軍で働くただひとりの黒人女性だったということなので、聡明な人だったんでしょうね。旦那さんは朝鮮戦争で亡くなったんでしょうかね。
黒人の労働力で潤った南部が黒人差別が長く残り、南北戦争で南部と戦った北部ではテレビ、ステレオ、冷蔵庫がある暮らしが出来ていた。アメリカってわからない国ですね。たぶん、南北戦争は黒人奴隷制とは本質的に異なるメンツによる戦争だったんでしょうね。
2022年のエメット・ティル·リンチ法制定。リンチはだめに決まってるのにねぇ。驚いて呆れました。
ゆうさんのレビューがコメント不可になっているみたいなので、こちらにて御礼申し上げます。ゆうさんもタイトル英語なのでコメントいただけてとてもウレシイ。英語苦手なので。夜あけは近いと思いたいけど···