「マイケル・B・ジョーダンの演出✕ジョナサン・メジャースの熱演!」クリード 過去の逆襲 とぽとぽさんの映画レビュー(感想・評価)
マイケル・B・ジョーダンの演出✕ジョナサン・メジャースの熱演!
"ホーミー" 闘うべき相手は兄弟同然に育ったかつての友デイム、倒すべき敵は過去の自分…その拳で過去を断ち切れ!
どちらも出演作で確実に爪痕を残す名優対決!! 2人とも体スゴすぎ…。ただ、アドニスにはもうロッキーはいない、ただ一人。いや、愛する家族がいる。そう、これはロッキーサーガであるが、"ロッキーシリーズ"という後ろ盾なく初めてスタンドアローンして始動する第一作(とも取れる)。
ジョナサン・メジャースが他の作品で見るのとは違って、しっかりとくたびれた"ジジイ"に見えてくるオールドルーキー(シワ足してる?)。彼が作中初の公式戦に挑むまでの猫写のおかげで応援できそうにもなるし、その後掘り下げられていくことで"憎むべき悪"などでは決してなく共感できる複雑なキャラクターになっている。それもこれも紛れもなくジョナサン・メジャースの熱演あってこそ。
ドラマに重きを置いていて暗く少し芳ばしい。『ロッキー』での挑戦者、『4』での主人公以外で試合して〜の流れ、『ロッキー5』でのストリート(ファイト)感?これでいい、ロッキーの物語は前作できれいに終わったんだから。かつての不始末が今になって襲いかかってくる、後悔と対峙しなければならなくなる。イマジナリーワールドでの試合モンタージュ。
上映後に付いている特別映像について
己の拳で拓いた道=役者ひいては本クリード・シリーズで、自分の好きなもの=アニメを作るなんて夢があって素敵。だけど内容としては"ザ・"アニメとでも言うか、もろSF(とも言えない火星移住計画だが)。
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