「ダンシング」炎上する君 ブレミンさんの映画レビュー(感想・評価)
ダンシング
本来観る予定だった作品に間に合わなかったのですが、良い具合の時間帯にこの作品があり、上映時間も短かったので鑑賞。あらすじを見る感じ、あまりハマらないかな…と思いましたが、要所要所で共感できる部分がありました。
女性蔑視やルッキズムなどが強く押し出され、それに対しての不満をなんらかの形で曝け出す人たちの話がメインで展開されます。42分と短いので、それらの内容ギュギュッと詰め込まれていました。
日頃の鬱憤を晴らすために、高円寺の路上で脇毛を晒して踊るというシーン、何かからの解放という点では目立っていたシーンだと思うんですが、まぁ絵面的に綺麗なものではないですし、怒りの発散方法で自分の脇を晒すというのはあまりにも恥ずかしくないか…?そしてそれに興奮するファンたちの性的嗜好だいぶねじ曲がってないか…?と疑問に思うシーンが多くありました。その脇で抜く奴もいるみたいで、日本だけでもフェチは幅広いなーと思いました。
後半は足元が炎上する男を捜索する場面に移りますが、歩きすぎて足元が燃えているという突然のファンタジーに呆気を取られましたが、なんて事ない悩みもその人にとっては大きなものというメッセージが伝わってきました。
強く共感できた部分としては、「なぜ我々は脇毛を剃らなければならないのか」という場面で、見えない部分とはいえど気になるという点には頭をブンブン振って共感しました。
このくらいの中編映画はかなり珍しいと思うので、気になる方は興味本位で観に行ってみるのも良いのかなと思いました。
鑑賞日 8/7
鑑賞時間 11:05〜11:55
座席 C-5
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