「こんな夜更けに死体かよ」ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー 唐揚げさんの映画レビュー(感想・評価)
こんな夜更けに死体かよ
ちさととまひろは相変わらずお金に困りながらも2人でのんびりと暮らしていた。
そんなある日、一度行っただけのジムの会費が相当額貯まっていることが判明し、大急ぎで2人が支払いをしに行くと銀行強盗に遭遇してしまう。
華麗に強盗を退治した2人だったが、犯人と間違えられ謹慎処分となってしまう。
一方、殺し屋教会のアルバイトゆうりとまことは、そんな2人を殺して空いた枠を奪って正規の殺し屋になろうと画策する。
ゆるふわ殺し屋コンビの死闘が今再び開幕する。
ベイビーわるきゅーれ待望の続編。
ベビわるも遂にシネコンで上映されるまでになった。
最寄りの映画館でもやってたけど、やっぱりせっかくなら聖地で観たかったので、シネマ・ロサで鑑賞。
1作目の記憶がだいぶ消えているので、完全な比較はできないけれど、続編として大成功だと思う。
今回は(アクションも多いけど)アクションよりも日常にフォーカスされている感じがして、ちさまひファンにはたまらないてぇてぇシーンがレベルアップ。
前作と比べれば色々言いたいことがないわけではないけれど、変に強敵が現れるでもなく、変にちさととまひろのコンビが変わるでもなく、ちょうどいい程度に安定の面白さを提供してくれた。
それでいてしっかり笑いとシリアスを使い分けながら一本撮り切ってるのはもう流石。
思い切り笑えてちょっと泣けて、呑気にずっと続けて欲しいこのシリーズ。
今回はメタ的な笑いが結構目立っていた。
某花束映画に始まる、菅田将暉推しの渡辺哲さん。
ビジュ爆発、メゾン・マルジェラ。
じゃあ結婚しようよ‼︎
カイジ 麻雀編。
宮内さんと田坂さんのギャルピース。ぎゃるぅ。
キャラクターもやはり良い!
特に今回は宮内さん推し。
ついこの前に山梨の校舎の取り壊しが決まった高校を卒業したあの子が、田坂さんの後継者ですからね。
図書室しか居場所なかった子がギャルになって死体処理しようとしてますからね。
後は濱田龍臣が可愛かった。
丞威との名コンビ。信念持ってがむしゃらに殺しをしてる姿がなんか憎めなかった。最後の晩餐はちゅーるだし。
R.I.P.
前作の衝撃と勢いが凄かっただけに、人によってだいぶ満足度も変わってくるとは思う。
ただどんな形であれ、このシリーズはまだもう少し続けて欲しいかな。
良い奴も悪い奴もなんか憎めなくてただただ尊いんだけど、油断してると結構残酷な展開になったりするから阪元作品はやめられない。
田坂さんもうダメだと思ったけどプリンで持ち堪えてくれたし、宮内さんのマシンガンもまだまだ見たいし、もちろんちさととまひろの活躍も期待したい。
唯一今回残念だったのはエンディングで2人の曲が聴けなかったことくらいかな。
また1作目復習せねば。