「点数(3.5)はややおまけかな」クリード 過去の逆襲 TWDeraさんの映画レビュー(感想・評価)
点数(3.5)はややおまけかな
マイケル・B・ジョーダン、今までも自身の出演作について製作まで携わっている作品も多くありますが、今作ではライアン・クーグラーから監督を引き継ぎ、いよいよ「監督デビュー作」となりました。いろいろと工夫が見られましたし、全体的にも巧くまとまっていて、それなりに楽しめました。が、、
アドニス(マイケル・B・ジョーダン)、親にもなり、盤石の地位まで上り詰め、財産だけでなく名声をも得ており、すっかりセレブリティな存在で「ハングリー」とは程遠い存在になっています。そんな彼がリングに立つ理由は、自分の蒔いた種の回収。なんなら、巻き込まれた前チャンピオンと挑戦者だった二人は健気にアドニスに寄り添っていて、もはやボクシングにハングリーを語ること自体が時代遅れなのか?
観ていて今一つ、気持ちの盛り上がりはありません。いやいや、「前2作は何なら泣けたけどな」と思いつつも、もしかしたら私はロッキーに泣いていたのかもしれない。だとしたら、今作に足りないのはロッキーだったのか?勿論、そんなことはないと思いますが、、、
作品としてきちんと「ロッキーサーガ」にはなっているように思いますが、少々綺麗にまとまりすぎなのかもしれません。なので、点数(3.5)はややおまけかな。初監督作として及第点だと思いますけど、この調子だと噂の「4」についてやや心配なのも否めません。とは言え、確かに今作がシリーズの最終章という感じもしなかったし、だとしたら今作は「つなぎ」なわけですから(私を)泣かせるストーリーに仕上げる必要はないことも解ります。(どの立場なんだか)
と言うことで、書くことも思い浮かばなくなってきたので、本編とは別の部分について付け加えですが、
本作が始まる前に製作のマイケル・B・ジョーダンからのコメントとして「エンドクレジット後に~」と注釈が入ります。もうこういうパターンは皆さん慣れてますから・・・あ、あれあれれ、無視して帰っていく人多いな。忘れちゃったの?これからなんかあるらしいよ。あ、ほら始まった・・・、、、何なら、その途中で帰っていく人も続きます。私は最後まで観ましたけど、「ロッキーサーガ」、ファンはそういう形でも続くことを臨んでるのだろうか?私個人的には全く興味なく、まさに「蛇足」な感じがして危なく点数減らすところでしたが、ま、これは本編と別物ですからね。。