「映画「マッチング」は結末の読めない殺人劇だった」マッチング 稲浦悠馬 いなうらゆうまさんの映画レビュー(感想・評価)
映画「マッチング」は結末の読めない殺人劇だった
殺人、殺人、また殺人
開始早々、残虐な殺人がおこなわれる。
よく映画の概要をあまりチェックせず観に行ってしまう自分は、怖い系の映画だと分かってちょっと後悔した、
その後も目を開けてみてられないようなシーンが繰り返されるのだ。
物語
とあるマッチングアプリで出会って成婚したカップルが、何者かによって次々に殺されて行く。
幸せの絶頂からどん底へと。
主人公は結婚式場で働いているのだが、彼女が担当したカップルが被害者
営業妨害
登場するマッチングアプリは実在するとあるマッチングアプリに酷似している。
物語中では事件のせいでアプリの新規登録者数が激減し、運営会社は危機に立たされるわけだが、まさにこの映画自体がマッチングアプリ業界を危機に立たせようとしていないだろうか。
いくらフィクションとは言え営業妨害ではないかと心配になった。まあ、大丈夫だろうけど。
ストーカー
GLAYのTERUが暗くなったみたいな男が出てきて、主人公のストーカになる。
世間でよくある「アプリで会ってみたら全然思っていたのと違った」が別の形で再現されていた。
驚きはなく予想できる?
劇中では観客が「ちゃんと」結末を予想できるように、丁寧なヒントが散りばめられているため、特に展開に驚きはない…と思いきや。
主人公が不幸すぎる
不運の星の下に生まれてきたのではないかと思うぐらいに悲劇が起こり続ける。
はじめてアプリで会った男がストーカーになる
自分が結婚式を担当したカップルが殺され続ける
実の父親が…
唯一頼りにしていた男が…
母が…
義理の兄弟が…
まさに踏んだり蹴ったり。不幸のレベルがやばくて可哀想だった。
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