「炎上する腋」炎上する君 uzさんの映画レビュー(感想・評価)
炎上する腋
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発声や台詞回し、動きやリアリティラインまで、舞台劇のような作品だった。
燃えてて熱くないのかとか、服は燃えないのかとか、そういうのも考えるべきじゃないらしい。
まさか「炎上」が物理的なものだとは…笑
正直、あのワケの分からない踊りに人が集まるとは思えない。
最初の生え具合では腋毛には気付かないだろうし、写真を売られたり性的に見られるようになるのも理解できない。
そういう偏見を否定する作品のようにも思うが、性嗜好に対してはハッキリ嫌悪感が描かれていた。
梨田の言った「消費されたくない」というところが主題だろうか。
芸人の男性への過剰な“外見イジリ”はあったが、やはり「女性への抑圧」への偏りが強かったように思う。
もっと広義の抑圧と自己開放なら違ったかもしれないが、それ故か男の自分にはイマイチ刺さらなかった。
42分と短いこともあり、物語というよりメッセージを投げつけているような印象。
解決策の提示や登場人物への救いを描くわけでもなく、コメディ風社会風刺として見るには中途半端だった。
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