「思い込みか洗脳か」[窓]MADO Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
思い込みか洗脳か
クリックして本文を読む
横浜副流煙裁判に至る出来事を、主に被害を訴えた側の家族=江井家の夫視点でみせていく話。
煙草の煙のせいで体調を崩して苦しむ娘を守る為、団地の同棟に住む唯一の喫煙者がいる備井家と対話するところから始まり、出来事を書き記して行く主人公だけど…娘も嫁も含め、思い込みが激しいし、情報に踊らされ易い人たちなんですかね。
そのリアクションはチャーチルスタイルのマティーニみたいなもので最早コメディですねw
実際に提訴された家庭=備井家の息子が監督、脚本とのことで、江井家の中のことはフィクションも多いのだろうし、内容ににしても結構気を遣っている感じではあるけれど。
自分はこの裁判と結論は知っていてたのだけれど、知らないで観たらかなり印象は違うのだろうね。あ、あとファシストの人も。
特に裁判で争うところをみせる訳でもないし、結果を先に示して、フリはあったけれどその理由は後でまとめて独り言で語らせるし、反訴のことも触れないし、上げて落としてもないから、映画としてはもの足りなかった。
もっとふざけちゃえば良いのに。
コメントする