「見たくない姿、でもそれは自分も同じだから。」零落 本まぐろトロ子さんの映画レビュー(感想・評価)
見たくない姿、でもそれは自分も同じだから。
イライラを周囲にぶつけて鬱屈した主人公を2時間見るのがある意味苦行。
ただクリエイターとして才能を持つが故の苦しみやもがきは肯定したい。
もっとスピーディーな展開の話だと思っていたので期待外れ。
途中田舎に行ってようやく主人公が日光を浴びてるシーン以外はほとんどが暗い場所。
敢えてなのはわかるけどそんなんじゃいいことなんて生まれないよ。
海辺のシーンだけやたらカットにこだわってたのが謎だったり、変に戯曲的な台詞回しだったり、最後のサイン会で元アシスタント♂との対峙が見たかったのになかったり。
自分にとっては不完全燃焼な作品だった。
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